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PUNPEEとBIMが語る、『焦年時代』制作の舞台裏、ライブへのこだわり

Rolling Stone Japan / 2022年10月21日 19時30分

左からBIM、PUNPEE(Photo by Mitsuru Nishimura)

日没前と日没後が絶妙に混ざり合う状態の時間「MAGIC HOUR(マジックアワー)」の名を冠した新たな音楽イベント「MAGIC HOUR vol.1」が、2022年11月12日(土)大阪・なんばHatchにて開催される。同イベントはライブという空間で、あらゆる音楽が混ざり合いクロスオーバーすることで、観客のみならずアーティストも新たな体験とグルーヴ、音楽を楽しめる場を目指しシリーズ化していく。

今回、出演者の一人であるBIMと盟友PUNPEEにインタビューを実施し、両者が考えるライブの極意、この夏注目を集めたコラボEP『焦年時代』の話をたっぷり聞いた。

ー8月にリリースしたEP、『焦年時代』について聞かせてください。コラボEPという形ですが、どちらから声をかけたのでしょうか。

PUNPEE:去年の4月、BIMさんのツアー中に自分も客演として同行してたんすけど、そのときに、(SUMMITのA&Rである)レンくんがプロデューサーのRascalからもらったビートをかけてくれて。それが、スネアに鈴虫の音とか入ってて、メロウな夏の夜っぽい感じだったんです。「これ、めちゃくちゃいいって」ってとこから始まって、「夏の曲だったら2人で作れそうじゃん」という話になったんです。元々、去年の夏に作ろうと話していたんですが、あれよあれよと時間が経ってしまい、結局夏には出せず。じゃあ、来年まで温めようということになり。そのとき、ZOOMのスクショを添えて「2人で夏っぽい曲が出来たけど、来年に出します」というツイートをしたんです。

Avalanche公演が残念なことに無くなってしまったのでbimさんとやりとりしてたら夏のアニメ作品のような曲が出来ました。でも夏も終わってしまったのでこれも来年までに持ち越し。土の中で寝かす!!!起こすとき味が染みてますように。 pic.twitter.com/sNbL4rece5 — PUNPEE (@PUNPEE) September 11, 2021

BIM  そしたら、そんなにリツイートされなくて。

PUNPEE もっと来ると思ったんだけどね……(笑)。そのあとゆっくりやっていました。

ー単曲ではなく、あえてEPという形を取ったのは?

PUNPEE 一年あったし、「BUDDY」がいい感じでありがたく話題になったので。でも一曲で自分達が表現できるかなーとも思ってたのでEPサイズになりました。(2人のコラボ曲も)数打ちゃ当たる系みたいに聞こえるかもですが(笑)。



―2018年にBIMさんの名義でリリースされ、PUNPEEさんがフィーチャリング・ゲストとして参加した「BUDDY」は、もはやイベントやライブでの定番になっていると思うのですが、あらためてBIMさんにとってはどんな曲ですか?

BIM あの曲で、一人暮らし出来るようになりました。

PUNPEE わははは、ほんと?

BIM マジです。俺、皆さんが思っている以上に、食えるようになったのは意外と遅めで、それまではルームシェアの家賃を払うのにもヒイヒイ言っていたんです。しかも、「BUDDY」をリリースした頃は本当に曲が出来なくて。ヘイターの心無い言葉をネットで見るにつけ、「こんなのでわざわざ心がすり減るのも、ダリいな」と思って、「音楽、もういいかな」って思っていたんですよ。あの曲も、昼から酒を飲んでベロベロになってレコーディングしたんですよ。最初に「シャッシャ」って音が入ってるの分かります?

PUNPEE 入ってる。

BIM あのとき、一軒家の3階に住んでたんですけど、隣のマンションから何か見られている気がして、カーテンを閉めた時の音がそのまま入ってるんです。

PUNPEE へえ〜。「シャッシャ」って音が入ってるのは知ってたけど、なんでかは分からなかった。

BIM 「あっちから誰か見てんな」って勘繰って。ネガティブな感じなんですよ。

PUNPEE ちょっとした「アル中時代」みたいな。

BIM 本当にそんな感じでしたよ。

―PUNPEEさんも、これまでに様々なコラボを経てきているわけですが、とりわけBIMさんと曲を作るのはどんな感じなのでしょうか。

PUNPEE 「BUDDY」を作った時点でも、それまでに6年間くらいBIMのことは知っていたので。BIMはOTOGIBANASHISとしても活動していたし、SUMMITとも契約していたから、その関係性を知っているヘッズもたくさんいたと思う。そんな中、実際に曲を作るというのは、プレッシャーになるのかなとか思ったんすけど、「BUDDY」はさらっとできたよね。

