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レッチリ再始動はどうなる? ジョン・フルシアンテと演奏した「By the Way」を回想

Rolling Stone Japan / 2021年10月12日 18時15分

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

2022年のワールドツアー計画を発表したばかりのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。彼らが最後にジョン・フルシアンテとツアーしたときの映像を紹介。

【動画を見る】2007年7月3日、ジョン・フルシアンテ加入時の「By the Way」

先ごろ、一風変わった動画で2022年ワールドツアーの計画を発表したレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。動画の中でフリーとアンソニー・キーディスとチャド・スミスは『俺たちニュースキャスター』風のいでたちで登場し、ただ一人ジョン・フルシアンテだけが本人役で登場した。「ジョン」とフリーが呼びかける。「あなたと仲間たちが近いうちにライブで演奏すると期待してもよろしいでしょうか?」

「ええ」と彼は言い、「2022年6月からツアーをします……全世界を回りますよ……全米ツアーは2022年7月からスタートします」



再結成はもともと2020年に予定されており、日程も組まれていたが、厄介な世界的パンデミックでジャマが入った。ビバリーヒルズのトニー・ホーク財団のための単独ステージを行ったばかりだった。この時はジェーンズ・アディクションのスティーヴン・パーキンスがチャド・スミスの代わりに出演し、ザ・ストゥージズの「I Wanna Be Your Dog」、ギャング・オブ・フォーの「Not Great Men」、「Give It Away」の3曲を演奏した。

『Blood Sugar Sex Magik』『Californication』当時のラインナップが公の場でプレイするのは、全世界132公演という2007年の伝説のツアー『Stadium Arcadium』以来。ツアー終了後、フルシアンテは脱退の理由をはっきり口にしたことは一度もなかったが、どうやらその後長い休暇を取るつもりだったようだ。

今回ご覧いただくのは、2007年7月3日ポーランドのホジェフで行われた公演の『By the Way』の映像。ひきの映像をじっくり見ると、キーボードにジョシュ・クリングホッファーの姿がある。彼はキーボードとギター、バックコーラスの助っ人としてツアー中に起用され、フルシアンテが脱退するとリードギタリストに昇格した。だが2019年にフルシアンテが復帰すると、解雇された。

「まさに生きた心地がしなかった」。バンドから解雇の知らせを聞かされた直後、彼はローリングストーン誌にこう語った。「だけど、死の淵から立ち上がって、その後一生生き長らえるなんて経験はめったにあるもんじゃないだろ?」

あの当時かなり痛手を負った彼は、以来パール・ジャムでプレイし、2007年チリ・ペッパーズでプレイした時のように代打としてパール・ジャムの『Gigaton』ツアーをサポートした。去る週末には、オハナ・フェスティバルでキングス・オブ・レオンが家庭の事情で出演をキャンセルしたのを受け、エディ・ヴェダーが結成した即席バンドでチャド・スミスとも共演を果たした。レッチリから追い出されたのは理想的な筋書きではなかったかもしれないが、間違いなく彼も頑張っている。

一方のレッチリは、フルシアンテを迎えて新作を制作していたところへパンデミックが発生。この1年半、表舞台に出ることはほとんどなく、近況については何もわかっていない。おそらく来年夏にツアーが始まるまでには、準備も整うことだろう。

【関連記事】ジョン・フルシアンテ、レッチリと共に生み出した8つの奇跡的瞬間

From Rolling Stone US.


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