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ツタロックフェス2022クイックレポ:ユアネスが手にした深みと広がり

Rolling Stone Japan / 2022年3月20日 12時11分

ユアネス(Photo by Taichi Nishimaki)

本日3月20日、幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールで開催中のツタロックフェス2022。ユアネスのクイックレポートをお届け。

2020年にコロナ禍で中止になった「ツタロックフェス」が、約3年ぶりに開催。オープニングアクトを務めるのは福岡発のロックバンド、ユアネス。彼らは次世代のシーンの主役が集うライブイベント「ツタロックDIG」の大阪開催「ツタロックDIG LIVE Vol.9」に出演することが決まっている。

【写真を見る】ユアネスのステージ

【関連記事】「ツタロックDIG LIVE Vol.9 -OSAKA-」、5月に心斎橋BIGCATにて開催

昨年12月に1stフルアルバム『6 case』をリリースし、全国7カ所をまわるツアー「ONE-MAN LIVE TOUR 2022 "6 case”」を経て、進化を続けるバンドの「今」を体現。1曲目は疾走感のある「凩」。抑制されたトーンで情熱的に歌い上げる黒川侑司(Vo, Gt)。多彩なアプローチで変化を加える古閑翔平(Gt, Programming)。切れ味のいいリズムを生み出す田中雄大(Ba)と小野貴寛(Dr)。バンドサウンドの醍醐味を伝える。

2曲目は「日照雨」。青のライティングが照らす中、しっとりした旋律とともに黒川の歌で聴かせるナンバー。歌に寄り添うギター、ベース、ドラムの演奏も自然体でいい。この仕上がり具合は、バンドの現在の勢いを表していると言ってもいいだろう。3曲目に披露したのは「籠の中に鳥」。同曲は2021年4月に配信リリースされ、ミュージックビデオのYouTube再生回数は400万回を突破している。どっしりしたアンサンブルに乗せて情景が広がっていくイメージは、多くの人に共有してもらえるポテンシャルを秘めていると感じた。1曲目とはまた異なり、2曲目・3曲目で見せた深みと広がりが、これからのバンドの進化のカギを握るだろう。


Photo by Taichi Nishimaki

SET LIST

M1. 凩
M2. 日照雨
M3. 籠の中に鳥

※「ツタロックフェス2022」クイックレポート一覧はこちら

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