―『焦年時代』の制作のプロセスは、どのように進めていったのでしょうか。

PUNPEE 2人で、「テーマを夏にしよう」と決めて。このタイミングで2人で作るんだったら、何かトピックがある方がいいかもね、というところから始めたんです。手元にあるビートを投げて、「これ使おう」と決めていき、そこからは早かったような。大まかに、「この曲はこういう感じ」というのは決めていきましたけど、あまり細かいやり取りはしてないですね。

BIM こう投げて来たからこう返す……みたいに作っていって。

PUNPEE 夏っていうテーマも普遍的だったので、いろんな「夏」の局面を出しやすかったです。めちゃくちゃ書きやすくて、ストレスなく楽しかったですね。

―全5曲、庶民的というか、聴いているうちに普段の2人の様子やリアルな生活感が伝わってくるような気がしました。 

PUNPEE お互い、大きいスタジオとかも使わず家で録ってるんです。例えば、こういうリリックが来たら、自分がこう書き直して、この要素が足りないから付け足して……っていうのを経て、1日のうちに出来ちゃうんですよ。だから、日常の中で自然と出てくるフレーズとかがあったのかも。

BIM 俺も、「すみません、洗濯物干したら録ってすぐ送ります」みたいな感じでしたし。


Photo by Mitsuru Nishimura



ZEEBRA参加の経緯

―「Jammin97」にはZEEBRAさんが参加されています。この曲を作ったきっかけは?

BIM あれはRascalのビートで、俺のEP『Because Hes Kind』に収録しようと思っていて。で、PUNPEEくんがうちに遊びに来てくれた時に、まだ未着手だった「Jammin97」を聴いて、「これ、ファーサイドっぽいね」と言ってくれたんです。それで、ZEEBRAさんが入っていただけたりしたら最高だなぁ……って勝手に話してて。



PUNPEE 自分の中ではメロウなファーサイド感があって。「アルバム全体で、意外なゲストの方がいたらどうかな?」って。しかも、ちょっと前のZEEBRAさんのフローが浮かんだんですよね。ぼーっとしてた時に、「昔のフロウでやってもらうと新鮮じゃないかな?」と思って。「過去から来てもらうのはどうかな?」って……。

BIM ずるいっすよね、そのアイデア。タイムマシンがPUNPEEのシグネチャーになってるから。

PUNPEE 主人公が死んだらまた元の場所に戻るみたいなタイムリープ的な設定だったり、色んな複雑な前設定の映画や漫画って増えている感じがするんです。『進撃の巨人』とかの設定も特殊じゃないですか。だから、昔より設定が細かくても、みんなに楽しんでもらえるのかなと思って。過去からZEEBRAさんが来たって設定も、今だったら楽しんでくれるんじゃないかな、と。これが10~20年前だったら「なにそれ?」って言われるかもしれないけど。

―たしかに、無理矢理感があったかもしれないですね。

PUNPEE そう。だから、今のような説明を、そのままZEEBRAさんにメールで送って。

BIM 即答をいただけてぶち上がりました。

―この曲の下敷きにはZEEBRAさんの「真っ昼間」(1997年)があると思います。実際にZEEBRAさんのリリックも、当時の楽曲を意識したものになっている。あれも、ご本人がそのまま書いて送ってきたのでしょうか?



BIM そうです、そうです。リリックにPUNPEEとBIMの名前も入れて下さって。

PUNPEE レコーディングのとき、一声目で90年代中期のジブさんが出てきたんです。だから「おおー」ってなりました。

―BIMさんのヴァースの”都会の野蛮人”ってところにも、ZEEBRAさんの”アーバリアン!”って被せが入っていて。

BIM 贅沢でしたね。

PUNPEE 最後の寸劇も、全部その場でZEEBRAさんが考えてくれたんです。「俺がこの後、過去に戻って『THE RHYME ANIMAL』(1998年にリリースされたZEEBRAのデビューアルバム)を作るから、その相談をするってどう?」って提案してくれたんです。

