BE:FIRST、2ndワンマンライブ完遂 BESTYとともに歩む7人の勇姿
Rolling Stone Japan / 2022年4月25日 17時35分
BE:FIRSTの二度目のワンマン公演となる「"Bye-Good-Bye"One-day One Man Show」が4月24日(日)東京ガーデンシアターで昼夜2回公演として行われた。両回ともソールドアウトとなったこの公演、以下、ライターの高木”JET”晋一郎による昼公演のオフィシャルレポートをお届けする。
【写真を見る】「"Bye-Good-Bye"One-day One Man Show」でのパフォーマンス
SKY-HI率いるBMSGに所属する、SOTA/SHUNTO/MANATO/RYUHEI/JUNON/RYOKI/LEOで構成される7人組ダンス&ボーカルユニット、BE:FIRST。開場前から物販列には多くのBESTY(BE:FIRSTファンの呼称)が長蛇の列を作り、会場ではBE:FIRSTグッズ、そしてSKY-HIが立ち上げ、BE:FIRSTも所属する「BMSG」グッズを身に着けたファンがその開演を待ちわびる中、会場BGMにBMSGに所属するSKY-HI, Novel Core, Aile The Shota, edhiii boiによる楽曲「Brave Generation -BMSG United Remix-」が流れると、会場からは自然と手拍子が起こり、その興奮度は一気に高まっていく。
Photo by ハタサトシ
ステージのLEDスクリーンに映し出されていたBE:FIRSTのロゴが消え、会場の明かりが落ちると、スクリーンにはどこかの街の路地裏のような場所を舞台に闊歩する7人の姿が浮かび上がる。そしてスクリーンが上下に分かれると、その中心から黒と白のコントラストを強調したクールな衣装に身を包んだBE:FIRSTが現れ、ライブは4月25日に配信開始となる「Betrayal Game」からスタート。ドラマ『探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23時59分~)の主題歌にも起用されたこの曲は、音数の絞られたミニマルな構成に、7人のダンスとボーカルが光る一曲。そのまま楽曲は彼らのデビュー曲である「Gifted.」に展開。ここで印象的だったのは、オーディエンスが身じろぎもせずBE:FIRSTを注視していた姿だった。拍手や手を振るといったアクションではなく、7人の姿を立ち尽くすかのように見つめるオーディエンスの姿からは、圧倒的なパフォーマンス力で観客の心を掴むまでに至った「BE:FIRSTの進化」を感じさせた。その緊張感溢れるパフォーマンスから、ロッキッシュに会場を沸かせる「Brave Generation」、会場全体がタオルを振る「FIRST STEP」と、続く2曲では会場を一体感で包み、「緊張と緩和」がオープニングパートの肝となっていた。
新たに完成したBMSGの専用スタジオではしゃぐ7人の姿と、これからの意気込みを語るメンバーの映像によるインタールードを挟み、ストリート系カジュアルの衣装に着替えたメンバーが登場。ライブの中盤戦は”To The First”で始まった。今年2月に行われた横浜ぴあアリーナMMでの「THE FIRST FINAL」で大団円を迎えた、彼らを生み出したオーディション「THE FIRST」。そのテーマ曲であったこの曲を丁寧に歌い上げる彼らの姿からは「『THE FIRST』の次のステップに登ったBE:FIRST」が映し出される。この後も「Move On」、「Be Free」と続き、7人だからこそこの曲を歌えるという「強さ」が、このパートには通底していた。
MCでは前述の「Betrayal Game」の配信のアナウンスや、25日20時にアップされるミュージックビデオ、すでに先行公開されている各メンバーにスポットを当てたティーザー動画の撮影裏話などを和気あいあいと話す7人。5月18日にリリースされる2ndシングル「Bye-Good-Bye」や、現在進行しているプロジェクトに向けての意気込みなど、これからの活躍を期待させる話題に、観客からは驚きと期待の拍手があがった。
ダンス&ボーカルアクトとしての飛躍を実感
そしてこの日、彼らの成長をボーカル面で強く感じさせたのは「Shining One ~pf ver.~」だろう。ダンサブルな原曲から一転、ピアノだけで構成されたバックトラックに、コーラスせずにそれぞれがリードボーカルを取る構成となったこの曲。しっとりと、そして瑞々しく歌い上げる7人の姿からは、歌唱力の高さと、それをライブという生の形で披露できるボーカルスキルの高まりを感じさせた。様々なアワードや「THE FIRST FINAL」「1st Fan Meeting -Hello My BESTY- 2021」「”FIRST” One Man Show -We All Gifted.-」、そして「THE FIRST」での最終審査など、現在から過去に遡る形で、デビューからの経験と成長を、映像とメンバーのコメントで振り返るパートを挟み、彼らの原点である「Shining One」を改めて披露するBE:FIRST。
続く「Kick Start」では「僕たちなりの進化を通して、濃い時間を皆さんに届けられていたら嬉しいです(RYOKI)」「一人ひとりのBESTYの力で、こんなに大きなステージに立たせて貰って、感謝してもしきれません(SHUNTO)」「かけがえのない時間を共有出来たことは宝物です。たくさんの夢を皆さんと一緒に歩んでいければと思います。愛してます(LEO)」「沢山の曲を歌って皆さんに届けたいという気持ちが伝わると嬉しいです。まだまだ盛り上がっていきましょう(RYUHEI)」「世界への挑戦権への2歩目が踏み出せたと思います。絶対にみんなで世界にいきましょう(SOTA)」「BESTYの皆さんの反響をいつも楽しみにしているし、皆さんからパワーを貰っています(MANATO)」「皆さんの熱量に支えられているので、これからも更に成長した姿を見せられればと思います(JUNON)」と、BE:FIRSTへの思い、BESTYへの思いを口にするメンバー。そして「また逢いましょう。その時まで”Bye-Good-Bye”」と、この日のラストソングとなる「Bye-Good-Bye」を披露。歌い終わると名残惜しそうに客席に手を振るメンバーの姿が非常に印象的だった。1stワンマンライブよりも、格段にパフォーマンス力、そして表現力を高めたステージを見せたBE:FIRST。パフォーマーとしての存在性を強く提示した2ndワンマンライブは、彼らのこれからの「ダンス&ボーカルアクトとしての飛躍」を十分に感じさせるライブとして完結した。
Photo by ハタサトシ
なお、前述の「Betrayal Game」は25日0時から配信、20時からは「Betrayal Game」のミュージックビデオをYouTubeにてプレミアム公開する。またMV公開に先駆けて、25日19時30分からはBE:FIRSTのInstagramオフィシャルアカウントにてインスタライブ、19時45分からはYouTubeチャンネルにて生配信を行う。音源や映像、そして生配信を通しても、彼らの成長を感じ取って頂きたい。
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