1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 音楽

BLACKPINKが語る、初のオンラインライブ「生ライブでは考えられないステージを実現します」

Rolling Stone Japan / 2021年1月31日 13時15分

1月31日に初のオンラインライブ「THE SHOW」を開催するBLACKPINK(YG Entertainment*)

韓国の人気ガールズグループ・BLACKPINKが、本日1月31日(日本時間14時)にYouTubeで開催されるグループ初のオンラインライブ「THE SHOW」について語ってくれた。特別なダンスパフォーマンスと豪華なセットリストに加え、「生ライブでは考えられないステージ」が繰り広げられるという。

いまやBLACKPINKは飛ぶ鳥を落とす勢いの人気ガールズグループだ。そんなBLACKPINK旋風を理解できない人は、今週末にYouTubeで開催予定のトップレベルの完成度を謳うオンラインライブをチェックし、彼女たちの実力をその目で確かめてほしい。

2018年に米ユニバーサルミュージック・グループ(UMG)を代表するレーベル・Interscope Recordsと契約し、さらには韓国の芸能事務所・YGエンターテインメントと驚異的なグローバルパートナーシップを結んだBLACKPINK。彼女たちは、韓国出身の女性グループとして史上最高額のツアー興行収入を記録し、YouTubeで2番目にチャンネル登録者数の多いアーティストに成長した(1位はジャスティン・ビーバー)。”Blink”ことBLACKPINKファンは、彼女たちのパフォーマンスを観るとエネルギーが湧いてくると口を揃えて言う。華やかでスタイリッシュなダンスや衣装とともに繰り広げられるBLACKPINKのライブは、まさにエンターテインメントの手本だ。本来ならば、2020年のデビューアルバム『THE ALBUM』を携えた大々的なワールドツアーが行われる予定だったが、新型コロナの影響による進路変更にともない、1月31日のオンラインライブという形でイベント開催を決意した。

ビデオ通話アプリを使った本誌のオンラインインタビューでBLACKPINKのメンバーのジェニー、ジス、ロゼ、リサは、いくつものサプライズを企画していると語った。「秘密にしておきたいんです」と昨年12月にジェニーは言っていた。「私たちにとっても初めてのオンラインライブですから、オンラインというメリットを活かして、特にコレオグラフィーの点では、生ライブでは考えられないステージを実現し、”BLACKPINK”らしさを表現したいです」。さらに現地時間1月26日の朝には、米CBSの人気深夜番組『ザ・レイトx2ショーwithジェームズ・コーデン』に出演し、オンラインライブの一部を初公開すると発表した。

BLACKPINKのオンラインライブ・THE SHOWの開催が発表されたのは昨年12月だが、準備は8カ月前から行われていた。予定していたワールドツアーの延期が決まったと同時にライブストリーミングでの開催に向けて準備を開始したと、ジスは話す。「毎日リハーサルをしていて、(現場で)できるだけ多くの時間を過ごすようにしています」と、この規模のプロダクションには1カ月以上のリハーサル期間が必要であることを付け加えながらジェニーは言った。YGエンターテインメントは制作費や予想される視聴者数などの詳細は明かしていないものの、THE SHOWが同社の最優先かつ一大事業であることは間違いない。

>>関連記事:BLACKPINK、初の東京ドーム公演で見せた圧巻のスペクタクル

現時点では未定だが、セットリストは15〜20曲から構成される予定だ。「(セットリストは)しょっちゅう変わるんです」とリサは本誌に言った。「どのサウンドがしっくりくるかに応じて調整しています」。ジスは、セットリストに『THE ALBUM』の収録曲全8曲が含まれると明言した。『THE ALBUM』収録曲の中でどれを披露するのが一番楽しみかという質問に対し、メンバーにはそれぞれのお気に入りがあるとジェニーは話す。「でも個人的には、『Pretty Savage』を披露するのが楽しみです。大規模なプロダクションでやってみたいと思っていた曲のひとつですから」とジェニーは言う。さらにBLACKPINKは、本公演中にロゼがソロ曲の一部を初披露することも明言した。


