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米代表選手が本番前に聴いている音楽

Rolling Stone Japan / 2021年8月3日 16時45分

ハードル競技のシドニー・マクラフリン、サーフィン競技のカリッサ・ムーア、競泳のケーレブ・ドレッセル(Photo by Ashley Landis/AP; Ryohei Moriya/The Yomiuri Shimbun/AP; Oli Scarff/AFP/Getty Images)

東京オリンピックに出場する8人のアメリカ代表選手に、それぞれ好きな音楽を聞いてみた。

【動画を見る】この記事に出てくる楽曲のミュージックビデオを見る

●ケーレブ・ドレッセル(競泳)
競泳チームのキャプテン、50m自由形・100m自由形のアメリカ国内記録保持者。
年齢:24歳

・東京オリンピックで試合直前に聴いている曲
ドロップキック・マーフィーズの「Im Shipping Up to Boston」です。大好きな映画『ディパーテッド』で知りました。



・よく聴くアーティスト
ポップ・パンクが超好きなので、blink-182やMenzingers、Drivewaysの曲ならなんでも聴いている。僕のプレイリストは膨大で、選曲はシャッフルに任せています。だから最近のポップのときもあれば、テイラー・スウィフトがかかるときも。

・blink-182の大ファン
今24歳で、兄は28歳。子供のころは兄のライブラリーにあるものを片っ端から借りていた。兄はblinkの超大ファンで、それで僕も好きになりました。



・試合前の勝負曲で、一番思い出に残っているもの
(オリンピックの)選考会で100m自由形の代表入りを果たしたとき、(フォリナーの)80年代の曲「Hot Blooded」を流し聴きしていた。なぜあの曲だったのかはわからないけど、今もずっと耳に残っています。



●キャット・オスターマン(ソフトボール)
2004年オリンピック金メダル、2008年オリンピック銀メダル、2021年オリンピック銀メダル
年齢:38歳

・よく聴くアーティスト

試合前はクラシック・ロックを聴くのが好き。AC/DCとか、ブルース・スプリングスティーンとか、ボン・ジョヴィとか。みんなあまり知らないけど、実はシェールの大ファンなんです。

・試合前に気持ちをかりたてる曲

シェールの「If I Could Turn Back Time」を熱唱します。音程はまるで外れてるけど、気持ちをこめて。私にとっては気分をよくさせてくれる曲です。



・試合前のプレイリストに最近加わった曲

私はいつも習慣で同じ曲ばかり聴いてしまうから、友達や兄がいろいろ音楽を勧めてくれます。最近はThe Scoreというバンドを教えてもらいました。


●タミラ・メンサストック(レスリング)
女子68kg級現世界王者
年齢:28歳

・よく聴くアーティスト

試合前に聴く曲のプレイリストは合計33時間46分。たいていはクリスチャンミュージックやゴスペルです。力が湧いて、自分が何のために戦っているかを思い出させてくれる。一番好きなアーティストは何と言おうとアンディ・ミネオ(クリスチャン・ヒップホップのアーティスト)。「You Cant Stop Me」と「Superhuman」がお気に入りです。



・試合前に気持ちをかりたてる曲

マットに上がる直前は、いつもリル・ウェインの「John」を頭の中で歌っている。もちろんクリーンヴァージョンで。マットに上がるたび、「俺が今日死ぬとしたら、ジョン・レノンのように覚えておいてくれ」っていう歌詞がやる気を駆り立ててくれる。その瞬間、さあ全力を出すぞ!とあらためて実感します。





緊張状態から戦闘モードに切り替える

●エイプリル・ロス(ビーチバレー)
2012年オリンピック銀メダル、2016年オリンピック銅メダル
年齢:39歳

・プレイリストの曲について

ダブステップやエレクトロダンスが中心で、とくにカイゴやアヴィーチーがお気に入り。彼らの曲はメロウだけど、ハッピーな気持ちにさせてくれるからリストに入れている。数年前ロサンゼルスの小さなコンサート会場で、セヴン・ライオンズの前座に出ていたキル・ザ・ノイズをたまたま見たんだけど、釘付けだった。スクリレックスやフラックス・パヴィリオン、KOTORI、エクシジョン、NGHTMREの曲もたくさんリストに入っている。KORNやナイン・インチ・ネイルズやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンといったクラシックもちりばめながら。

・オリンピック用のプレイリストの選曲に5年もかけた理由

2016年のリオ・オリンピックが終わってすぐに、東京大会用のプレイリストに取りかかった。私にとって、音楽はジムのワークアウトには欠かせないんです。やる気が出るし、パワーも出る。オリンピックではいつもお気に入りの曲をいくつかかけて、気分を上げている。そうやって緊張状態から戦闘モードに切り替えています。いつも何かしら追加しては削除している感じですね。いつも必ずリストにあるのは、アヴィーチーの「Wake Me Up」とエミネムの「Til I Collapse」。最初にプレイリストに加えたのはBro Safariの「The Drop」だったと思います。いまでもリストにある鉄板。一番最近の曲は、Wukiの「Birdz(feat. Smokepurpp)」。





