トム・モレロも絶賛、ティーン・バンドThe Linda Lindasがエピタフ・レコードと契約
Rolling Stone Japan / 2021年5月25日 14時50分
先日ロサンゼルス公共図書館主催のオンラインイベントのパフォーマンスで話題になったティーン・パンク・バンドのThe Linda Lindasが、パンク・ロックレーベル「エピタフ・レコード」と契約したことを関係者が明かした。
ティーン・バンドとして人気のThe Linda Lindasは、ロサンゼルス公共図書館主催のオンラインイベントのパフォーマンスで話題になった数日後、老舗のパンク・ロックレーベル「エピタフ・レコード」と契約を結んだと、バラエティ誌が報じた。
エピタフはまだ契約を発表していないが、バンドの新曲「Racist, Sexist BOY」(訳注:人種・性差別主義者の男の子)を図書館で演奏した様子が、すでに同レーベルのYouTubeに上がっている。
同バンドの契約を認めたレーベルの担当者によれば、The Linda Lindasのメンバーであるミラの父親は、プロデューサー兼エンジニアのカルロス・デ・ラ・ガルザで、パラモアやベスト・コースト、バッド・レリジョン、そしてエピタフの共同設立者でもあり、元バッド・レリジョンのギタリストのブレット・グレヴィッツと仕事をしている。
The Linda Lindasは、アジア系とラテン系の2人の姉妹といとこ、そして親しい友人で構成されている。2018年、活躍するアーティストが、これからの女性アーティストを育てるというNPOプログラム「GirlSchool LA」で結成後、ビキニ・キルやベスト・コーストのオープニングを務め、90年代のライオット・ガール・ムーブメントを取り上げたNetflixオリジナル映画『モキシー 〜私たちのムーブメント〜(原題:Moxie)』にも出演。
ロサンゼルス公共図書館がビデオをアップロードして以来、The Linda Lindasの「Racist, Sexist Boy」は、SNSを通じて話題となり、トム・モレロやソニック・ユースのサーストン・ムーアからも絶賛されている。
「ロックダウンになる少し前、私のクラスにある男の子がやってきて『中国人に近づくな。と、お父さんに言われた』と話してきたの。私が『中国人よ』と、言ったら、男の子は私から離れて行ったわ。エロイーズと私は、その経験をもとにこの曲を作ったの」と、ビデオで語っている。
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