乱交イベントでクラスター発生、41人感染確認 米ルイジアナ州
Rolling Stone Japan / 2020年12月4日 6時45分
コロナウイルスの影響でアメリカの性産業は大打撃を受けた。その一方、 SNSを利用したストリップクラブ、Zoomを使った自慰サークルなど、デジタルの領域でクリエイティブな進化を遂げた。
だが当然のことながら、人との肌のふれあいをオンラインで成立させるのは難しく、現在アメリカで感染者数が再び増加しているにもかかわらず、たとえ代償を払うことになっても、何らかの形でリアルな性生活に戻りたいと必死な人々もいる。
乱交イベント「Naughty NAwlins」の主催者ボブ・ハナフォードさん(54歳)は、最近身をもってこのことを学んだ。「1998年以来、全米でもっとも人気のライフスタイルと乱交のコンベンション」と宣伝されたこのイベントは、11月にルイジアナ州ニューオーリンズで開催された。その結果、参加者41人がCOVID-19検査で陽性判定を受けたと自身のブログに投稿した。陽性率は約13%だったという。
「もしあの時こうなることがわかっていたら、イベントは開きませんでした」とハナフォードさんはブロクに書いた。「とても心苦しいです。全員が100%回復するまで、私の胸に重くのしかかるでしょう」
ハナフォードさん曰く、開催については何カ月も熟考を重ねたそうだ。このコンベンションは例年2000人以上が参加するという。当初は7月に開催を予定していたが、11月はニューオーリンズの感染件数が比較的低く、経済再開も第3段階に入っていたことから(その後、ここ最近の感染者の急増により再び第2段階に逆戻りした)、最終的に11月の開催に踏み切った。「開催できるのか、はたまた倫理的にどうなのか、とみな悩んでいました」と彼はブログに書いている。「私たちも開催までの数週間、何度も何度も自問しました」
コンベンション開催の決定はソーシャルメディアで批判を受けたものの、ハナフォードさんはウイルス専門学者と協力して、体温チェックやマスク着用義務など(飲食時を除く)各種対策を講じた。また、参加者には事前に検査を受けるよう強く奨励し、COVID-19の抗体がある人や検査で陰性だった人が識別できるよう、リストバンドで色分けしていたそうだ。「可能な限り安全なイベントにできたと思っています」。11月14日、彼はNola.comに対してこう述べた。
感染の原因は「油断が生じた」ため
こうした対策にも関わらず、イベント終了から数日後、ハナフォードさんは参加者の中に陽性患者が出たというメールを受け取った。陽性患者の大半は無症状または軽い症状だったが、少なくとも1人が病院に入院せざるを得なかったとブログには書かれている。感染の理由について、イベントの最後のほうで「油断が生じた」ためだと本人はいう。「ほとんど全員が、最初の2日間(水曜日・木曜日)は生真面目にルールを守っていたものの、金曜日には少し気が緩んでしまったと言いました。『今日で最後だから、まあいいか』と、最終日に対策を怠ったと多くの人が認めています。おそらくそれが原因で陽性になってしまったのでしょう」(ハナフォードさんにコメント取材を依頼したが、返答は得られなかった)
ブログの中でハナフォードさんは、COVID-19が風俗クラブに甚大な経済的損害をもたらしていることについても触れている。「2021年を迎えられないクラブがたくさんあります」。ブログには、パンデミック中に「皆がちゃんと情報を得たうえで決断を下せるよう」、こうしたイベント開催に伴う危険についてオープンな議論をしていきたい、と書かれていた。
【関連記事】Zoom会議中に下半身露出でマスターベーション、停職処分の米作家は「不運」なのか?
【関連記事】隔離中の変態たちに残された唯一の選択肢、バーチャル乱行パーティとは?
from Rolling Stone US
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「あ~」喉の奥を撮影し AIでインフルエンザ検査 対象年齢は6歳以上 綿棒を使わないため苦痛少なく待ち時間の短縮に
CBCテレビ / 2025年1月20日 18時18分
-
猛威振るう“インフルエンザ” 石川県内も感染者2倍に “必要な対策”とは…
テレ金NEWS NNN / 2025年1月15日 18時33分
-
北海道でもインフルエンザ感染拡大中 1つの医療機関あたりの平均患者数は札幌市で76.26人 道内の保健所30か所中25か所で警報基準超え 新型コロナも同時流行の兆し
北海道放送 / 2025年1月9日 19時41分
-
中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月6日 16時2分
-
◼️5人に1人がクラミジアに感染。梅毒は〇〇人に1人!?横浜・渋谷・名古屋の性感染症内科ペアライフクリニックが【10,000人以上】の来院者データをもとに陽性率の高い性感染症を解説。
PR TIMES / 2024年12月25日 13時40分
ランキング
-
1ワークマンのガシガシ洗える「980円長袖Tシャツ」が便利 暖房で汗をかいても快適さをキープ
Fav-Log by ITmedia / 2025年1月22日 8時35分
-
2サイゼリヤには“ない”けど、ガストには“ある”ものとは。吉野家、ココイチをも凌駕…ガストが“使える店”に進化を遂げていた
日刊SPA! / 2025年1月21日 15時53分
-
3優先席に荷物を置いて大騒ぎする“中国人観光客”。注意した高校生に5人がかりで罵声を浴びせ…助けに入った“意外な人物”
日刊SPA! / 2025年1月22日 8時51分
-
4ファミマ、いつの間にか「ファン急拡大」の背景 アパレルが話題も、食品にも消費者目線が通底
東洋経済オンライン / 2025年1月22日 8時40分
-
5ダイソーの茶わん蒸し器が買い。レンジで簡単、プルンプルンで感動です:1月に読みたい記事
女子SPA! / 2025年1月22日 8時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください