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INI、繊細さと大胆さを併せ持つグループの新たな一歩

Rolling Stone Japan / 2022年5月30日 9時7分

「INI COMEBACK SHOW」(©LAPONE ENTERTAINMENT)

グローバルボーイズグループINIが27日、都内某所にて2ndシングル「I」のリリースを記念し、「INI COMEBACK SHOW」を開催した。ここではライターのDJ泡沫によるレポートをお届けする。

【写真】イベントの様子

4月20日に発売された「I」は、初週売上58.1万枚でオリコン週間シングルランキング初登場1位となり、初週売上50.8万枚を記録したデビューシングル「A」に続いて2作連続で初週売上50万枚を超えたアーティストはオリコン史上初となった。今回のイベントは、CD購入者から抽選で観客を招待するオフラインイベントで、同時にオンラインでも配信された。

1曲目に披露した「I」の収録曲「We Are」はシンセ音とギターサウンドの調和が印象的で、何があっても一緒に夢を見て共に歩んでいく「僕たち」を歌う、緩やかだがポジティブなエネルギーに満ちた爽やかでエネルギッシュなタイトル曲だ。続いてパフォーマンスされた「DILEMMA」は、”俺の魅力に魅せられて抜け出せない姿がまるでジレンマにハマったよう”という自信満々な歌詞で強烈なビートとサウンドがインパクト大のヒップホップベースのヘヴィでダイナミックな楽曲で、異なる魅力の2曲からイベントはスタートした。





挨拶の後は、「I」の収録曲についてのトークタイム。パフォーマンスを披露した「DILEMMA」について髙塚が「様々な種類のメンバーの声色が聴ける凝縮した一曲。歌詞も今まで自分たちが出した中では1番人間味があるというか、ドロドロしたような内容で振付も合わせて新しいと思います」とコメント。スタイリッシュな歌詞が好きと言う田島は、「自分のパートの歌で"You cant take your eye off me またどうせ堕ちていくだけさ"っていうのがあるんですけど、凄く強気でなんだこの曲!という感じでした」と今までにない新たな魅力の表現について言及した。西は全部の曲が好きだけど、「I」の収録曲の中では1番好きとのこと。後藤「凄く爽やかでときめきを詰め込んだ歌詞で、明るさが魅力」のさわやかなラブソング「AMAZE ME」については、尾崎は「この曲はリズムが大事だと思う」と歌唱時のポイントについて言及。後藤が「純粋な愛の歌だからこそ歌詞を大事にしたいです。歌詞の中に"紫色もオレンジ色も滲めば君の夢を見るようになる"というのがあるんですが、紫とオレンジって混ざるとチョコレートみたいな色になるので、そんな風な君の甘い夢を見るってことかなと。めっちゃ自分の解釈ですけど」とロマンティックな解説をすると、メンバー達が知らなかった!と感嘆の声で沸く場面もあった。初めて聴いた時に鳥肌が立ったという佐野は「感動した曲や場面に遭遇すると鳥肌が立つ」と言っていたが、「美味しいものを食べた時はどうですが?」という質問には「あんまないっすね」とこたえていた。

温かな雰囲気のメロディアスな「Polaroid」は「僕たちINIとMINI(ファンの総称)の皆さんが一緒に過ごした一瞬一瞬を、大切にポラロイド写真におさめるように記憶に残したいという気持ちで歌った曲です」と許が解説。バラードに歌い方に苦戦したという許は「自分はどちらかというと力強い歌い方が得意なのですが、繊細な表現の曲なのでいつもの歌い方だと強すぎてしまって、表現の方法を色々と研究しました」と楽曲消化の舞台裏についても教えてくれた。アルバムの中でこの曲が1番好きという藤牧は「曲調も好きなんですが、”1秒を永遠にしてみよう"という歌詞が、フェンファンが言ってくれた一瞬一瞬を思い出に残そうというようなに思いが濃縮されているようで気に入っている」とコメント。木村も「聴いた時に写真を撮りたくなるような気持ちになってくれたら嬉しい」と曲の魅力を語ってくれた。

「BOMBARDA」は池﨑が「重量感のあるヒップホップベースの曲に乗った呪文のような言葉が、ラップとボーカルそれぞれの魅力を引き出している」と説明してくれたように中毒性のあるフレーズがインパクトのある一曲。松田は「ブリッジのたくみん(尾崎匠海)のパートからのBOMBARDA...ボーン!っていう流れが、聴いててめちゃくちゃ気合のスイッチが入る」ブリッジに注目してほしいという池﨑は「呪文のようで民族的なフレーズもポイントなんですが、ラグビーのニュージーランド代表がやるハカのような雰囲気の振り付けもポイント」と見どころを教えてくれた。

続くゲームコーナー「We Areシンクロポーズゲーム」では、お題に沿って同じポーズが出来るかどうかというメンバー間の心のシンクロぶりが試された。練習ゲームを含め、先日日ハム対オリックス戦で始球式を行った田島にちなんだ(?)「ピッチャー」というお題が出たり、アルバムタイトル「I」を表現するお題では1人だけ床にIの字に横たわった許に会場がざわつく場面も。「力士」「BOMBARDAの印象的な振付」など微妙に全員が揃わない中、「後藤のアー写のポーズ」(後藤「俺一回も変えてない」)という独特なお題では、メンバーの心がひとつになった。メンバーだけでなく観客も含めた「ハート」というお題でそれぞれのハートが会場をうめつくし、投げキッス」でゲームを締めると思いきや、「いつもの面白い佐野くんがいなかった」という松田の要望で、急遽佐野が出した「Happy Happy」というお題でコーナーを締めくくることとなった。

トークコーナー後は「BOMBARDA」とファン投票によって選ばれた「I」の活動曲「CALL 119」という、異なるスタイルのヒップホップベースの楽曲パフォーマンスが披露された。ラストは「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の番外編「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」番外編 ~11人の軌跡、INIの奇跡~」が、Blu-ray・DVD BOXでグループの結成日である6月13日にリリースされることがサプライズで発表された。その時の裏側のリアルな心境や伝わっていなかった部分が見られる内容とのこと。


©LAPONE ENTERTAINMENT





今回のイベントではパフォーマンスしなかった「Polaroid」「AMAZE ME」はまた披露する機会があると思うという木村のコメントもあり、メンバーそれぞれの気持ちを込めたエンディングコメントと共に、初めてファンの前で直接新曲をパフォーマンスした喜びに溢れたイベントとなった。


©LAPONE ENTERTAINMENT

SETLIST

M1 We Are
M2 DILEMMA
オープニング
トークコーナー①
トークコーナー②
M3 BOMBARDA
M4 CALL 119
エンディング

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