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RINGO TONE、4年ぶりのアルバムで示した曲に寄り添うアプローチ

Rolling Stone Japan / 2021年5月26日 18時0分

RINGO TONE

RINGO TONEが、2021年3月17日にアルバム『Sick!!!!!』をリリースした。

西野剛史(Gt./Vo.)西野真史(Ba./Cho.)の双子フロントマンと樋口真一郎(Dr./Cho.)からなる3ピースバンドRINGO TONE。約4年ぶりのアルバムとなる今作は、「病んでしまいそうなほどあなたに会いたい」という想いを様々な形で表現した一作で、全8曲に渡っていくつものストーリーが散りばめられた一作。また、楽曲面でも、この4年の間にそれぞれが感じたアプローチを詰め込み、今作を以てバンド名の表記も変更するなど、新しい方向に進んでいく意思を示した一枚に仕上がった。特に4曲目「Easter」や7曲目「ねえ、リリィ」の展開には驚かされた。

そんなRINGO TONEにインタビューを敢行。新しい方向に向かっていくという今作の収録曲についての各々のアプローチをメインにざっくばらんに話を訊いた。

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ー4年ぶりにリリースとなったアルバム『Sick!!!!!』ですが、このタイミングでアルバムを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

西野剛史(以下、剛史):この4年間にシングルはちょくちょく出していたし、曲も溜まっていたんです。こういう状況で僕も友だちに1年以上会えてなかったりして、人を求める気持ちが自分の中でもあって、それをこのアルバムで表現したいなと思いました。ライブもやりづらいし、前より閉塞感もあったので、収録曲の「Sick!!!!!」みたいに楽しげな曲も入れたいなって思いながら作りました。今作では、曲調など含め新しい方向に向かっていく意味も込めて作りましたね。

ー新しい方向に向かうようになった?

剛史:シングルを出している間に、自分たちがギター・ロックなのか、歌ものバンドなのか、どうやっていくべきか悩んで。それで海国内外問わず色々聴いていくうちに、オルタナティブっていうやりたい方向が特に僕の中で見えてきて、メンバーも納得してくれて今作を作り始めたんです

ー具体的に影響を受けた作品を教えてください。

西野真史(以下、真史):今回の制作で特に影響を受けたのは、韓国のHYOKOHとSE SO NEONの2組で。おしゃれすぎず、ゴリゴリすぎず、いい塩梅と言いますか。HYOKOHは曲のイメージが僕的には結構大人っぽい、前に出すぎずシックなイメージがあって。それに近づけようとしてアルバムを作りました。基本的に剛史が曲を作っているんですが、アレンジは曲それぞれ1個1個考えていったんです。

ーアルバムは「ソルトコーヒー」から始まりますが、いわゆる1曲目の勢いづける曲というよりも、独特な世界観がありますよね。サビあたりで一気にギターのカッティングが重なってくるのも面白いアプローチだと思いました。

剛史:この曲を1曲目に持っていきたい気持ちは元からあって。入りがギターとボーカルだけだったので、"あ、始まったな"みたいなニュアンスを狙ってました。2番Aメロまではシンプルにいって、そこから急にカッティングの掛け合いっていうアプローチも面白いかなと思って。どんどん盛り上がっていって、最後スッと曲調も戻るんですけど、歌詞の内容と合わせていて。彼女と別れ話をして言い合いになって、もう終わりだなって思った瞬間に過去のことを思い出してエモーショナルになっていく、現実は終わりなんだっていうのを表現しました。


西野剛史

樋口真一郎(以下、樋口):剛史が言った通り、感情がどんどん入っていくような盛り上げ方をしたかったので、全員が強くなるというよりは楽器がどんどん入ってくるイメージをしていて。なので、あえてドラムは盛り上がっているところも、最初の静かなところも同じフレーズを叩いています。ギターを足したり、ベースをちょっといじったりするニュアンスが出るように、テンションを一定で抑えるのを心がけました。