・EDMをよく聴く理由

エレクトロミュージックには、胸の奥に火をつけてくれるところがある。エクササイズや試合前の調整をしているときの波長にぴったり合うんです。私の場合、試合でのパフォーマンスとウォームアップの音楽は間違いなく関係している。Spotifyのいろんなプレイリストの曲を聴いて、ピンときた曲があったら東京オリンピック用のプレイリスト行き。普段はのんびり派だけど、コートに出るときは戦闘モードにしたい。アグレッシブに、荒々しい気分になりたいから、そういう波長の音楽を聴いています。


●シドニー・マクフリン(陸上)
400mハードル現世界記録保持者
年齢:21歳

・最速の走りをさせてくれる曲

トラックに立ってレースをするときは、Aha Gazelle(& Starringo)の「War」です。



・プレイリストの中で最も古い曲

DJ Lilmanの「Team Lilman Anthem」。私はニュージャージー出身だから、高校に入って以来ジャージー・クラブ・ミュージックを聴くと気分が上がります。



・最近プレイリストに加わった曲

Aaron Coleの「Miracle」。日常生活に関する歌詞に、最高のビートをミックスするようなクリスチャン・ミュージックのアーティストが好き。彼のヴァイブは最高です。





ほとんどは気持ちを落ち着かせるために聴いている

●カリッサ・ムーア(サーフィン)
2021年オリンピック女子ショートボード金メダリスト
年齢:28歳

・プレイリストの曲について

いろんなジャンルをちょっとずつ、といういう感じ。ジャスティン・ビーバー、エド・シーラン、クリス・ステイプルトン、エンヤ、ノラ・ジョーンズ、ブラック・サバス。私は気分が変わりやすいから、どんな気分にも備えておかないといけない。

・海に入る前に気分を上げてくれる曲

ビリー・アイリッシュの「NDA」「ilomilo」「Lost Cause」。彼女は自分のドラムのビートに合わせて、完全にロックしているところが最高。彼女は本物だし、リアルだし、自分がいいと思うことや正しいと思うことをやっている。それが他の人たちの心に火をつけて、喜びをもたらしてくれる。



・最近プレイリストに加わった曲

ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの「Stay」。「朝起きて、思い立ったらダンスパーティ」っていう最高の曲。



・プレイリストの中で最も古い曲

リアーナの「Desperado」。リリースされてからずっと(プレイリストに入っている)。ビートもドラムも最高で、自信に満ち溢れている。



●グラント・ホロウェー(陸上)
100mハードル現世界王者
年齢:23歳

・プレイリストの中でもっとも重要なアーティスト

ジェームズ・ブラウン。彼は誰もが好きな名アーティストだ。



・最近プレイリストに加わった曲

(ファンク、R&Bバンドの)ブラザーズ・ジョンソン。父の勧めで最近知りました。父は音楽の趣味がいいんだよ。



・試合前にR&Bやファンクを好む理由

僕が求めているのは、活力をキープできるような曲だから。


●アジャ・ウィリアムズ(バスケットボール)
2020年WNBA MVP選手
年齢:24歳

・プレイリストの全体像

いろいろごちゃまぜ。90年代や2000年代のR&Bやヒップホップが大好きです。オールドスクール派なので、最近の曲もいくつかあるけど、どっちかというと昔の曲が好き。

・試合前によく聴くアーティスト

ドレイク。彼の曲は盛り上がるから。メロウになりたいときはメロウな曲もあるし、弾けたいときにはかなりはっちゃけた曲もある。ドレイクかJ・コールの二択です。

・最近プレイリストに加わった曲

ミーゴスの『Culture III』。(ずっと昔からプレイリストにある曲は)ジャスティン・ビーバーの「Baby」。





・試合前に音楽を聴くのが重要な理由

音楽を聴いて気分を上げるときもあるけれど、ほとんどは気持ちを落ち着かせるために聴いている。試合前に焦ったり、緊張したりしていることもあるから。音楽のおかげで気持ちが落ち着いて、周りの雑音を排除できます。

from Rolling Stone US



Dropkick Murphys - Im Shipping Up To Boston



Foreigner - Hot Blooded (Official Live Video)



Cher - If I Could Turn Back Time [Official HD Music Video]



Andy Mineo - You Cant Stop Me (@AndyMineo @ReachRecords)



Lil Wayne - John ft. Rick Ross (Explicit) (Official Music Video)




Wuki - Birdz (with Smokepurpp) [Official Music Video]




Aha Gazelle & Starringo - No Limit [Official Video]



Billie Eilish - NDA (Official Music Video)



James Brown - Living in America



Migos - Roadrunner (Official Video)



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