ー寸劇の最後に「適電で!」と言っているのも、リアルに当時のZEEBRAさんの楽曲「Still No.1」を思い出しました。

BIM 当時、よく使っていたフレーズとかありますか?って聞いたら、「適電」を提案してくださって。「適当に電話」のことなんですよね。

PUNPEE ZEEBRAさんはその後もぶだんずっと設定を守ってくれていて、フジロックの時は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンのTシャツを着て来てくれて。

BIM あれはアツかった。

PUNPEE MCでも「今日は一回目のフジロックでしょ?」「いや、25回目です」「えー?」みたいなやりとりをして。ZEPP HANEDAで開催した『焦年時代』のリリースライブでは現在のZEEBRAさんってことだったんですけど、「25年間も秘密守るの大変だったぜ!」って言いながら(笑)。

―今お話に出ましたけど、今年、出演されたフジロック・フェスティバルのステージにZEEBRAさんが出た経緯というのは?

PUNPEE 「フジのライブで、何かサプライズがあったらいいよね」って話していたんです。

BIM 『焦年時代』からシングルリリースして、グリーン・ステージで新曲としてお披露目しようってことだったんですけど、EPが出来ちゃったから。「これでZEEBRAさんが来てくれたら最高っすね」ってオファーしたら来てくださって。

PUNPEE 規模の大きいグリーン・ステージでのライブだし、影響を受けた先輩を1人呼べたらなっていう自分の思いと完全に一致したんです。

―同じフジロックのステージでは、PUNPEEさん自らECDさんの「ロンリーガール」やブッダブランド「人間発電所」、スチャダラパー「サマージャム」を流しつつフリースタイルする瞬間もあって。どんな気持ちでステージに立ってらっしゃったのかなと。

PUNPEE ヒップホップのアクトで、グリーン・ステージに立つのが初だったということで、自分が好きな曲や影響を受けた曲をデカい音で鳴らせたらいいなって思っていたんです。あと、ヒップホップといえばサンプラーだし、SP(Roland製のサンプラーの名称)の生音をあそこでデカく出せたらなって。それだけですね。あのときは、オリジナルの「ロンリーガール」のトラックをツボイさん(ILLICIT TSUBOI)のフロッピーから抜いて、演奏したんです。

―ステージを終えられた後の手応えはどうでしたか?

PUNPEE 緊張するかと思ったんですけど、思った以上に楽しかったし、ZEEBRAさんが出てきたあたりから完全に緊張もほぐれて。ライブ中に喋りすぎましたね。


BIMとPUNPEEのライブ観

―今回は2人のライブの極意みたいなことも伺いたくて。BIMさんは今年、バンドセットでのワンマンも経験されて。ずばり、BIMさんにとってライブとはどんな場ですか?

BIM 俺は、作り込んでいくPUNPEEくんと真逆なのかなって思うんですけど、準備して臨んだライブの方がよくないんです。ゆとりがなくなっちゃう、というか。だから「MCはここで何を話す」とか決めて行っちゃうよりは、バックDJのザイちゃん(DJ ZAI)とdoooo君とアイコンタクトして「今、話します」みたいにその場で進めていく方がよかったりする。でも、そのやり方がいいと思ったのは、PSGの野外のライブに帯同して一緒に見に行かせてもらった時なんですよね。



PUNPEE あー、岐阜だ。2014年くらいだったかな。

BIM そのとき、みんなで楽屋でいたずら書きして遊んでたんです。その流れでPSGのメンバーはステージに行って、そのままの感じでライブを始めたんです。それを見た時に、「一緒に遊んでもらってるし、俺も音楽活動やライブをやってるけど、全然、レベルが違うわ」と思っちゃって。そのあたりから、自分もいつか自然体でライブをやりたいなって思ったんですよね。それが自分にとって大きなミッションになって、それを長々と追いかけてたら、結局そっちのスタイルが自分に合ってるんだなと思ったんです。それまでは、事前に全部決めることが正義だと思ってたし、そっちの方がパフォーマンス的にいいでしょ、と思ってたんだけど。

―バンドセットで感じる、ライブに対しての新たな高まりなどはありますか?

BIM バンドセットは、走り出しちゃったら走り続けなきゃいけないんですよね。最初はラップしながらドラムに合わせていかなきゃ、とか思ってたんですけど、あるとき、「は! 違う!」と思って。俺が自分勝手にやってた方が、多分リズム隊の人もそれに合わせてくれるから、そっちの方がやりやすいのでは、と思ったんです。だから、自由に走らせてもらってるって感じですね。いつもみたいに、2DJとやるときとは脳の使い方が違う気がします。

―その感覚は、もう慣れました?