真史:僕は今まで、ベースはメロディを奏でるのがいいと思っていたんです。でも、この4年間で、RINGO TONEはコード感がおしゃれで、メロディもしっかりしているのが強みかなと思うようになって。そうなると、ベースをボーカルのメロディ以上に目立たせる必要はないって気づいたんです。「ソルトコーヒー」は、今までの意識と違って、ドラムと合わせたり、ギターのカッティングと合わせて止めるところは止めたりっていうのは意識して。あまり歌のメロディ以上に前に出ないようにしましたね。

ー各パートが曲に寄り添うアプローチをしていたんですね。2曲目「Sick!!!!!」は、Aメロの頭からメロディーがスケールを外しているようで、ふらついて彷徨っている感じが独特です。

真史:「ソルトコーヒー」はたくさん考えて作ったんですけど、「Sick!!!!!」は珍しくほとんどフィーリングで作ったイメージです。ここをこうしたいというのがあまりなく、サンバみたいで独特なリズムに合わせてベースをちょっと弾いてみようと思ったら、感覚的にさらっとベースラインはできましたね。

ーたしかにサンバ調のリズムがありますよね。こういう特殊なリズムは普段から勉強しているんですか?

樋口:いろいろ聴いて真似たりはしているんですけど、メロディと展開で上手くハマったのが今回のサンバ調のリズムだったんです。元々明るめの曲だったり、ドラムがちょっとガチャガチャしている曲が得意なので、この曲はすんなりできて。普段はセッションして曲を作ることが多いんですけど、セッションの段階で形になった曲の1つで、それぞれのフィーリングで作れた印象ですね。強いて言うなら、サンバ調で続いていくとメリハリがなくなってしまうので、Bメロで曲調をちょっと抑え目にしていて、サビが際立つような構成になったかなと思います。

ー「あいつは雨のように」と「ねえ、リリィ」は、2019年にリリースした曲なので、他の曲と制作した時期が違いますが、この2曲でのアプローチは全然違いますね。

剛史:これは「ねえ、リリィ」と同時に配信リリースしたので、両A面であることを意識して作ったんです。「ねえ、リリィ」は僕たちがギターロックをやったらどうなるのか、たくさん考えて作っていて。その反動で、「あいつは雨のように」は何も考えず、自分達らしく思いつくままにやってみたんです。自分たちらしく作った曲がライブでも評判が良かったので、やりたいことをやればいいと自信がついたという意味では、今回のアルバム制作に繋がった大事な曲でもありますね。自分たちの強みを分かることができた曲です。

ー「ねえ、リリィ」はノリやすくて勢いのある曲である反面、ギターソロからの展開もあったりして、ギターロックをやったらどうなるかを念頭に置きながらちゃんと考えて作った感じもありますね。なのに、なぜか聴きやすい不思議な曲です。

剛史:僕の音楽のルーツがMr.Childrenとかスピッツ、THE YELLOW MONKEYなどメロディがこってりしているバンドで。ギターロックが自分の血に無かったんです。なので、「ねえ、リリィ」はギターロックを色々聴いて、試行錯誤して作った曲ですね。シンプルなギターロックを目指して作ったのに、蓋を開けてみたら、AメロからEメロぐらいまでメロディがコロコロ変わるし、転調する前にサビが1回しかない変な構成になっちゃって。でも、メロディもキャッチーだし、エモーショナル感はこのアルバムの中で1番あるかなって思うので、よく作れたなって嬉しくなった曲ですね。



真史:出来上がった結果、全然ギターロックじゃなかったんですけど、僕らは自分たちのルーツにあるものが絶対出ちゃうっていうのが分かって面白かったですね。

樋口:展開を凝ってカスタマイズしていったんですけど、聴けば聴くほど、ごちゃごちゃした感じが出ない曲になったのかなと自負していて。2人が激しい感じで弾いているので、それが浮かないように、土台となるドラムもそのテンションに合わせて叩きました。

ー同時に配信されていた「あいつは雨のように」ですが、恋人にときめかせられていた日々を思い出してる歌詞の中で、"最終シーンの再放送 繰り返し 涙出る 馬鹿みたいに"というフレーズがありますが、失恋がテーマなんでしょうか?

