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THE ORAL CIGARETTESが語る「回帰」の真意

Rolling Stone Japan / 2021年11月4日 18時30分

THE ORAL CIGARETTES

THE ORAL CIGARETTESがデジタルシングル「MACHINEGUN」をリリースした。昨年4月に発表した、様々なジャンルを飲み込んだ傑作アルバム『SUCK MY WORLD』以降、彼らの音楽はより幅広い音を鳴らしていくのかと思いきや、今年6月に発表したデジタルシングル「Red Criminal」も含め、彼らはド直球なロックサウンドへと回帰した。

【写真】THE ORAL CIGARETTES 撮り下ろし

「MACHINEGUN」では少しのスキも見せず、いま自分たちが鳴らすべき密度の高いロックを詰め込んだ。テンションが高く前のめりではあるが、初期衝動的なアプローチではない。いまの4人だからこそ鳴らせる骨太なアンサンブルで新たな一歩を踏み出したのである。

しかし、このストレートなロックへの回帰はその言葉が意味するほど単純なものではない。今回、4人がこの音へたどり着くまでの過程を追求し、この約1年の間に彼らの胸に去来した思いや、新たに固めた決意に迫った。そこには自分たちのことだけでなく、ロックやロックシーン全体にまで意識を広げた彼らの人間的な成長があったのだった。



―2021年に入って少しずつライブの感覚を取り戻しているところかと思います。自分自身の現状を話していただけますか。

山中拓也(Vo, Gt) 俺はコロナ禍でけっこういろんな挑戦……他ジャンルとの交流だったり、音楽制作をすることができたので、オーラルに戻ったときに「ロックバンドをやらなければ」という使命感を感じたし、ロックバンドのカッコよさを再認識できたので、今はそこにフォーカスを当てていこうというテンション感ですね。

―それはSKY-HIさんとの共演のことですか?

山中 それもそうなんですけどほかにも世に出ていないものがあって、トラックメーカーだったり、ラッパーだったり、いろんなところでしっかり曲をつくっているので、これから先のオーラルの動きとしてもちょくちょく出てくると思います。その成果として、ロックバンドがほかのジャンルに混ざってロックを鳴らすということに旨味を感じられていますね。

―鈴木さんはどうですか?

鈴木重伸(Gt) 近々の話で言うと、もうすぐツアーが始まるのでそれに向けての準備が始まっていることもあって圧倒的にギターに触れる時間が増えましたね。今まで触れてこなかったジャンルのフレーズを勉強していくことでバンドに還元できることがあるんだなと思っています。

―具体的にはどのへんのジャンルですか?

鈴木 ブルースとか、1音鳴らすだけでも、ビブラートのかけ方とか音の止め方で弾いてる人の表情が見えたりして参考になりますね。


「今はほかの現場で得たものをオーラルに持って帰ってくる」(鈴木)

―あきらさんはいかがですか?

あきらかにあきら(Ba, Cho) 2021年はコロナが大きな分岐点だったと思うんですけど、活動ストップを余儀なくされたときに、「いま自分にとって大事なものはなんだろう」ということを考えたりしたことで自分が恵まれた環境にいることを再認識できたので、今ライブができる喜びや目の前にお客さんがいる喜びを噛み締めながらステージに立ててますし、自分がやるべきことがはっきりしてきました。これまでは気負いすぎたり、考えすぎてたところがあったんですけど気が楽になりましたね。メンバー同士の信頼関係も強くなって、「ここは自分がやる」「ここは拓也に任せよう」って素直に考えられるようになりました。

―肩の力が抜けた。

あきら 抜けましたね。余裕ができたのかわからないですけど、これまでは気張りすぎてましたね。これまでは対バン相手とか先輩にも「絶対負けへんぞ」みたいな気持ちがあったんですけど、最近は「この先輩、めちゃくちゃカッコいいな」とか、「一緒にもっとシーンを盛り上げていこう」とか、横のつながりを強く意識するようになりましたね。

―単純に大人になったというのもあるかもしれないですね。

あきら たぶん、そうだと思います(笑)。

―中西さんはどうですか?

