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妊娠中の恋人のお腹を殴って流産させた米ラッパー、DVで訴えられる

Rolling Stone Japan / 2021年5月13日 6時45分

ソウルジャ・ボーイ(Photo by JC Olivera/Sipa USA/AP Images)

ラッパーのソウルジャ・ボーイ(本名ディアンドレ・コルテス・ウェイ)と長年恋愛関係にあった女性が、暴力や性的な被害にあったとしてウェイを訴えた。

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原告は匿名を意味する「ジェーン・ドウ」という仮名で、現地時間11日に米ロサンゼルス上位裁判所に告訴した。ウェイは原告を激しく殴打した罪に問われている。一度は妊娠中の原告を激しく殴って流産させ、暴力で脅して性行為を強要したこともあったという。

「依頼人は幸運にも、ウェイの恐怖による支配と家庭内暴力から逃れることができました」と、原告側の弁護士ニアマ・ラーマニ氏は声明を発表した。「ですがいまでも彼女は、長年ウェイに心身ともに支配されていた状態から受けたストレスや恐怖にさいなまれています。娘の身が安全かどうか、自分に新たな人生が築けるかどうかと心配しています。ウェイの責任が追及されるまで、彼はどれだけ多くの女性の生活を脅かすでしょう? 我々は今ここで食い止めるつもりです」(ウェイの代理人にコメントを求めたが、すぐに返答は得られなかった)

ローリングストーン誌が入手した訴状によれば、原告とウェイは2007年から「断続的な付き合い」を始めたが、2014年から2019年には真剣に交際するようになった。訴状には複数の虐待容疑が詳細につづられている。一番始めは2015年の口論で、2人はこれ以前から同棲を始めており、すでに原告はウェイの子供を身ごもっていた。

訴状によれば、ウェイは原告が当時妊娠していたのを知っていたにもかかわらず、会話中に「苛立ち、暴力的に」なって、「原告が立ち上がれなくなるまで顔や胸を殴り」始めた。彼女が床に倒れると、ウェイは「彼女の身体、とりわけ腹部を蹴り」続けたという。ほどなくして原告は「流産し、臨月を迎えることができなかった」そうだ。また、原告は「流産の後、子宮内膜掻爬手術を受けなければならなかった」とも書かれている。

別の事案は2018年8月、原告とウェイがリアリティ番組(のちにWe TVで放映された、と訴状に記載されていることから、『Marriage Bootcamp』だと思われる)に出演した際に起きた。2人の関係が話題になった後、ウェイは「怒って原告のベッドに駆け寄り、彼女に立ちふさがって身体的に暴行を加え、怒鳴り散らした」という。訴状によれば、この出来事は番組収録用に使われていた暗視カメラにも収められていた。

他にも訴状には、原告から愛人や浮気のことを問い詰められたウェイが彼女に殴る蹴るの暴行を加えた、と書かれている。「何度となく」原告の生命を脅かし、2016年4月には「彼が銃を持って、原告の命を奪うと脅した動画を投稿した」そうだ。また、暴力で脅して原告に性行為を強要した他、「彼の性的欲求を拒んだ彼女に身体的暴力」を加えた、ともある。

訴状に記載されている最後の事案は2019年2月で、原告はウェイと同棲していた家を出た後だった。ウェイは原告の新居に立ち寄り、靴を脱いで、彼女に復縁を言い寄ったという。興味がない、と原告が告げると、ウェイは「(彼女の)首を握りしめ、命の危険を感じるほど首を絞めた」そうだ。

原告は通常損害補償、特別損害補償、懲罰的損害補償を求めており、訴状には家庭内暴力、過失、性的暴行、暴行、故意の精神的苦痛の賦課、過失による精神的苦痛の賦課、ジェンダーに基づく暴力と、合計7件の罪状が列挙されている。

from Rolling Stone US

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