剛史:この曲については、恋した時の胸のざわざわが雨みたいだなってことを歌詞で書こうと思っていて。主人公が、片想いの相手と話した色々を思い返していたりとか。”最終シーンの再放送”も、例えば学校で好きな子と話したことをその夜に家で繰り返し思い出しているイメージなんですよ。僕の歌詞は分かりにくいところがありますが、聴いている人が色々な意味で捉えてくれたら嬉しいなと思って書いているので、失恋で捉えられるところもあるし、それはそれですごく嬉しいです。

ーそうだったんですね。歌詞を書く上で意識していること、ベースになっているものはなんでしょう?

剛史:スピッツの草野マサムネさんが書く歌詞がすごく好きで、ベースになっていると思っています。個にテーマはあるけどどうとでも捉えられるし、素敵な曲に聴こえるかと思ったら実はグロテスクな曲に聴こえたりもする、みたいなことを意識して書いている。僕も色々な意味で捉えられるような歌詞を書きたいですね。綺麗な日本語とやばいとかちょっと抜けた日本語を組み合わせると、素敵な空間に見えて身近な感じも出る。堅くなりすぎず、柔らかくなりすぎず、気をつけながら書いています。

ー歌詞を書く時はご自身の体験や自分の感情も含めて書いたりするんですか? それとも完全に一つの物語として作っている?

剛史:どっちもあるんですけど、メロディがパッと浮かんだ時に歌詞がバシッとハマる部分があったりして。そこから広げることもありますし、自分のこういう経験を歌にしてみたいと思って作ることもあります。結局、自分の経験や視点はどちらにせよ反映されるとは思うんですけど、自分の中でハマった日本語から広げていくということが多いですね。

ー「あいつは雨のように」のベースのアプローチについてはいかがでしょう?

真史:「ねえ、リリィ」とは対極的に、「あいつは雨のように」はリズムを大事にして弾いてみる兆しがあったというか。弾いてみたら、意外とリズムを大事にする方が曲が際立つんじゃないかなと気づいて。僕が今回のアルバムでのベースラインを作るきっかけになったのはこの曲かなと思っています。



ー真史さんは元々ベースでも目立ちたい方だったんですか?

真史:ベースラインを作るときに、歌えるベースライン作ろうと昔から思っていたんです。それはそれで褒めていただくこともあったんですけど、油断するとすぐメロディアスなベースラインを作っちゃって。今はこのベースラインだとコード感が浮き立って聴きやすくなるって部分は動かすんですけど、それ以外は剛史のメロディを重視するようになりましたね。


西野真史


ーベースを演奏するにあたっての意識変化があったと。次の曲「Easter」は、「ねえ、リリィ」と同じくらい展開が多いですよね。こういった展開の作り方は、バンドでどうやってアプローチされているんですか?

剛史:僕らは3ピースバンドなので、何かを足して違いをつけるのがなかなか難しいんです。だったらゴロっと変える、むしろ減らすアプローチをスタジオで相談しながら、この流れで大サビをどう際立たせようか、とか3人で話しながら構成を決めますね。

ー3ピースでライブで出せる音の数でも制約がある分、展開でアクセントをつけていくと。

剛史:そうですね。聴いていて中だるみしないように、ここでこうしたらハッとするんじゃないかとか3人で話しながら決めています。

ーその中でも、「Easter」の展開は異色ですよね。ハーモニーもあるし、「ボヘミアン・ラプソディ」を彷彿させるような展開でした。

剛史:ロックオペラみたいなことを3ピースでできるかなと思ってやってみたのが「Easter」なんです。だから、ちょっと展開も途中で変わったりとか、コーラスがいきなり思い切り入ってきたりとか、そういうのは試してみた曲です。

真史:アルバムの中でも特にクレイジーな曲だから、そのクレイジーさをベースでどう出すか考えて作りましたね。逆にロックオペラみたいなCメロは全然苦労しなかったんですよ。でも、サビはクレイジー感を出しつつキャッチーにするので、完成に時間がかかった曲です。最後ベースで終わるのは、ちょっといなたいブルーススケールを適当に弾いたら、剛史から「それ雰囲気に合ってるから入れよう」ってアイデアを出て入れました。