中西雅哉(Dr) 個人としてはニュートラルになった感じがあって。前まではオーラルとしての自分とそうでない自分を分けるっていう必要のない線引きとか、変なプライドが自分の中にあったんですけど、最近はナチュラルになったし、プライベートも楽になりました。あと、この2021年でオーラルのメンバーの一人としてギアを入れ直した感があって、改めて地に足がついた感じがします。ちょっと前までは不安な部分があったりしてちょっとフワフワしてたんだなって。それが明確になった感じですね。

―それは考える時間が増えたことが大きいんですか?

中西 自分で考える時間も増えたし、周りにも考える人が増えたんです。前まではそんな会話をしなかったような人とそういう話をする機会が増えて、それによって自分の考え方が整理されていきました。

―あきらさんと中西さんは「肩の力が抜けた組」なんですね。

山中 あ、俺も肩の力は抜けたと思います。今まではオーラルオーラルってなってたけど、今はほかの現場で得たものをオーラルに持って帰ってくるっていうこともできるようになりました。


「楽しいという気持ちと一緒に精神がすり減っていたことに気づいて」(山中)

―前回インタビューさせていただいたのは『SUCK MY WORLD』のリリースタイミングでしたが、あのときに比べると心持ちがだいぶ変わってそうですね。

山中 めっちゃ変わってるんじゃないですかねえ。これは言い方が難しいんですけど、ライブをやりすぎると時間に余裕がなくなるので、心にもどこかしら余裕がなくなっていくというか。もちろん、ライブはめちゃめちゃ楽しいし、自分の生きがいだということは間違いないんですけど、楽しいという気持ちと一緒に精神がすり減っていたことに気づいて。それに、コロナ禍をきっかけに能動的に時間を使うべきだということを実感したので、いろんな無駄なものを削ぎ落として、自分たちが今やるべきこと、やりたいことを明確にできたというのが変わった部分なんじゃないかなと。それがいまの余裕につながってる気がします。

―何を焦ってたんだっていう。

山中 そうですね(笑)。なんか、難しいんですよね。コロナ禍にバンドマンとしゃべってると時々会話に出てくるんですけど、ライブ1本1本のありがたみだったり、クオリティだったり、そこでの発言の説得力って、立て続けにライブをやってるとどうしても少しずつ薄まってしまうというか。全力でやってるつもりでもテンションに差が出てきてしまって。今だからこそ「このテンション感なら自分の熱量がちゃんと伝わるのかも」とか学べている気がするし、そういう意味でもライブをやりすぎてたのかなって考えることもあって。もうちょっと余裕をもって全国を回るほうがいいんじゃないかっていう話はバンドマン界隈でもけっこう出てきますね(笑)。

―そうなんだ! でも、それってこれまでガムシャラにライブをやってきたからこそ到達した境地でもありますよね。

山中 それは絶対にありますね。

―それにしても、昨年あらゆるジャンルを飲みこんだ『SUCK MY WORLD』を発表しながら、今年「Red Criminal」や「MACHINEGUN」というド直球なロックサウンドをデジタルシングルとして投下してきたのには驚きました。自分たち的に今出す音はこれだと?

山中 実は、『SUCK MY WORLD』をリリースするタイミングですでに「次は絶対にロックバンドとして出すべき曲をつくろう」と決めていたんです。しかも、アルバムを出してからコロナ禍のせいでリリースツアーができてないのに新曲をぼんぼん出すのもな……というフラストレーションがうまく作用したことで初心に返ることができたし、いまロックバンドとして何を鳴らすべきなのか考えたりしたことで今のスタイルになっていると思います。





―てっきり、『SUCK MY WORLD』からさらにサウンドの幅が広がっていくのかと思ってました。

山中 でも、確実に『SUCK MY WORLD』以前よりも「何をやってもいい」という開放感はあります。だから、今回は『SUCK MY WORLD』以前に出していた音よりひと回りもふた回りも図太くしてやるっていうテンション感でした。確かに『SUCK MY WORLD』からさらに広げていくことも選択肢のひとつとしてあったんですけど、ここでオーラルが何をやるかでだいぶシーンが変わってくるっていう責任感もあったし、いまのヒップホップやラッパーのムーブメントにロックが流されないようにもっともっとバンドシーンに貢献していきたくて。自分たちはそこに育ててもらったし、今も変わらずその場所をカッコいい先輩たちが守ってくれているから、次は俺らが頑張らないといけない。そういう姿を下の世代にもちゃんと見せていきたいという気持ちでこのスタイルに戻ってきたという感じです。


