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アトランタのアジア系スパで連続銃撃事件の犯人、4人の殺害容疑

Rolling Stone Japan / 2021年8月6日 7時0分

AFP via Getty Images

ジョージア州出身の22歳ロバート・アーロン・ロング被告は米現地時間2021年3月16日、アトランタのアジア系スパで連続銃撃事件を起こし8人を射殺した罪で起訴され、7月27日、4人の殺害を認めた。

CNBCによると、ロング被告はチェロキー郡検事に対し有罪答弁を終えると、仮釈放を認めない終身刑4回と35年の禁錮を言い渡された。被告はチェロキー郡のスパで、ポール・アンドレ・ミシェルさん、シャオジエ・タンさん、ダオユー・フェンさん、デライナ・アシュリー・ヤン=ゴンザレスさんら4人を殺害した容疑を認めている。また、ロング被告は、別の殺人と加重暴行を含め合計23件の罪で起訴されている。

関連記事:米ポルノ業界、アジア系女優たちが苦悩する「差別」の実態

アトランタの2軒のスパで4人を殺害した容疑について、ロング被告は大筋で罪状を認め、フルトン郡検察のファニ・ウィリスはヘイトクライムだったとして死刑の求刑を予定している。ウィリス検事は「ロング被告がチェロキー郡での取り調べを終え、現在できるだけ早くフルトン郡での事件の詳細について確認したいと考えている。フルトン郡でロング被告が起こした事件についても同様に極めて重要なものだ」と、語った。

ロング被告により殺害された8人の被害者のうち、6人がアジア系の女性だった。コロナ禍でアジア系住民への人種差別や暴行事件などのヘイトクライムが激増している中の出来事だった。

非営利団体のStop AAPI Hate(AAPI: アジア・太平洋諸島系アメリカ人)はTwitterに「アジア系アメリカ人女性が射殺された事件は、被害者の家族たちにとってはもちろん、私たちAAPIのコミュニティにとっても言葉にもできない悲劇でした。ひどい人種差別に眩暈すら感じています」と、投稿した。

ロング被告は逮捕された後、取り調べに対し、ポルノ産業に従事する女性に攻撃するためにフロリダへ向かっていたと話した。警察によるとロング被告はセックス中毒で、自分の人生から誘惑を取り除くために犯行に及んだとも話していた。

チェロキー郡保安官事務所のジェイ・ベイカー隊長は、事件直後の記者会見で「現段階では定かではないが、彼の事件への動機は人種差別に基づいたものではないようだ。彼は明らかに問題を抱えており、自分ではセックス中毒だと話している。事件現場となったスパは、彼の自分自身への誘惑を取り除くために、何かしら彼を許容するようなものであったと考えていたようだ」と語っていた。ベイカー隊長はその後、事件の動機となったものに注目して「彼は自分の人生にうんざりしており、もう後が無いとと考えていたようだ。事件当日は彼にとって最悪の日で、それが今回の事件を引き起こしたのではないかと考えている」と語った。

From:Atlanta Spa Shooter Pleads Guilty to Killing Four

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