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デヴィッド・クロスビーが81歳で死去 60年代ロックの形成に貢献

Rolling Stone Japan / 2023年1月20日 13時0分

デヴィッド・クロスビー、1976年撮影(GIJSBERT HANEKROOT/REDFERNS/GETTY IMAGES)

ザ・バーズ、クロスビー・スティルス&ナッシュのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たしたシンガー・ソングライター/ギタリスト、デヴィッド・クロスビー(David Crosby)が現地時間1月18日に亡くなった。享年81。クロスビーの関係者がローリングストーン誌に認めたが、死因は明かされていない。

クロスビーはザ・バーズの創設メンバーで、「Eight Miles High」「So You Want to Be a Rock n Roll Star」「Turn! Turn! Turn!」といった代表曲でギターとハーモニー・ボーカルを担当した。フロントマンのロジャー・マッギンとの性格の不一致でグループを追われた直後、バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、ホリーズのグラハム・ナッシュと「クロスビー・スティルス&ナッシュ」(CSN)を結成。1969年にニール・ヤングが加入して4人組となったこのスーパーグループは、フォークロック、カントリーロック、そして70年代にロックラジオを席巻した「カリフォルニアサウンド」の発展において重要な役割を担った。クロスビーは「Almost Cut My Hair」「Long Time Gone」「Déjà Vu」などの人気曲を作曲している。

1971年に初のソロアルバム『If I Could Only Remember My Name』をリリース。CSNの活動終了後はソロ活動にも取り組み、2014年リリース『Croz』以降は若手ミュージシャンとも積極的にコラボレーションしながら、第二の全盛期を迎えていた。

クロスビーの元バンドメイトであるナッシュは、ローリングストーン誌への声明で「友人のデヴィッド・クロスビーが亡くなったことを知り、深い悲しみに包まれています。人々は私たちの関係が時にどれほど不安定であったかに注目しがちですが、デヴィッドと私にとって常に何よりも重要だったのは、一緒に作り上げた音楽の純粋な喜び、互いに発見したサウンド、そしてこの長い年月のすべてにわたって共有した深い友情でした。彼は疑いなく音楽家の巨人であり、そのハーモニーの感性は天才としか言いようがなかった。私たちのボーカルがイカロスのように太陽に向かって舞い上がるとき。その声を結びつけていた接着剤だ。私は彼の死を深く悲しみ、計り知れないほど彼を恋しく思うだろう」と述懐している。

ブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)も、「デヴィッド・クロスビーの訃報を聞いて胸が張り裂けそうだ。信じられないような才能の持ち主で、素晴らしいシンガーでありソングライターだった。そして素晴らしい人物だった。ただただ言葉を失うばかりだ」と綴っている。

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From Rolling Stone US.









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