「俺らだけの視界の中で簡単に閉ざしちゃダメだなって」(山中)

―「Red Criminal」「MACHINEGUN」ともにロックバンドとしての強度を確かめるような楽曲で、音作りからして違うように感じました。

山中 ロックバンドの強さをより前に出していこうというのが音づくりや楽曲づくりのテーマになっていました。ロックバンドの楽曲には、セックス・ピストルズとかニルヴァーナとか、最近で言うとThe1975とかヤングブラッド、マシン・ガン・ケリーもそうですけど、政治や社会情勢が反映されている曲が多いけど、日本にはそういう発言をしてはいけないという空気があるので、それをどうやってぶち壊していくか考えたときに、「ロックバンドにしかやれないことを突き詰めていくべきなんじゃない?」って。そういう思考がサウンドや楽曲のテイストに深く結びついてると思います。

―なるほど。

山中 でも、『SUCK MY WORLD』で気付かされた部分も絶対ありますね。より深い部分でロックバンドでいるということが『SUCK MY WORLD』をつくったことで明確に見えてきて。ゴスペルだったりトラップっぽい楽曲をつくることができたあの作品を通じて、当たり前の中に隠れていたロックのカッコよさに触れることができたんです。バンドで初めて音を鳴らしたときのなんとも言えない感覚にカッコよさがあることを思い出せたのは、『SUCK MY WORLD』のおかげといってもおかしくないと思います。

―では、「Red Criminal」も「MACHINEGUN」も『SUCK MY WORLD』をつくった反動ではないんですね。

山中 反動ではないですね。しかも、コロナじゃなかったら今ほどロックシーンにこだわらなかった気がします。『SUCK MY WORLD』のテイストを入れつつ、ロックバンドとして戻ってくる、みたいなことをやってたと思います。

―もう少しなだらかな変化をしていたかもしれない。

山中 そんな気がします。でも、コロナのせいでロックシーンが窮地に追い込まれた感覚があったし、コロナの有無でテンションが変わってたと思います。さっき、「肩の力が抜けた」ってメンバーが言ってたこともそうなんですけど……これもすごく言い方が難しいんですけど、俺らみたいにレーベルに入ってたり、事務所がついてたり……今のバンドってたいがいそうなんですけど、そういうバンドはライブを我慢するのがインディーズのバンドよりも容易いと思うんですよ。

―そうですね。

山中 会社がついてるってだけでもギリギリ生活していける保証はあって。でも、コロナ禍になってから若いバンドのライブを観に行くようにしているんですけど、現場で後輩の話を聞くとあいつらはかなりキツそうなんですよ。今日ライブをしないと明日食えるかどうかもわからないという状況があって、そこまで追い込まれてる連中のことが見えてなかった自分に気づいたんですよ。そういう奴らのこれからを、俺らだけの視界の中で簡単に閉ざしちゃダメだなって。そのせいでロックバンドが減ったらますますシーンが衰退するのは目に見えてるから、そういうところにも気を使ってやっていかないとなって思ってます。


「次にやらないといけないのは下の世代を巻き込んでいくこと」(山中)

―ところで、あきらさんは今のオーラルの強さってどこにあると思いますか?

あきら なんでしょうね……。仲のよさ。

―人間面の話ですか。

あきら でも、最初から意識していたのはそういうところかもしれないですね。「上手いからあいつとバンドやりたい」という理由で組んだバンドではないし、仲のいい者同士で始めたバンドが今も仲よくやれてるっていうのは強いと思います。波乱万丈、とまではいかないですけどいろいろあったバンドだし、毎回チームで壁を乗り越えてきたことも自信に変わってますし、ピンチだったこともあとになって振り返ると「あれがあってよかった」と思えてるので、この状況も数年後にはきっと「あれがあってよかったよね」って強く思えると思います。

―90年代以降の日本のロックやパンクシーンを振り返ってみると、Hi-STANDARDがいたり、10-FEETがいたり、その時代ごとにいろんなバンドが旗振り役になってきましたけど、そろそろ皆さんの世代のバンドがその旗を手にするときが来ているんじゃないかと思っていて。でも、この時代にどうやってほかのバンドやお客さんを引っ張っていけばいいのか悩ましい。だからといって、止まっていればいるぶんだけシーンが衰退してしまう。そういう状況についてどう考えているのかお聞きしたいです。