星の数ほどあるストリーミングプラットフォームの中からBLACKPINKは迷うことなくYouTubeをパートナーに選んだ。その理由のひとつとして、YouTubeが膨大なインターネットトラフィックの扱いに慣れている点が挙げられる。「私たちには、数百万人規模の同時視聴を可能にするキャパシティがあると確信しています」と、YouTubeのアーティストリレーションズ部門のグローバル責任者を務めるヴィヴィアン・ルウィット氏は今年1月に行われた本誌の別インタビューでこのように述べている。YouTubeの音楽チームがチャンネルメンバーシップを通じてオンラインライブという形でアーティストとタッグを組むのは今回が初めてだが、同社はライブストリーミングという分野において豊富な実績を持っており、加えて昨年はライブオーディオとビジュアルのクオリティのアップグレードを実施し、チップという「視聴者ファンディング」機能も導入した。

これらに加え、BLACKPINKとYouTubeは何年も前から関係を築いてきた。家庭用スクリーンを想定したTHE SHOWはBLACKPINKにとっては初めてのオンライン限定ライブだが、YouTubeは絶賛された2019年のコーチェラ・フェスティバルのステージをニューヨークのタイムズスクエアで配信した実績を持つ(BLACKPINKはコーチェラの舞台に立った初のK-POPガールズグループ)。

「BLACKPINKはYouTubeをとても積極的に活用しています」とルウィット氏は話す。「私たちが新機能を発表すれば使ってくれますし、熱心に新機能を試してくれます。『プレミア公開』機能を発表したときも真っ先に導入しました。投稿者が動画を配信して視聴者をプレミア公開へ誘導できる『Live Redirect』機能を少し前に導入したときも、まだベータ版だったにもかかわらず、一番乗りで試してくれました」とルウィット氏は述べ、YouTubeとBLACKPINKがコロナ禍における”多面的アプローチ”を模索しはじめたと続けた。このアプローチの一環として、BLACKPINKは昨年9月に配信されたYouTubeのオリジナルミュージックシリーズ「RELEASED」の第1話に出演した。

>>関連記事:サマソニ現地レポ BLACKPINKの快進撃は続く、幕張を揺るがした無敵モード

BLACKPINKのYouTubeチャンネルの有料メンバーシップに加入することで視聴できるTHE SHOWは、ただの単発イベントではない。メンバーシップは購入日から2カ月間有効で、期間中に何らかのバックステージ映像やBLACKPINKがセレクトした追加コンテンツもアップロードするとYouTubeは言う。ルウィット氏はこれ以上の詳細は明かさなかったものの、この間にアンコール的なコンテンツに加えてインタビューやクイズ動画もアップロードされるかもしれない。

韓国で行われるTHE SHOWは、当初は昨年12月27日に開催される予定だった。新型コロナの感染拡大によって今年の1月に延期されたものの、これによってメンバーは1カ月多いリハーサル期間を得た。「延期によって、本来の日程であれば実現できなかったような特別なセットを加えることができました」と新年を迎えてから2週間が経った頃にメンバーはメールをくれた。「ライブが本当に待ち遠しいですし、ファンのみんなにとって最高のプレゼントになると信じています」。

コロナ禍という困難な状況にもかかわらず、BLACKPINKは世界中のファンの一体感のようなものに希望の兆しを見出した。「とてもスペシャルなイベントになるでしょう。世界中のBlinkのみんなが同じタイミングで私たちのライブを視聴してくれるのですから」とメンバー4人はコメントした。「物理的には別々の場所にいますが、それぞれのセットを通じて生まれる想いでつながっています。それも安全な環境で。私たちの近年のツアーをまだ観ていない人たちにとっても素晴らしい機会になると思います。緊張でドキドキしていますが、期待と興奮のほうが大きいですね」。

>>関連記事:BLACKPINK『THE ALBUM』を考察「世界最高のガールズグループが放つ自信作」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください