米体操界のエリート選手、元医師の性的虐待についてオリンピック委員会の責任を訴え
Rolling Stone Japan / 2021年10月16日 6時45分
アメリカ女子体操のシモーネ・バイルス選手、マケイラ・マロニー選手、マギー・ニコルズ選手、アリー・レイズマン選手が、代表チームの元医師ラリー・ナッサーから受けた虐待について、アメリカオリンピック委員会(USOPC)に解散を要求した。
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ナッサーは、医療行為と称して推定300人の若いアスリートを虐待し、2018年に懲役100年の判決を受けている。現地時間2日に選手たちは、アメリカオリンピック委員会の解散を求める手紙を議会に送った。
「私たちは、私たちの苦しみから学び、将来の世代のためにアマチュアスポーツを安全なものにするために、何年もの忍耐と熟考、そして報われないコミットメントを経て、この要求をします」「私たちは、理事会の過去の行動が、私たちのようなアスリートが直面してきた虐待の問題に立ち向かおうとしなかったこと、そして真の必要な改革を追求することを拒否し続けていることを示していると信じています」
また、アメリカオリンピック委員会は「ナッサーが虐待を行っていたことを知った後、何の調査行動も取らなかった 」と付け加えました。体操選手たちは、同委員会が疑惑を初めて耳にしたとする2015~16年に在籍していた職員の一部が、今も委員会の権力のある立場にいると述べた。
選手たちは議会に対して、アメリカオリンピック委員会の理事を「性的虐待の組織的な問題と、それを隠そうとするものに対して、努力と責任を持って調査するリーダー」に置き換えるよう訴えた。
先月、バイルス選手、マロニー選手、ニコルズ選手、レイズマン選手は、FBIの虐待疑惑の調査に疑問を表明していた。
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