ースタジオで合わせていく中で生まれた部分もあるんですね。

樋口:スタジオでの作り方としては、フィーリングで作って、客観的に聴いて、ここが物足りないとか、ちょっとうるさすぎるよなというダメポイントを潰していくんです。この曲を剛史が持ってきた頃、真史が一旦活動をお休みしていたので、剛史と2人で曲を作っていた期間に合わせた曲なんです。2人なので結構遊んじゃって、自分がやりたいままに叩いたドラムでしたね。手数が多めなんですけど、ベースとギターとがっちりハマってよかったなって。


樋口真一郎

ーお2人でしばらく試行錯誤された結果が、この曲の1つの展開になっていたりするんですか?

剛史:リズムがちょっと変わるところは、2人で試しているときにやった記憶がありますね。

樋口:Cメロって言うのかな。展開がいきなりガラッと変わるところにとにかく開放感を持たせたくて。なので、その前のフレーズを一定のテンションで緻密に細かく刻んでいって、Cメロで爆発させるイメージにしました。

ー曲の展開の話は出ましたが、アルバム全体で言うと「Easter」の次に「暖炉」というギャップも大きな展開ですよね。タイトル通り、暖炉で暖まっている男女を想像できるようなやさしい曲だなと思ったんですけど、散々愛を説いたのに最後は"許してほしい"で曲が終わっているのも面白いです。

剛史:曲のテーマは、彼女と喧嘩して仲直りしたいんだけどどう言えばいいんだろうと思っている場面で。壮大な楽しい想像をすることで現実の喧嘩中の状況から逃げているので、最後は許してほしいって歌っているんです。そういうシュールな流れを作りたいなって思っていて。サビ終わりの"君の中に薪をくべるんだ"って歌詞がバシッとハマったし、彼女のご機嫌取りをしている様子を、彼女の中に薪をくべている俺みたいな比喩が浮かんできて面白いなと思ったんです。

ーこういう音数の少なくてムードのある曲って、ライブで世界観を表現するのも難しいですよね。

剛史:この曲を2回ほどライブで披露したんですけど、アダルティな雰囲気で、音数が少ない中、リズムはしっかりしなきゃいけない曲は初めてやってみたので難しいですね。ギターもショートディレイとビブラートを弱めにかけて、浮遊感も出してみたんです。

真史:こういうアダルティな雰囲気に合う音色ってプレシジョンベースのボコッとした音なのかなと思って、レコーディングの前に買ったんです。「暖炉」は出したい音と雰囲気が出せた感じがして、とても気に入っていますね。ベースはあまり主張していないんですけど、ドラムとキメの掛け合い、ラスサビ前に強めの歪みを踏むとか、僕としてはベースラインで1番気に入っている曲です。

樋口:この曲はシンプルだけど凝っている感じを出して。ゆっくりなテンポにゆっくりなメロディを乗せているので、メロディのリズムに合わせるドラムを心がけました。単にワルツのリズムではなくて、アクセントをボーカルのラインに沿ってつけていったりというのも、見せられたんじゃないかなと思います。

ー次の「なんでかなあ」は前の2曲が曲の展開があった分、すごく分かりやすい曲に感じました。

剛史:ロックオペラ、ムーディーな曲が来てから、急にこういうポップなの来たらおもしろいかなと思って、この順番にしました。この曲は自分たちが昔からやっている作りやすい曲なんですけど、一捻り入れたいなと思っていて。それで海外のザ・マジック・ギャングっていうバンドの「How Can I Compete」って曲に、ギターとベースを同じリズムでハモるフレーズがあったのでやってみたくて、イントロからユニゾンみたいな感じで作ってみました。ユニゾンのフレーズで、Aメロの軽さが上手く出せたかなと思います。サビは僕が1番作りやすいキャッチーなメロディーになったので、樋口はこの曲が1番お気に入りらしいです(笑)。

樋口:剛史が携帯で録った弾き語りのメモを聴いて、次の練習スタジオで1回通して合わせてみたら、2回目ぐらいでほとんど曲ができちゃった。それくらいすんなり完成して。皆の手癖や雰囲気がガッチリ合った曲で作りやすいし、展開も次こう来るよねっていうのが言わずとも分かったような曲でした。示し合わさなくても最後までいけて、テンションが上がった覚えがありますね。


RINGO TONEのライブの様子

真史:僕は逆に、最初のAメロのユニゾンはこういう風に弾いてほしいって剛史に言われて作ったので、あまり手癖という感じではないんです。作ったときはほぼルート弾きでドラムのキメに合わせたり、ちょっと高い位置でフレーズを弾いたりするぐらいだったので、かなりシンプルに弾いた曲です。

ー最後の曲「花束」は、アルバムという1つの作品のエンディングのような感じがありますね。曲は一昔前の邦ロックのような感覚もありました。

剛史:やっぱり、自分のルーツである90年代ポップとかロックなどのルーツ全開でできた曲という感じがします。この曲は完成した時から最後かなと思っていたし、メロディも固まっていたのでシンプルにエモーショナルな感じで作ってみようと思いました。花束を大事な人に買っていくって歌詞にしたんですけど、テーマとしては人生の中で大事な人を見つけたことで、その人に自分の人生を捧げる気持ちを花束に喩えて書いたんです。

真史:この曲は剛史の要望でほぼルート弾きなんですよね。意識したところと言えば、イントロとAメロでベースの同じキーでもオクターブが違うところ。Aメロでちょっとオクターブを上げて弾くとか、ちょっとテンションを変えたぐらいですかね。

樋口:ドラムもベースと同じくシンプルめで。たぶん、僕のフィーリングでやると、もうちょっとフィルインとか入れたんだろうなってところも敢えて最後まで抑えて。アウトロの直前が僕的には1番曲の中で懐かしくて熱くなるところだと感じていて。そこだけフィルインをちょっと入れて、強調させて作るようにしました。

ー剛史さんは全体的にリズム隊には抑えてほしかった?

剛史:どっしり感を出したかったんですよ。樋口のドラムも真史のベースもフレーズが動けるタイプなんですけど、下に重心があるみたいな感じを出したいなと思ったときに、あまり動くと中心がハイ寄りになっちゃう感じがして。その代わり、ギターはイントロで掛け合いをやったりして、折り合いをつけましたね。

ーこれからRINGO TONEとして目指していることを教えてください。

剛史:どんどん新曲を出していきたいですね。僕たちはSNSとかアピールが苦手だと感じているので、どんどん曲を出して、曲を使ってアピールしていきたい気持ちがあるし、それが強みかなと思っていて。2ヶ月に1曲とかハイペースで曲を出していくのが今の理想ですね。今はサブスクもあるので、1曲出すごとにCDのプレスにいくらかかるとか考えすぎなくてもいい。そういう面では恵まれている環境を使っていきたいと考えています。

真史:『Sick!!!!!』を出したことで、自分たちの方向性は3人の中で固まってきたので。これからの新曲は、もしかしたら『Sick!!!!!』を出す前の曲と雰囲気やアプローチが違ったりするかもしれないんですけど、それもちょっと楽しんでもらえたらいいですね。

ー『Sick!!!!!』というアルバムが新しいスタートにもなったんですね。

剛史:そうですね。再1stアルバムみたいな気持ちです(笑)。

真史:気持ち的にはね(笑)。マイナーチェンジなんですけど、バンド名も”RiNGO TONE”を、iが大文字の”RINGO TONE”に変更して。新しいっていう気持ちを込めて変えたので、これから新しい気持ちでやっていこうと思います。





<作品情報>



RINGO TONE
アルバム『Sick!!!!!』

絶賛発売中
価格:2200円(税込)
配信リンク:https://linkcloud.mu/01c31fd6
1. ソルトコーヒー
2. Sick!!!!!
3. あいつは雨のように
4. Easter
5. 暖炉
6. なんでかなあ
7. ねえ、リリィ
8. 花束

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