中尾憲太郎、トクマル、ノベンバ吉木、イノウcpによる「幻の前進バンド」奇跡の復刻

Rolling Stone Japan / 2021年3月10日 21時0分

DEBASER（Photo by 鳥居洋介）

THE NOVEMBERSのドラマー吉木諒祐、フォトグラファーの古溪一道、レコード制作業務を行っている石橋はじめによって2020年7月に立ち上げられた「debaser」。オリジナル商品はリリースされる度に即完売。一部界隈から熱烈な支持を集めてきた同ウェブストアの新作は、知られざる前進バンドの復刻マーチだという。

【画像を見る】「幻の前進バンド」復刻マーチ

1994年8月、佐藤（Gt, Vo）、中尾（Ba）、徳丸（Gt, Cho）、吉木（Dr）により吉祥寺にて結成されたバンド「DEBASER」。当時、海外で隆盛を誇ったグランジ、オルタナ・ロックの波に共鳴し、そのサウンドはピクシーズ、バットホール・サーファーズ、ギャラクシー500などのエッセンスを感じさせつつ、オリエンタルな要素をミックスした独自のオルタナを形成。1995年5月、Kill Rock Stars やK RECORDSと並び、米オリンピアの3大レーベルの一つである「SHUTTLE Records」より7インチをリリースするも、同年7月に控えていたUSツアー直前に解散。裸のラリーズのような実態が掴みづらい不思議な立ち位置のバンドであり、その作品は国内はもちろん海外でもコレクターが血眼になって探しているが、音楽データベースサイトの「Discogs」ですら検索することが難しいとされている。

それから長い歳月を経て、当時300枚限定で瞬く間に完売となったロングスリーブと、カセットテープ音源の復刻を望むファンからの要望に応えるべく、「debaser」より復刻リリースすることが決定した。

今回の復刻に伴い、当時のDEBASERを知る西村仁志（元・下北沢SHELTER / 現・新代田FEVER）による証言や、当時の貴重なスタジオセッション映像が、debaser storeのアカウントを通じて3月10日（水）21時より公開。どこまでが本当の話なのかは謎だが、バンド解散後、group_inou/uri gagarn、NUMBER GIRL、トクマルシューゴ、THE NOVEMBERSとして活動していく4人の青写真は、それぞれのファンにとって興味深いアイテムになるのではないだろうか。

ninoheron × debaser HHHH Long Sleeve
+ Cassette Tape Bundle Set

発売日：2021年3月13日（土）
サイズ：M,L,XL
価格：8,500円（税込）
カセットテープ詳細：
A SIDE「GESTURE(STUDIO SESSION)」
B SIDE「GESTURE(DEMO VERSION)」

「debaser」公式サイト：https://shopdebaser.stores.jp
Instagram：debaser_store
Twitter：@debaser_store
BLOG：https://debaserstore.tumblr.com/