Spotifyは日本に何をもたらした? TaiTan×玉置周啓×柴那典が語る5年間の地殻変動
Rolling Stone Japan / 2021年11月22日 18時0分
Spotify Japanがローンチしてから今年11月で5周年。この間、ストリーミングによる新たな再生方式の普及やプレイリストを利用したリスニングスタイルの定着によって、CDの売上やヒットチャートのルールなど日本の音楽市場全体にも地殻変動ともいうべき巨大な変化が起きている。さらに昨年春からの新型コロナウイルス感染拡大により、長引くステイホーム期間中にPodcastを利用する層も増えるなど「音声メディア」の重要性にも注目が集まっている。人々のライフスタイルにも計り知れない影響を与えたSpotify。それにより音楽シーンはどのように変化してきたのか。
そこで今回は、ポッドキャスト番組『奇奇怪怪明解事典』も好調な玉置周啓(MONO NO AWARE)、TaiTan(Dos Monos)と音楽ジャーナリストの柴那典を迎え、この5年間にまつわるSpotifyのデータを踏まえながら、ストリーミング・プラットフォーム、プレイリストやポッドキャストといった新しいサービスが、日本の音楽シーンやカルチャー全体にもたらしたものについて語り合ってもらった。
Spotifyとの出会いと活用術
─Spotifyが日本に上陸してから今年で5年が経ちます。柴さんは早い段階からSpotifyをはじめとするストリーミングプラットフォームやネット上の音楽カルチャーに注目してこられたと思うのですが、この5年間を振り返ってどのようなことを思いますか?
柴:僕が『ヒットの崩壊』という新書を出したのが2016年11月で、まさにSpotify上陸直後だったんです。余談ですが、この本の帯を緑にしているのは、実は担当編集と「Spotifyイメージを出そう」と話し合ったからなんですけど(笑)、当時はまだストリーミングに対する認知度も低かったから、そこからの5年でだいぶ変わったなと思いますね。
─今のような普及のされ方は、当時どのくらい予測していましたか?
柴:当然普及はするだろうと思っていましたし、なんならもっと普及するんじゃないかなと当時は思っていました。僕自身もアジテーターのように、「なんでみんな、使わないの?」くらいの勢いで原稿を書いていた記憶がありますね。
柴 那典
1976年神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト。ロッキング・オン社を経て独立、音楽を中心にカルチャーやビジネスなど幅広くインタビューや記事執筆を手がける。2021年11月に新刊『平成のヒット曲』(新潮新書)を上梓。著書に『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)、共著に『渋谷音楽図鑑』(太田出版)。
Photo by Kana Tarumi
─玉置さんとTaiTanさんは、いつ頃からSpotifyを利用していますか?
TaiTan:僕は早かったですよ。上陸して半年とか1年以内にはインストールしていた記憶があります。それまでは他社のストリーミングを使っていましたが、SpotifyのUIやUXが全く新しく新鮮なイメージがあって。そこからずっと愛用していますね。
玉置:僕は、実際に導入したのは去年くらいなんです。実際に使ってみると、プレイリストなど他にない仕様だなと思って重宝するようになりました。誰も知らないような海外のアーティストまで登録しているイメージもあって、それも導入する動機の一つでしたね。
TaiTan(タイタン)
Dos Monosのラッパーとして2018年にアメリカのレーベル・Deathbomb Arcと契約。これまでに『Dos City』『Dos Siki』『LARDERELLO』の3枚のアルバムをリリース。ポッドキャスターとしては、Spotify独占配信中のPodcast番組『奇奇怪怪明解事典』にて、JAPAN PODCAST AWARDSのSpotify NEXT クリエイター賞を授賞。また、クリエイティブディレクターとしてもテレ東停波帯ジャック作品『蓋』などを手がける。
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玉置周啓(たまおきしゅうけい)
1993年生まれ。MONO NO AWAREのヴォーカル&ギター。東京都八丈島出身の玉置と加藤成順(Gt)が、大学で竹田綾子(Ba)、柳澤豊(Dr)に出会い2013年に結成。2021年6月、最新アルバム『行列のできる方舟』をリリース。加藤成順とのアコースティックユニット「MIZ」としても活動中。
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TaiTan:Spotifyの中で、僕がよく利用しているのは「Spotify Radio」という機能。どういうアルゴリズムになっているのかよく分からないけど、例えば気に入った楽曲があったらアーティストページに飛んで、そのアーティストの「Radio」を聴いていると、似た雰囲気の楽曲がずーっと流れるんですよ。あれは本当に新鮮でしたし、今もSpotifyを利用している理由の一つでもありますね。
Spotify Radioではアーティスト、アルバム、プレイリスト、曲に基づいて作成された楽曲コレクションを聴くことが可能。いつもフレッシュな内容を楽しめるよう、随時アップデートされる。
柴:僕もTaiTanさんと使い方は似ています。アーティストページにある「ファンの間で人気」というところに、関連するアーティストがずらっと並んでいて、それが他のプラットフォームの他のサービスと比較しても精度が高い気がするんですよ。例えば、「このバンドの周辺にはどういうアーティストがいて、どういうコミュニティが形成されているのか」みたいなことが、Spotifyを掘っているだけでも何となく見えてくるし、そういうことを調べていくのが楽しかったりして。
玉置:あとは、例えばブラジル人が今聴いているホットな曲などもプレイリストになっていたりするじゃないですか。そういうのを見つけて、全く知らない国をちょっと旅する感覚で聴くのも楽しいですね。
柴:それ、めっちゃ分かります。
Spotifyがもたらした「変化」と「恩恵」
─では、実際にSpotifyが発表した過去5年間のデータを見ながらいろいろ語り合ってもらおうと思います。まず、「過去5年に国内で最も再生された楽曲」のランキングを見て柴さんはどう思われますか?
柴:歌番組や雑誌、新聞などのメディアで「CD何百万枚ヒット!」みたいな言われ方が、だんだんしなくなっていったのもこの5年間だったなと思います。それこそあいみょんの「マリーゴールド」(2018年)も、初動では大して売れなかったのですが(オリコンチャート初登場12位)、振り返ってみたらその年を代表する楽曲になっていたわけで。Official髭男dismの「Pretender」(2019年)は、リリースがちょうど「令和」が始まった5月のタイミングだったことも含めて、ヒットの仕方の変化を象徴する曲だなと思います。
─その変化を反映するように、近年はチャート集計の仕方も変わってきましたよね。
柴:2010年代初頭から中盤にかけては、正直、ヒットチャートはいびつなものだったと思うんです。特典商法のせいでシングルCDの売り上げ枚数を並べたランキングが意味をなさなくなっていた。でも、ストリーミングサービスの普及によって、「何枚売れたか」よりも「何回聴かれたか」が大きな意味を持つようになった。それらの数値を反映した複合型チャートが普及したことで、実際に何が流行っているのか見えやすくなりましたよね。そんなふうにヒットのルールが変わったことによって、そこでの戦い方も変わったし、台頭してくる面々もフレッシュになっていった。そういう意味では、若いミュージシャンにチャンスがある時代になったのかなと思います。
過去5年間に、国内で最も再生された100曲を集めたプレイリスト「Go Stream」
玉置:瑛人さんの「香水」もTOP20に入ってるんですね。この曲が流行ったの去年なのに(リリースは2019年)、それで過去5年間の上位に入ってるのはすごいですね。TikTokによって、本当に売れ方が変わったんだなって。
─1位のYOASOBI「夜に駆ける」、3位のBTS「Dynamite」も去年のヒット曲ですよね。ここ1〜2年の人気曲が上位に目立ちます。
玉置:例えば誰かに曲をすすめられたときや、チャートの上位にある曲を「聴いてみよう」と思った時に、CDの時代は「実際に店舗まで買いに行く」というプロセスを踏まなければならなかったけど、今はすぐに検索して聴くことが出来るから、一旦チャートの上位に入ると長く聴かれ続ける現象が起きやすいのかもしれない。
TaiTan:その一方で、TikTokとかでハネた楽曲はSpotifyでも何十万回、何百万回と聴かれるけど、同じアーティストの他の楽曲はそんなに聴かれないケースも多かったりして。そういう現象が起きるようになったのも、この5年間だったのかなと。
柴:勢いがどこまで続くのか、「一発屋」になりかねない危うさはありますよね。
TaiTan:その点、リル・ナズ・Xは上手かったですよね。最初に(「Old Town Road」で)話題になった頃は「SNSの使い方が上手い」みたいな触れ込みでメディアも取り上げていたけど、そのあと(デビューアルバム『MONTERO』に至るまでに)二の手、三の手がちゃんとあったのはさすがだなと。
そういえばこの間、実家に帰った時に親父がヒゲダン(Official髭男dism)を聴いていたんですよ。その様子を見ていて思ったのは、ヒゲダンくらい楽曲の強度があれば「メディアの戦略でしょ」とか「SNSの使い方が上手いんでしょ」みたいな言われ方をせずにすむし、楽曲の強さだけでチャートを支配し上の世代にもちゃんと届くようになっているのだなということ。「TikTokのせいで曲がまともに聴かれなくなった」みたいな言い方をする人は多いけど、強い楽曲はちゃんと残るんだなとも僕は思いますね。
Photo by Kana Tarumi
─ちなみに、Dos MonosとMONO NO AWAREはSpotifyにアーティスト登録したことでどんなメリットを感じていますか?
TaiTan:やはり「プレイリストきっかけ」で僕らの音楽を聴く人が増えたことですね。基本的に再生回数を活動のファーストプライオリティにはしてないですが、「このプレイリストに載りたい」と思うことはあります。例えば欧米の著名なキュレーターが作成するプレイリストに入ると、予想外のところで突然リスナーが増えるみたいな現象は、これまでなかったことです。僕ら、デビューしたばかりで全くの無名だった頃も、アメリカの音楽評論家がプレイリストに入れてくれたんですけど、それで一気に注目されるようになって。そういう「出会い」に開かれたプラットフォームになっているのはいいなと思います。
玉置:Spotifyが上陸したことで、今や「プラットホームがシーンを作っている」といっても過言ではなくて。例えば、僕らが一方的に「かっこいいな」と思っているような、一度も会ったこともないアーティストのページに、MONO NO AWAREが関連バンドとして紹介されていたりするんです。そうすると、実際の交流がなくても音楽的に「つながり」があると認知され、思いもよらなかったところで僕らの音楽を聴いてくれている人がいる現象が起きていて。そういう意味では、僕らもSpotifyに登録したことによる恩恵は受けていると思いますね。
TaiTan:「俺らの音楽って、ここに位置付けられているんだ」みたいに驚くこともあるよね。例えばDos Monosの関連アーティストとして小袋成彬くんやJPEGMAFIA、(コラボ経験のある)ブラック・ミディが並んでいたりして。自分たちは「ヒップホップの人間じゃない」と認知されていることを、自分たちの「肌感」として分かっているしそこを狙っているのだけど、そういう姿勢をSpotifyが可視化してくれたことがある種の「尺度」になる。「間違った方向には行ってないな」という確認もできますしね(笑)。
ポッドキャストに感じる可能性
─ところで今、玉置さんとTaiTanさんはポッドキャスト番組『奇奇怪怪明解事典』をやっていますが、始めたきっかけは?
TaiTan:確か去年の5月くらいかな、アメリカで1ヶ月ツアーをやる予定が全部飛んでしまって。国内のライブも何もない状態が続き、楽曲のリリースも全て白紙になってしまったんです。しんどいな、と思いつつ音楽以外の表現を探していたのが一つ軸としてあるのと、当時SNSでは何を言っても燃やされる地獄のような状況だったので、そこから切り離された場所で好き勝手に話したいという気持ちがありました。そんな時にポッドキャストの存在を知って、Spotifyが提供しているAnchorというアプリを使えば誰でも簡単に配信できるというので、だったらやってみようかなと。(玉置)周啓くんとはまだそんなに面識なかったんですけど、LINEして「やらないか」と誘ったら「それ、言おうと思ってた」と返ってきた(笑)。
玉置:僕もTaiTanと動機は同じで、とりあえず息を吐く場所がないまま情報や苦悩を吸い込み続けている時期が続き、愚痴じゃなくてもいいからとにかく吐き出す場所が欲しいなと。そう思っていた時にTaiTanから誘いがあり、一人でやるつもりだったけど二人の方が楽しそうだなと思って一緒にやることにしました。
─初対面に近い玉置さんを、TaiTanさんはなぜ誘ったのでしょう。
TaiTan:一、二度会って話したときの空気感ですかね。話し込んだことはなかったけど、「この人間は使っている言語感覚が似ているな」という読みがあったんです(笑)。興味や関心ごとの範囲が近いというよりは、言語感覚や世界認識の仕方が似ているところが面白そうだなと。それは僕にとって珍しい存在でもありましたし。
─コロナ禍でスタートして、すでに80回を超えているんですよね。
TaiTan:最初はリスナーもいないまま更新している状態が半年くらいあったんですけど、それでも続けていたら「JAPAN PODCAST AWARDSで『Spotify NEXTクリエイター賞』に選ばれました」と連絡が来て。そこからリスナーもグッと増えていきましたし、こちらもモチベーションもそれで上がりましたね。下手なこと言えないなあと思って、ちゃんと準備もするようにもなりました。
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─ポッドキャストを始めたことで、ご自身に何か変化もありましたか?
TaiTan:それまで恒常的に考えていたことを、ラップ以外の形でアウトプットするようになったわけで、あらゆることが「喋ること」で昇華されちゃう部分もあって、「あんまりネガティブなこと考えなくてもいいや」というマインドセットにはなってきたような気はしていますね。
玉置:仕事でもありつつ、話し相手ができたことはすごく大きいです。ただ、普段感じていた不満みたいなものが、ここで昇華してしまうので曲が作りづらくなりました(笑)。やっぱりものを作る時にはネガティブというか、湧き立つ思いみたいなものがあった方がいいんですよ。
TaiTan:そこがは不思議なんだよね。僕はラップをするのもポッドキャストで話すのも、アウトプットの仕方が違うくらいであんま変わんなくて。例えば「マジでムカつくわ」みたいなことがあった時に「ラップにするならこう」「ポッドキャストで周啓くんと話すならこんな感じ」というふうに分けて考えているので「(一方が)枯渇する」みたいな感覚はあまりないかも。
玉置:例えば「社会はこうである」みたいなことを、賢くもないくせに語りたがる時期みたいなものは終わってきているんでしょうね。こうやって二人で話すことが増えたから、曲でわざわざそんなことやらなくてもいいかなという感覚になってきているというか。音楽という形でしか表現し得ない情景や機微の方に興味が湧いてきているという意味では、大きな影響があったなと思います。
柴:僕は『奇奇怪怪明解事典』をたまに聴いているんですけど、いい意味で「聞き流せる」というか。車の運転や散歩をしながら他のことを考えて、また耳を傾けても全然問題なく内容についていけるところがいいなと思うんですよ(笑)。
TaiTan:それ、僕はすごく意識しているポイントです。ポッドキャストって、情報密度が高くて「有益」なコンテンツが多いんですよね。僕らはそこまで教養的深さがないというのも当然あるんですけど、自分がやるならもうちょっと情感に寄ったものというか。人と人が喋っていること、そのものが実は快楽なんだという、どちらかといえば音楽的な番組にしたかったんです。キング・クリムゾンの「Its Only Talk」じゃないけど、「喋ってるだけでおもろくね?」という。
柴:なるほどね。スーパー銭湯とか行って、若者集団が喋っているのを側で聞いている感じ……気になるワードとか出てくると、つい耳を傾けちゃう感覚に近いのかもしれない(笑)。
玉置:それって、さっきTaiTanが言っていた「言語感覚が似ている」というのが大きいのかもしれないですね。その若者集団の中に、会話が噛み合っていなかったり、一々突っかかっているやつがいたりしたら聞いてられないじゃないですか(笑)。
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─柴さんも『三原勇希 × 田中宗一郎 POP LIFE: The Podcast』などにゲスト出演するなど、ポッドキャストとも縁が深いですよね。
柴:例えば三原さんの番組などにゲストとして呼ばれて出るとなると、もちろん楽しいんですが、肩肘張って喋ってるので、後から聞き返した時に「なんか俺、頑張ってるなあ」みたいに思うことが多くて(笑)。「雑談がしたいな」という気持ちはずっとありますね。雑談を定期的にアウトプットしていく秘訣を二人から学びたいです。
あと、亀田さんと配信した『松本隆トリビュートを2倍楽しむMusic + Talk』も楽しかったですね。『松本隆トリビュート』をプロデュースした亀田さんに全曲解説をしてもらったのですが、こちらはラジオのスタジオを使ってしっかり語っていただくという、普段僕がやっているインタビュー仕事に近い感覚でできたので。
─『松本隆トリビュートを2倍楽しむMusic + Talk』でも利用しているSpotifyの新たなサービス「Music + Talk」は、トークの途中で曲が流せるところがポイントです。Spotifyに登録されている楽曲ならば、どれも著作権フリーでラジオのように流すことができるようになっているのは画期的ですよね。
柴:僕、「Music + Talk」を使ってやってみたいことがあるんですよ。コロナになって、リモートでの取材が増えたことで減ってしまったことの一つが、取材の帰り道やライブが始まる前にロビーなどで編集者としていた「最近、何を聴いた?」トークだなと。あれが実は僕、この仕事をやっている中での楽しみの一つだったんだなと、コロナになって気がついたんです。きっとミュージシャンも楽屋とかでしていた雑談だと思うんだけど、あれを「Music + Talk」でやったら面白いんじゃないかなと個人的には思っています。
TaiTan:この間、Dos Monosのアルバムを出したタイミングで、自分たちで全曲解説するという番組を「Music + Talk」でやってみたんですよ。曲を流しつつ「これは、こういう背景があって」みたいなことを話してみたんですけど、ファンもすごく喜んでくれて。確か折坂悠太くんとかもやっていたと思うけど、もっといろんなアーティストがやった方がいいんじゃないかな。
玉置:確かに、何かを考える時に質問されてそれに答える方がいい場合と、問わず語りの方の方がいい場合がありますよね。そういう意味ではMONO NO AWAREでもやってみたい。別に楽曲のテーマやコンセプトをがっつり語らなくても、レコーディングの思い出話程度でもアーティスト本人が語って、喜ばないファンはいないんじゃないかな。
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