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『シャン・チー』主演のシム・リウ、普通でない道のりを記した回想録を出版

Rolling Stone Japan / 2022年2月7日 17時55分

Michael Buckner for PMC

マーベル映画作品の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で主演を務めた中国系カナダ人の俳優、シム・リウが、自らの手で執筆した回想録を出版する。

2021年2月1日、シム・リウは自ら執筆した回想録『We Were Dreamers: An Immigrant Superhero Origin Story』のカバーをInstagramに投稿した。リウは、32歳の売れない俳優がいかにしてスターに上り詰めたのか、普通でない道のりを記したこの本を書き上げるのに3年かかったと語る。

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1989年に中国・ハルビンで生まれた彼は、幼い頃にカナダに移民、俳優になるまではビジネススクールを卒業し会計士として働いていた。リウは今回出版する本を書き上げるまでの過程を「極めて個人的な道のりだった」と語り、「プーティーンとティムホートンズのダブルダブル(ともにカナダを代表する食文化)の国にやってきて、成人し、自分のやるべきことを見つけて、ついには栄光を勝ち取るまでの物語をみんなに共有する準備ができたよ」と付け加えた。

ハーパーコリンズ社で本作の編集を行ったウィリアム・モロー氏はこの本について「有名人の回想録的なものというよりは、異国の文化の中育ち、家族を見つけ、普通でない環境を自分のものにしていくという移民の物語のようなもの」だと語る。

カナダにおけるマイノリティであるアジア人一家の生活を描いたカナダの人気コメディドラマシリーズ『キムさんのコンビニ』に5シーズンの間出演し続けたリウは、この作品をきっかけに会計士という快適なキャリアを捨て、演技の道を行くことになった。



本作はまた、リウとその両親との和解の物語でもある。リウの両親は、物心つく前の彼を中国の祖父母の元に残し、より良い環境を作るためにカナダへ移民した。リウがトロントで家族と再び集まった時に彼は4歳、文化や言語、価値観の違いなどから、リウと両親の心には溝ができていた。最近になってからは、リウのソーシャルメディアアカウント上に彼の両親が頻繁に登場する。本作の執筆にあたり、自分たちの道のりを家族で語り合う時間が多かったようだ。

本作のプレスリリースで彼は「これは私が皆さんに向けて贈りたい物語です。より良い生活を求め、海を渡り中国から北アメリカにやってきた私たち3人の小さな家族の物語、文化の違いによる衝突やジェネレーションギャップなど、家族の絆を引き裂きかけたいくつもの困難の物語、お互いを傷つけあいながらそれでも生き延びてきた不完全な家族の物語です」と語った。

リウが昨年6月に本作の出版を発表した際、Twitterに「本を書きました」とコメントしただけだったが、先日の発表では、オリヴィア・マンや、カナダ人俳優で同じくスーパーヒーローを演じたライアン・レイノルズ、『シャン・チー』で共演したロニー・チェンらが表紙にコメントを寄せていることが明らかになった。

本作『We Were Dreamers: An Immigrant Superhero Origin Story』は2021年5月3日に発売予定、現在Amazonで予約を受け付けている。

From:Shang-Chi Star Simu Liu Says New Memoir Is An Immigrant Superhero Origin Story

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