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トランプ氏の元側近、セクハラ告発でクビに

Rolling Stone Japan / 2021年10月1日 6時45分

コリー・ルワンドウスキ(Photo by Alex Wong/Getty Images)

米共和党の献金者が、トランプ前大統領の元選挙対策本部長、コリー・ルワンドウスキにセクハラ行為をされたと告発。その後、ルワンドウスキは親トランプ派の政治団体「MAGA Action」代表を解任された。

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アイダホ州の建設会社幹部ジョン・オドム氏の妻、トラシェル・オドムさんは、現地時間9月26日にラスベガスのリゾート地のレストランで開催されたチャリティ・イベントで、ルワンドウスキに不適切に触られ、「下品なこと」をされたとPoliticoは報じている。オドムさんは声明の中で、ルワンドウスキ氏が 「繰り返し不適切に触ってきたり、下品で嫌なことを言ったり、ストーカー行為をしたり、暴力や恐怖を感じさせたりした 」と語っている。

ニューヨーク・タイムズ紙によれば、この告発の後、ルワンドウスキは自身が代表を務める親トランプ派の政治団体「MAGA Action」を解任された。トランプ氏のコミュニケーション・ディレクターは、「コリー・ルワンドウスキは、他の仕事に就くことになりました。彼のこれまでの貢献に感謝したい。彼はもうトランプワールドとは関係ない」とコメントを発表。

オドムさんは、ルワンドウスキから脚や尻を何度も触られたという。「私は名乗り出ます。なぜなら、彼は責任を負う必要があるからです」

オドムさんの弁護士によると、ルワンドウスキは夕食会でオドムさんの隣に座り、「自分の性器の大きさ」について話しながら、性行為についても粗野な言葉で語ったとされている。またオドムさんは「言葉と身体で攻撃的かつ強引」で「身体の安全に恐怖を感じた」と声明の中で述べ、共和党政治におけるルワンドウスキの地位と影響力が、「夫と私がビジネス、個人的、慈善的に取り組んできたすべてのことを破壊し、台無しにする力がある」と恐れたという。

ルワンドウスキの弁護を担当しているラスベガスの刑事弁護人、デビッド・Z・チェスノフとリチャード・ショーンフェルドの2人は、ローリングストーン誌に「告発にまつわる噂は刻々と変化しているので、これ以上の回答は控えさせてもらいます」と語った。

オドムさんとルワンドウスキが出席したイベントは、ウェストゲート・ラスベガス・リゾート&カジノに併設されたレストランで行われた。このイベントとルワンドウスキーの行動について直接知っている4人の人物を引用したPoliticoの報道によると、この夕食会は、薬物乱用撲滅のための慈善事業のための数日間にわたる資金調達の一環で、出席者には共和党の主要な献金者が含まれていた。オドムさんの名前は、連邦政府の選挙資金記録には載っていないが、Politicoによると、オドムさんは共和党のスーパーPAC(特別政治活動委員会)に10万ドルを寄付している。オドムさん夫妻は、法的措置の可能性を検討しながら、寄付金の返還を求めることを検討している。


過去にも問題行為で炎上

ルワンドウスキは、過去にも同じような告発をされている。2016年の選挙期間中、Breitbart Newsの記者であるミシェル・フィールズ氏は、フロリダで行われたトランプ陣営のイベントで、トランプ氏に質問しようとしたところ、ルワンドウスキから身体的な暴行を加えられたと主張。警察はルワンドウスキーを軽度の暴行罪で起訴しましたが、検察は最終的にこの件を追求しないことを決定した。

2018年、ルワンドウスキは「Fox News」に出演し、非正規雇用の移民に関するパネルディスカッションを行った。あるパネリストが、国境で母親と引き離されたダウン症の10歳の子どもの話を上げると、ルワンドウスキは「Womp Womp」と嘲笑しながら口を挟み、問題となった。

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from Rolling Stone US

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