ナチスのシンボル「かぎ十字」がクリスマス用包装紙のデザインに使われた!? ユダヤ人女性がクレームをつけて回収騒動の事態に!

ロケットニュース24 / 2014年12月16日 9時0分

ナチスのシンボル「かぎ十字」がクリスマス用包装紙のデザインに使われた!? ユダヤ人女性がクレームをつけて回収騒動の事態に!

クリスマスまで2週間を切り、プレゼント選びやクリスマスツリーの飾りつけなど、準備に忙しくなる時期である。

そんななか、クリスマス用の包装紙に使われたデザインが、ナチスのシンボル「鉤(かぎ)十字」に見えるとして、ユダヤ人女性がクレームをつける騒動が起きたというのだ。その結果、包装紙を製造していた企業が、商品を回収する事態に陥っていたことが明らかとなった。

・クリスマス用の包装紙にナチスの鉤十字が!?
米ロサンゼルスに在住する63歳のシェリル・シャピロさんは、“ハヌカ” のための包装紙を探しに、チェーン店「ウォールグリーン」を訪れた。ハヌカとは、ユダヤ暦で決められるユダヤ教の祝日で、8日間にわたって祝われる行事だ。基本的にユダヤ人はクリスマスではなくハヌカを祝うので、クリスマスツリーを飾ったりはしない。

そしてシェリルさんが店内で商品を見ていると、ある包装紙が目に留まったとのこと。それは、青と白色の幾何学模様がデザインとして用いられていたのだが、彼女には、“パターンの一部が、ナチスのシンボル「鉤(かぎ)十字」に見えた” というのだ。

・鉤十字はユダヤ人にとって忌まわしいシンボル
鉤十字は右まんじとも呼ばれ、ユダヤ人大虐殺を指揮したアドルフ・ヒトラー統治下のナチス・ドイツの国章として使用された。よってユダヤ人にとっては、忌まわしいシンボル以外の何物でもないのだ。欧米では、ナチスだけでなく人種差別主義やファシズム、反ユダヤを意味する記号としても見なされており、使用は御法度である。

ちなみに、日本の家紋や寺院の記号として使用される左まんじ “卍” は仏教で使われ、“創造と繁栄” を意味するとされている。

・どちらの色を基調とするかで見方が変わる!?
問題の包装紙だが、確かに見方によっては幾何学模様の右側には鉤十字が、左側には左まんじが見える。個人的な意見だが、青のラインと白のラインのどちらを基調にして見るかで、見え方が違うように思う。

・クレームを受けて包装紙を回収する事態に
そんな鉤十字を目にしてギョっとしたシェリルさんは、すぐに包装紙のデザインについて、店のマネージャーにクレームをつけた。すると驚いたマネージャーが、ただちに商品を店舗から取り除くことを約束したそうだ。

・製造元のホールマーク社が謝罪
さらに包装紙を製造したホールマーク社も、全米すべての店舗から商品を回収して、二度と同じデザインを使用しないと発表。故意ではなかったとしながらも、「デザインを見落として、消費者の気分を害したことについて深くお詫びします」と謝罪している。

クレームをつけたシェリルさんは、ウォールグリーンとホールマーク社の対応の早さに驚いたと語っている。アメリカは人種のるつぼだけに、宗教や人種については特に大きな問題となりやすい。それだけに、企業も迅速な対応が求められたのではないだろうか。

参照元:YouTubeNBC4 NewsLos Angeles Daily NewsHolocaust Encyclopedia(英語)
執筆:Nekolas
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