山中 やっぱり、先輩から守られてきたものって芯が通ってると思うんですよね。ハイスタ、BRAHMAN、10-FEET。そして、俺らのすぐ上のSiM、coldrainとか。俺らの世代が次にどうやってバトンタッチしてもらえるかというと、まず第一に上からの信頼というか、「こいつらだったらバトンタッチしてもいいな」とか「仲間と一緒に若い世代を盛り上げてくれ」と思ってもらうことだと思うんですよ。だから、京都大作戦とか、DEAD POP FESTiVALとか、YON FESみたいなバンド主催のフェスには呼んでもらえるなら絶対に出て、そこで何かを残したい。コロナ禍での開催ということでいつも以上に大切なバンドしか呼べないところに自分たちが声をかけてもらえてるということ、こういう窮地でも俺らのことを必要としてくれてることで、俺らは先輩から「俺らがもっと旗を振っていけばいいんだ」という自信をもらってるし、そこにはシーンを作ってきた人たちとの信頼関係が確実にあって。

―うんうん。

山中 今年のNUMBER SHOTで「俺、しっかりこのシーンを継いでいくんで」っていうことを10-FEETのNAOKIさんに言ったんですけど、そういう話ってコロナ禍じゃないとできなかったと思うんですよね。

―たしかに。

山中 これまで旗を振ってきた人たちって俺らがデビューしたときの楽曲をちゃんと聴いてくれてたなと思って。TAKUMAさんも聴いてくれてたし、SiMも俺らがインディーズの頃に初めてつくったMVをいいねって言ってくれたし、シーンの先頭に立ってる先輩は下の世代のこともしっかり気にするし、自分もそこまで気を配れる人間でありたいと思います。じゃないとシーンを盛り上げる資格はないなって。次にやらないといけないのは下の世代を巻き込んでいくことだと思ってます。

―でも、上のバンドが丁寧にバトンを渡してくれるわけじゃないですからね。なんなら奪い取るか、自分たちで新しいバトンを作り直すかしないといけない。

山中 そうですね(笑)。


「対バンがOKかOKじゃないかというのは、人と人との関係な気がします」(山中)

―10-FEETも、当時絶対的な存在だったハイスタとは別のところで京都大作戦を始めたし、それぞれが自分たちの居場所を作ったり、独自の方法論を打ち立てて、そこがいつしかみんなが集まる場所になっていったと思うんですよね。なので、オーラルもきっと、何かを生み出していくのか、無意識のうちに生まれるのか、なんらかの新しい形で自分たちの場所を築いていくのかもしれないですね。

山中 これからは、シーンというのももちろん大事なんですけど、シーンを支える一部として、家族をつくっていく時代になる気がします。昔、アメリカのヒップホップではデス・ロウ・レコードとかいろいろなレコード会社が生まれたし、最近のロックシーンでもダーティ・ヒッツみたいに「ビーバドゥービーってここのレーベルなんだ、じゃあ聴こう」みたいな流れがあるし、そうやってファミリーとして、ひとつの塊として、いかに流れをつくっていくのか。10年代に個人個人が発信元になるという流れがあったからこそ、これからは家族がより大事になる気がしています。そういう場所で新しいものを作っていくことを意識して、コロナが始まったタイミングからちょくちょく動き始めてはいます。

―まさかここでデス・ロウの名前が出てくるとは思いませんでした(笑)。

山中 (笑)。オッド・フューチャーもその流れだったじゃないですか。個々で動く時代があって、チームで動く時代があって……音楽ってジャンルもそうですけど、プロモーションの仕方も一定の周期で回ってる気がするんですよ。なので、先人たちがやってきたものにプラスアルファして新しい流れをもう一度つくっていくという。それをいま勉強しています。

―若手バンドの話と同じ流れなのかはわからないですけど、今度PassCodeと対バンしますよね。なぜ彼女たちのオファーにOKを出したんですか?