BIM そうですね、慣れてきました。やってるときは、まだ緊張します。脳が何個か動いている感じ。発展途上ですけど、ゾクゾクしますね。

―PUNPEEさんはいかがですか? 映像の作り込みとかもこだわっていて。先日のフジロックもそうですし、今年、開催されたヒップホップ・フェス「POP YOURS」のヘッドライナーとして出演された際も、煽りの映像や舞台上の小道具まで、全てこだわりがハンパなくて。

PUNPEE まず、さっきBIMさんが言っていたPSGのライブですけど、PSGはメンバーが3人いて、誰かがラップしたらそれをアシストするっていうくらいの感覚でライブをやっているんです。「みんながいるから、ちゃんと出来る」っていう安心感があったんですけど、そこからソロになって「うわー、ちゃんと決めないと」っていう力が働いてしまっているのかもしれないですね。それで、楽しませるために新しい要素を取り入れたりとか、使っているビートを変えたりとか。どんどん、そういうモードになってきたのかも。映像を作るにしても、何か新しいことをやった方が燃えるっていうのはありますね。



―まさに、PUNPEEさんらしいクリエイター魂というか、凝り性というか。

PUNPEE どんどん複雑にしていって、結局自分を追い込んでいるんですけど、そっちの方が、終わった後の「わー」って感じが大きいです。楽しいですね。でも、BIMさんのライブを見てると、ステージに出る直前まで人と話してて、ライブになったら急に行くから、それはすごいです。

BIM 先輩たちの姿を見て、拡大解釈した結果ですよ(笑)。

PUNPEE 先日、ZEPP HANEDAで開催したライブは、初めて2人でやるライブだったので、「これで大丈夫かな?」って気持ちが少しあったんですけど、やっぱりBIMさんの瞬発力がすごいので、安心感がありました。あと、「グループっていいな」と思いましたね。バランスよく動ける感じが。

BIM あの日は、気がラクなライブでしたね。普段から、先輩のなかでもっとも多く一緒に酒を飲んでくれるのはPUNPEEくんなんです。2人で飲んだりもするし。そのときの感じのままがステージでも出せた。

―その安定感とか親密さが、オーディエンスにも伝わってるんですよね、きっと。

PUNPEE はい。それと、BIMとはあんまり年齢が離れてるって感じがしないですね。10個違うんですけど。もちろん、最初は「若い子だな」と思ってやってたけど。

BIM 俺、18でしたからね。


Photo by Mitsuru Nishimura



最高だったライブ体験

―フジロックに顕著なように、多ジャンルのアーティストが出演するようなフェスと、ヒップホップのオーディエンスだけが集まるイベントでは、パフォーマンスの雰囲気やヴァイブスに変化は生じます?

BIM 僕の場合、その場のパフォーマンスというよりも、ライブ後の制作内容に影響を及ぼすかもしれないです。ヒップホップを聴いていない人もいるし、この動き(首を前後に動かしてノる動作)を知らない人もいるじゃないですか。その人たちを盛り上げるのって、やっぱり、バンドの方が理にかなっているなって思っちゃう。楽器がバーンってあって、お客さんを一気に盛り上がらせるのと比べたら、DJとラップだけだと、難しいなって思うこともあります。でも、家に帰って曲を作ってる時に、フェスでの光景を思い出して「ちょっとここ、展開つけちゃお」とか思うこともありました。

PUNPEE 昔はヒップホップのアクトが他のジャンルのフェスに出るって、今よりずっと少なかったですよね。どうにかして、その人たちに受け入れられるかという最大公約数を考えて作ってきたと思うんですけど、今はヒップホップを聴くお客さんも増えてきているなと感じるし、昔よりはそういうことを考えなくてよくなったと思います。「自分の曲を知ってくれてる方がちゃんと楽しんでくれてる」と感じることが以前より多くなりました。昔は「なんでこんなにロックバンドとヒップホップのアクトで違うんだろう」とずっと思っていて。楽器を弾いているだけで見え方が違いますし、毎回、自分のライブの内容も試行錯誤していたんですけどね。あと、ヒップホップのアクトがあまり他のフェスにいなかったときに、RHYMESTERさんと一緒にツアーを回らせてもらって、ライブを一工夫する大切さなどを学ぶいい経験になりました。BIMさんのオトギ(OTOGIBANASHIS)とかも、ヒップホップ以外のイベントに出ることが多かったよね。

BIM ていうか、そっちばっかりでしたね。めちゃめちゃ難しいけど、その時はまだ子供すぎて、そういうフェスの現場をアウェーだなと感じて、「早く終われ」とか思ってしまって。逆に「ホームだ!」と思ったら頑張る、みたいな感じだったんですけど、今は逆ですね。「アウェーなら、その分やっちゃうぜ〜」みたいな。

―これまで、それぞれの最高だったライブ体験を伺ってもいいですか?

PUNPEE  1回目のツアーですかね。2015年に開催した「The "Journey Into Mystery" Tour」で、一番最後の会場が赤坂BLITZだったんですけど、その時のことはけっこう覚えてますね。初めてツアーをちゃんとやりました、っていう意味では印象に残ってます。1stアルバムの『MODERN TIMES』をちゃんと出した上でのツアーってことで、来てるお客さんも温かったし、「多めの親族が来てるな」って感じでした。

BIM 七五三スタイルっていうか。

PUNPEE そうそうそう、晴れ舞台に。

BIM 俺は、元々VaVaくんがバックDJだったんですけど、VaVaくんのソロ活動も忙しくなって、バックDJを辞めることになったんです。最後のVaVaくんとのライブって日に、感極まった時があって。そのときはレンくんに褒められましたね。「いいライブだった!」って。それ以来、VaVaくんにDJをやってもらったことは未だに一回もないですし、それまで一緒にツアーを回ってきて「最後だ……!」って。それは思い出に残ってますね。ちなみに熊本でのライブでした。あいつは忘れてると思いますけど(笑)。

PUNPEE そんなことないでしょ(笑)。

―ちなみに今後、コラボしたいアーティストはいらっしゃいますか?

PUNPEE 言ったらネタバレになっちゃうからなあ……。でも、変な話ですけど、MF DOOMとやってみたかったですね。お互い、ヒーローやアクションものが好きだし。

BIM 俺は同世代がみんなかっこいいので、同世代のアーティストでまだやったことがない人とはどんどんコラボしてみたいなと思いますね。同じ時を見てきているから。それこそ、PUNPEEくんとかが出てきたときも、俺はヒップホップが盛り上がってると思ってたんですよ。でも、今から見たらあの時って冬の時代……。

PUNPEE 極寒ですよ。

BIM その後、「I REP」とかが出た時に「来たー!」って思ったけど、それでも今の方が盛り上がってると言われてますよね。そこを一緒に経験してきたヤツらとはフィールする部分があるんです。あと、話すとみんないい人。本当に思いますけど、ラップを一生懸命やってラップがどんどん上手になってる人は、みんな基本真面目なんですよ。どんな格好しててどんなタトゥーが入っていても。

PUNPEE たしかに。

BIM それこそ、Benjazzyくんと一緒にやらせてもらった時もそう思いましたね。やっぱりヒップホップがめちゃくちゃ好きなんだなって。

PUNPEE 同い年のラッパー、いっぱいいるよね。

BIM 佐々木(KID FRESINO)、ウェビ(JP THE WAVY)、kZm、Ryugoくん(ゆるふわギャング)。一個下がBenjazzyくん(BAD HOP)とかNENEちゃん(ゆるふわギャング)ですね。

―BIMさんは、11月12日に「MAGIC HOUR vol.1」に出演されます。こちらのフェスも、様々なジャンルのアーティストが出場するわけですけど、これまでヒップホップのライブに来たことがないという方は、BIMさんのステージをどんなふうに楽しめばいいでしょうか?

