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米政府職員、ロシアに収監中のバスケ選手と面会「彼女は極限状態にある」

Rolling Stone Japan / 2022年11月16日 6時50分

拘置所に収容されるブリトニー・グライナー(AFP VIA GETTY IMAGES)

米女子プロバスケットボール(WNBA)選手のブリトニー・グライナーがロシアで拘束され薬物密輸の罪で、8月4日にロシア法廷にて懲役9年の判決が下された件で、麻薬密輸容疑で上訴に敗れてから1週間あまり、在モスクワ・アメリカ大使館の職員はブリトニー・グライナーと面会した。

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ホワイトハウス報道官のカリーヌ・ジャン=ピエール氏は「この状況下で考えられる限り頑張っている、という風に聞いている」と報道陣に語った(ニューヨークタイムズ紙より)。

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その後、国務省のネッド・プライス報道官もこうツイートした。「本日、職員がブリトニー・グライナーと面会しました。職員は、彼女が現在の状況下にもかかわらず、忍耐と粘り強さを見せているのを目の当たりにしました。我々は今後も、ブリトニー・グライナー、ポール・ウィーランの即時釈放と、拘束されているすべてのアメリカ国民に対する公正な処遇を求めてゆきます」



グライナーは電子タバコ用のCBDオイル・カートリッジをロシアに持ち込んだ罪で有罪判決を受け、懲役9年を言い渡されていた。今回の面会は、ロシアの判事が懲役刑を支持した1週間後に行われた。裁定は予想通りの結果だったが――グライナー本人も「奇跡が起きる」とは期待していない、と弁護士も語っていた――裁判所は予審前の勾留期間も考慮すべきだと判断し、予審前に収監されていた日数を1日あたり1.5日として、刑期を約8年に短縮した。グライナーは現在モスクワ市外の刑務所で服役している。

グライナーの代理人を務めるリンゼイ・コラス氏は10月26日付の声明で、「遺憾だが、予想通り」だとして裁定を非難した。グライナーの刑期は「ロシアの法的基準と照らし合わせても過剰に厳しく」、「彼女はアメリカ人であるがゆえに…… 人質に取られ、政治の駒として利用されている」と指摘した。

ジャン=ピエール報道官は先週木曜日、バイデン政権にとってグライナーの釈放が「最優先事項であることに変わりはない」と付け加えた。

さらに「ロシア側は誠意ある交渉に臨んでいないものの、今後数週間、アメリカ政府は引き続きこの件をフォローし、あらゆる経路を介してロシア側に代替策を提案してゆく」とも述べた。

From:U.S. Officials Meet With Brittney Griner in Jail: Shes Doing as Well as Can Be Expected After Losing Appeal

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