山中 個人的に妹みたいな感じでかわいがってたというのもあるんですけど、ライブを観に行かせてもらったときにけっこう感動したんですよね。

―去年1月にあった新木場STUDIO COAST公演ですね。

山中 そうですそうです。なんて言ったらいいんだろう……踊って歌う女の子のグループって山ほどいるじゃないですか。バンドもそうですけど、そんな中で必死に生き抜いている奴らってライブに臨む姿勢からそれが見えるんですよね。PassCodeも地べたに這いつくばってる姿勢がすごく見えたし、それ以外でも彼女たちにはしんどくなったときにしんどいって言える強さや、困ったときに素直に人を頼る強さもある。だから、さっきの家族の話じゃないですけど、そういうふうに頼ってきてくれる人たちのことはしっかり守っていきたいんですよね。PassCodeもメンバーが変わって大変だとは思いますけど、少しでも助けられるならという気持ちが個人的にあるんですよね。

―なるほど。

山中 結局、対バンがOKかOKじゃないかというのは、人と人との関係な気がします。たとえば、ほかのメンバーが「このバンドを救いたい」と言うなら「お前がそう思うならいいよ」ということになるし、昔からそういうふうに対バンを決めているところはありますね。


バンドを担う立場としての「意識」

―意識的にフックアップしようとしているところがあるんですか?

山中 フックアップしようとはまったく思ってなくて。友達が苦しんでいるなら助け合おうよ、という気持ちというか。俺らは対バンを決めるときは直接メンバーに電話するんですよ。それが礼儀だと教えられてるし、少なくとも事務所から連絡するまえにこっちから一発連絡を入れたい。そこには関係性ができてないと対バンはできないという気持ちがありますね。友達として、仲間として頼まれたならそこに対して誠意をもって応えようという。

―ほかのメンバーもそういう感覚はありますか?

あきら ありますあります。フックアップではなく、化学反応というか。この人たちと一緒にやるとどうなるんだろうとかそういうことに期待してますし、拓也が礼儀として個人的に連絡入れるっていうのは僕もそうであってほしいと思うし、拓也はそういうことをやってくれる人だとわかってるのでそこに甘えちゃってる部分もあるんですけど。

―そういうところまで含めてのファミリー感。

山中 「俺らはファミリーやで」っていう意識ではないんですけど、これだけいろんなフェスに出てて、これだけいろんな先輩とずっと絡んでたら知らんうちに仲間になってるよなっていうのももちろんあるし(笑)、そういう先輩がイベントをやるってときに誘ってもらえるなら絶対に出ようと思うし、うちのチームはマネージャーとかスタッフも含め、そういう俺らのやり方に柔軟に対応してくれるので感謝してます。それがないとバンドは絶対につぶれると思ってるので。

―そういう気持ちを共有できていなければそもそもチームにはなれないですからね。

山中 なので、あきらが言ってたように、俺らはありがたい環境にいるなと思います。

―わかりました。これでインタビューは終わるんですけど、曲のことをまったく聞いてないなと……。

4人 (笑)。

あきら それはそう(笑)。

―今回、曲に比重を置いて話を聞くのが自分としてはちょっとしっくりこなくて。今のバンドの状況やメンバーの心境が大きく影響を与えた結果としてこの音になっていると思って。

山中 それは間違いないですね。

―音とは関係ない話になったけど、今回の話を踏まえて曲を聴いてもらえたらバンドの思いがより伝わるんじゃないか……という言い訳は通じますか?

あきら 通じます。

山中 絶対そうだと思います。

―ならよかったです。これで安心して締められます。

4人 (笑)。

<INFORMATION>


「MACHINEGUN」
THE ORAL CIGARETTES
A-Sketch
※MACHINEGUN 配信リンク
https://theoralcigarettes.lnk.to/MACHINEGUN

THE ORAL CIGARETTES
Hall Tour 2022「SUCK MY WORLD」

1月24日(月)奈良 なら100年会館
1月26日(水)大阪 オリックス劇場
1月27日(木)大阪 オリックス劇場
1月29日(土)岡山 岡山市民会館
2月5日(土)熊本 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
2月6日(日)福岡 福岡サンパレス
2月13日(日)香川 レグザムホール 大ホール(香川県県民ホール)
2月15日(火)兵庫 神戸国際会館こくさいホール
2月17日(木)神奈川 神奈川県民ホール
2月25日(金)宮城 仙台サンプラザホール
2月27日(日)石川 金沢歌劇座
3月1日(火)愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール
3月2日(水)愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール
3月4日(金)広島 広島文化学園HBGホール(広島文化交流会館)
3月13日(日)北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
3月23日(水)東京 東京ガーデンシアター
3月24日(木)東京 東京ガーデンシアター

https://theoralcigarettes.com/

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