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真心ブラザーズ東名阪ツアー完遂 日本青年館で魅せた真心らしい一夜

Rolling Stone Japan / 2021年2月3日 12時0分

東名阪ツアーのファイナル公演「Cheer up!006」を開催した真心ブラザーズ(Photo by shibata eri)

真心ブラザーズが、2021年1月31日に東名阪ツアーのファイナル公演「Cheer up!006」を東京・日本青年館ホールにて開催した。

本公演は、客席は一席飛ばしでキャパの半分、入場時に手の消毒と検温、歓声NG、規制退場等の、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底した上での開催。Streaming+での生配信も行われた。ここでは、オフィシャルレポートを掲載する。

関連記事:真心ブラザーズが語る、デビュー32年目にして極めた自然体



YO-KINGと桜井秀俊に、ベース:岡部晴彦・ドラム:サンコンJr.(ウルフルズ)・キーボード:伊東ミキオのサポート・メンバー3人が加わった、5人編成のフォーメーション。真心と伊東ミキオは旧知の間柄だが、ライブに参加するのはこのツアーが初となる。

長年ライブでプレイされてきた、真心ブラザーズのスタンダード中のスタンダード、「拝啓、ジョン・レノン」で、ライブはスタート。2曲目は、2020年10月14日にリリースされたばかりのニュー・アルバム『Cheer』から「かっこいいだろ」が歌われる。曲終わりで湧き上がる大きな拍手に、YO-KING、「うれしいね。声援を拍手で補おうというその態度が、桜井の胸を打ってます」。以降、「妄想力」「緑に水」「サンセットハンター」など、『Cheer』の10曲のうち8曲が披露された。5曲目の「サンセットハンター」では、桜井、ギターを膝に置き、ペダルスチール・プレイを聴かせる。


Photo by shibata eri

8曲目「不良」の後のMCで、突然、「ジェスチャーしりとり」なるものが行われた。名古屋での公演が、飛沫防止のため、演者はステージの前まで出る時はしゃべってはいけないルールだったので、そこで全員で「ジェスチャーしりとり」をやってみたら、YO-KING曰く「40年一度も笑ってない人も笑ったくらい」大ウケした、でも大阪ではおそろしいくらいドン引きされた、とのこと。というわけで東京でも決行。結果は、ややウケ、くらいであった。

9曲目は「アルバムではYO-KINGが歌っていますけど」と、桜井が「光る人」(『FLOW ON THE CLOUD』2017年)でリード・ボーカルを取る。12曲目「人間はもう終わりだ!」で、経年劣化どころかどんどんすごくなるボーカルを存分に聴かせたYO-KING、歌い終えて「今日もいい声してたわあ、俺」と自画自賛。桜井は、「今年も大変そうですが、なんとかお付き合いください」と、ここで改めて新年の挨拶をした。

「パッチワーク」に続いて「炎」が始まると、ステージ後方の、『Cheer』のジャケットのチア子さん(タナカカツキ画)のバックドロップが上がり、お立ち台の上に「炎」のMVに出演したキッズ・ダンサー、実紗・莉音・海優の3人が登場。ステージを縦横無尽に移動しながら、MV以上にキレキレのダンスを見せる。YO-KING、3人がそばに来るたびに、一緒に踊ろうとするも、たちどころに付いていけなくなり、歌いながら照れ笑い。


Photo by shibata eri

「ENDLESS SUMMER NUDE」「JUMP」と、長年ライブのハイライトを担い続ける2曲で本編は終了。アンコールで再登場、1999年のアルバム『GOOD TIMES』から「突風」をプレイしたあと、桜井が2月20日(土)の中野サンプラザを告知する。年一回、中野サンプラザで、MBsと共に10人編成で行うのが恒例になっているこのライブ、今回は昨年の振替公演なので、昨年のままの「はしゃぎすぎてる春の大人さ2020」というタイトルである。当初は1日2公演で開催する予定だったが、二度目の緊急事態宣言を受け、19:30開演で組まれていた2回目のステージは見合わせ、1回だけの公演になった。

「このタイトルを付けた頃には、まさかこんな世の中になるとは……のんきな時代に生きてたんだな」と、桜井。それをYO-KINGが、「でも、はしゃぐのは自由だから、いいんじゃないですか?」と受ける。
 
そして、最後に演奏されたのは、2006年のアルバム『FINE』から、「Rolling」だった。1F席も2F席も、身体を揺らしたり、腕を振り上げたり、ハンドクラップをしたり、思い思いのアクションで、ステージにエネルギーを投げ返した。

なお、このライブのStreaming+の配信は、2021年2月6日(土)23:59まで、アーカイブでの視聴が可能。

文:兵庫慎司


<ライブ情報>

真心ブラザーズ
「Cheer up!006」

アーカイブ配信:2021年2月6日(土)23:59まで
視聴料:視聴券 3500円(税込)
オマケ付視聴券:4000円(税込)
※ツアー3公演のライブ&オフショット写真をデジタルフォトにてプレゼント!
視聴券販売期間:2021年2月6日(土)21:00まで
受付URL:https://eplus.jp/magokorobros-s/

ライブ「はしゃぎすぎてる春の大人さ 2020」

2021年2月20日(土)中野サンプラザ
時間:15:15開場/16:00開演
チケット料金:前売り 指定席 6500円(税込/未就学児童入場不可)
※お一人様2枚まで。当日500円up

真心ブラザーズオフィシャルHP:http://www.magokorobros.com/

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