BIM 俺がなんとかするんで、大丈夫です。俺が楽しませます(笑)。

―最後に、「MAGIC HOUR vol.1」への意気込みをお聞かせください。

BIM 同じ出演者のYogee New Wavesのボンちゃん(竹村郁哉)は、BIMバンドでギターを弾いてくれてるんですよね。僕はまだバンド初心者ですけど、POP YOURSでヒップホップのお客さんにバンド・セットを見ていただくってことを経験して、今回はもっと他のジャンルに親しんでいる皆さんにも、バンドセットでのライブを初めて見ていただける。自分なりの進化を試せるなと思っているので、楽しみです。

<INFORMATION>


「MAGIC HOUR VOL.01」
2022年11月12日(土)大阪・なんばHatch
開催時間:開場/開演 16:00/17:00 ※変更の可能性あり
チケット代:5980円(税込)
出演:iri / (sic)boy / BIM(BAND SET) / Mega Shinnosuke / Yogee New Waves
主催:株式会社キョードー大阪 / CCCミュージックラボ株式会社
企画:CCCミュージックラボ株式会社
制作/運営:株式会社キョードー大阪
協力:カルチュア・エンタテインメント株式会社 / Rolling Stone Japan      
問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (平日・土曜 11:00~18:00)
公式HP:https://rollingstonejapan.com/articles/detail/38253
公式SNS
Twitter:https://twitter.com/magichour_live
Instagram:https://www.instagram.com/magichour_live/
※新型コロナウィルス感染拡大防止に努めた上で、ガイドラインに沿った形で開催をいたします。
専用URL:https://eplus.jp/magichour1112/
※ご購入の際に関しては、専用URLでの詳細をご確認の上ご購入いただきますようお願い申し上げます。


『焦年時代』
PUNPEE & BIM
SUMMIT, Inc.
配信中

PUNPEE「The Sofaking... Damn!!! Tour」

2022年12月2日(金)札幌ペニーレーン24
OPEN 18:30 / START 19:30 スタンディング
チケットぴあ(P:229-057)・ローソン(Lコード:12218)・e+
☎011-261-5569 (SMASH EAST) http://www.smash-east.com/

2022年12月9日(金)福岡 Zepp Fukuoka
OPEN 18:30 / START 19:30 スタンディング/2F指定席
チケットぴあ(P:227-713)・ローソン(Lコード:81980)・e+
☎092-712-4221 (BEA) https://www.bea-net.com/

2022年12月12日(月)大阪 Zepp Osaka Bayside
OPEN 18:30 / START 19:30 スタンディング/2F指定席
チケットぴあ(P:228-745)・ローソン(Lコード:55958)・e+
☎06-6535-5569 (SMASH WEST) http://smashwest.com/

2022年12月16日(金)名古屋ダイアモンドホール
OPEN 18:30 / START 19:30 スタンディング
チケットぴあ(P:228-764)・ローソン(Lコード:43463)・e+
☎052-936-6041 (ジェイルハウス)https://www.jailhouse.jp/

2022年12月22日(木)横浜 KT Zepp Yokohama
OPEN 18:30 / START 19:30 スタンディング/2F指定席
チケットぴあ(P:229-007)・ローソン(Lコード:74008)・e+
☎03-3444-6751 (SMASH) https://www.smash-jpn.com
 
2023年1月11日(水)
中野サンプラザホール
OPEN 18:30 / START 19:30 全席指定席
チケットぴあ(P:228-873)・ローソン(Lコード:70604)・e+
☎03-3444-6751 (SMASH) https://www.smash-jpn.com
☎03-5720-9999 (HOT STUFF) https://www.red-hot.ne.jp

スタンディング 前売 ¥6,500 (税込)
指定席 前売 ¥7,000 (税込)
(ドリンク代別途必要)
 
U-18割チケット
スタンディング ¥5,000
指定席 ¥5,500
  (ドリンク代別途必要)
※サンプラザホールを除く
*入場時に身分証明書の確認必要
「U-18割チケットについて」
 18歳までであれば購入できるチケットです。
18歳の方は購入可能となります。
当日入場時に身分証明書の提示をお願いします。
確認できなかった場合、前売料金との差額¥1,500を頂く場合もございます。
学割チケットの当日券はございません。(先行/一般のみ)
 
チケット発売日 10月29日(土)
お一人様4枚まで(購入時に同行者含め個人情報の入力が必要)
電子チケット、紙チケット併用
※未就学児童入場不可、
小学生以上チケット必要
 ガイドラインをご確認の上、
お客様への当日のお願いごとを
十分にご周知頂いた上での
チケットお申し込みをお願いいたします。
https://smash-jpn.com/guideline
 
オフィシャル先行予約(抽選)
URL:https://eplus.jp/punpee-hp/
受付期間:10/11(火)17:00~10/17 (月) 23:59
プレイガイド最速先行予約(抽選)
URL:https://eplus.jp/punpee/
受付期間:10/18(火)12:00~10/23 (日) 23:59

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