SKY-HI×SOIL社長が語る、BMSG POSSEがジャズフェスに出演することの意義
Rolling Stone Japan / 2023年5月6日 11時0分
5月13日(土)・14日(日)の2日間、「LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL 2023」(以下、ラブシュプ)が埼玉県・秩父ミューズパークで開催される。
SOIL&"PIMP"SESSIONSはレジデンシャルバンドに任命され、1日目はAI、bird、家入レオを迎えたステージ、2日目はSKY-HI & BMSG POSSEとのスペシャルコラボレーションを披露する。後者にはSKY-HI率いるBMSGから、Aile The Shota、MANATOとSOTA(BE:FIRST)から成るShowMinorSavageと、次世代シンガーのREIKOが参加し、洋楽ナンバー、オリジナルナンバー、インプロビゼーションを織り交ぜた特別なステージが繰り広げられるという。
そこで今回は、共に2年連続出演となるSKY-HIとSOIL・社長の対談インタビューを実施。音楽シーンを牽引する2人の「社長」に、ラブシュプの魅力とBMSG POSSE出演の意義を語ってもらった。
Photo by Tamami Yanase
—昨年のラブシュプで個人的に印象深いのは、2日目の最後にロバート・グラスパーが演奏しているとき、SKY-HIさんがノリノリで踊ってましたよね。本当に楽しそうでした。
SKY-HI:グラスパーを観るのは個人的に2回目で、ライブがメチャクチャ良かったのは当然なんですけど、それ以上にラブシュプ特有の「抜けの良さ」が気持ちよくなっちゃって。その時はビールを1杯か2杯くらいしか飲んでなかったと思うけど、途中で芝生に寝っ転がってみたりとか(笑)、とにかく開放感がすごかった。素晴らしいライブを観終わると疲れてたりするものですけど、あのときはリラックスしながら観ていたからなのか、癒やされながら音楽を楽しめる状況だったような記憶があります。
—その数時間前、SOILの演奏をグラスパーがステージ袖から見守るという一幕もありました。「御大がそこにいるだけで背筋が伸びる」と社長もMCで言及していましたが、あのときの心境を振り返っていただけますか。
社長:(当日のタイムテーブルが)我々のステージが終わったあと、程なくしてご本人たちのショーも始まる流れだったというのに、結構長いこと観てくれていて。自分たちを認識して興味を持ってくれたのもそうですし、丈青が良いフレーズを弾いたりすると、「イェイ!」みたいなことも言ったりしてくれて(笑)。純粋に嬉しかったですね。
この投稿をInstagramで見る LOVE SUPREME FES JAPAN(@lovesupreme_jp)がシェアした投稿 昨年のラブシュプにて、ロバート・グラスパー、SOIL、SKY-HI、Awich、長塚健斗(WONK)の集合写真
—当日のステージも見応えたっぷりでしたが、実際に出演してみていかがでしたか?
社長:ラブシュプを日本で立ち上げようとなってから、2020年、2021年と2回も(コロナ禍で)開催できなくなってしまって。その間もずっと(フェス運営と)コミュニケーションを取っていたので、まずはあの場で音を出せたことが嬉しかったですね。本家の「Love Supreme Jazz Festival」が2013年にロンドンで始まった時から、「この看板のもとで演奏したい」とずっと思っていたので、非常に感慨深いものがありました。
昨年はまだ声出しができないなど制限付きながら、あそこまでお客さんが集まり、楽しんでくださっている姿を見ることができたのも、音楽家として力になりましたね。そんなことを思いながらステージに立っていた記憶があります。
昨年のラブシュプにて、SOIL&"PIMP"SESSIONSとSKY-HIの共演
—SOILのステージで、「シティオブキメラ feat. SKY-HI」が初披露されたのも大きなトピックでした。改めて、共演の経緯を聞かせてください。
社長:まずは、このラブシュプがあったからこその縁なんですよ。だから、スタートは3年前になるのかな。もともとは2020年の初開催に向けて、その年の初頭くらいからコラボの準備を始めたはずなので。
SKY-HI:うんうん。
社長:最初はオンステージでコラボをさせていただくことになり、「共演するのであれば曲を作ろう」となって、スタジオで意見を出し合いながらセッションしていたら、「開催できなくなりました」と連絡がきたみたいな、そんなスタートだった気がします。
—3年越しの実現となると、たしかに感慨深いものがあったでしょうね。
SKY-HI:(中止を)2回挟んでますからね、1回のみならず。
社長:だから、最初にスタジオでセッションしたやつも、いずれ形にできたらと思いつつ、時間が経つとモードも変わるところもあって。それは一回置いておいて、新たに作り直したものが「シティオブキメラ feat. SKY-HI」として形になったという。で、それをラブシュプで初披露。めっちゃ良くないですか、この現場で全部起こっていく感じ(笑)。
”シティオブキメラ feat. SKY-HI” from Love Supreme Jazz Festival ティザー映像
—お互いの個性が発揮されているという意味でも、理想的なコラボ曲ですよね。どういうやり取りをしながら曲作りを進めていったのでしょう?
SKY-HI:すごくしっかりとした、長文のメールを社長からいただきまして。
社長:そんなの送ったっけ?(笑)
SKY-HI:ありがたかったです。あとは基本的に、セッションしながら作っていく感じだったと思いますね。
社長:我々とSKY-HIくんが一緒にやるとなったときに、いろんな選択肢があったと思うんですよ。普通だったらこう、ドーンといくっていうか……。
SKY-HI:派手なやつを。
社長:そういう選択肢もあったんだけど……「僕らにしかできないことをやりたい」という欲が出てきてしまいまして(笑)。日高社長のセクシーな部分を押し出すために、ちょっと低めな感じで歌ってもらうっていうアイディアと、あとは当時も今もそうですけど、UKのプロダクションが世界を席巻していたので、そこへの意識もあって。ビートとグルーヴは現在進行形なスタイルでやりたかった。そういったことを考えてご提案したのがあの曲だったんですよね。
ラブシュプの魅力、2年連続出演に向けた意気込み
—昨年は先述のコラボ以外にも、SKY-HIさんとセルジオ・メンデスの共演に、SOILが「Love Supreme」を演奏したりと、フェスならではのハイライトが目白押しでした。ラブシュプへの印象についても聞かせてください。
SKY-HI:さっきも「会場の抜けがいい」という話をしましたけど、動線の良さ、緑の多さ、座れる場所が多いのもそうだし、「居心地が良い」っていう言葉がすごく似合うような感じがしました。
気になる出演者はたくさんいるんだけど、「急いで移動しなきゃ!」っていうよりは、移動している道中もサウンドチェックとか、ステージ間にあるDJブースから音がずっと流れていて。興奮の絶頂っていうよりは、気持ちいいところにずっと漂っていられるような感じの2日間でした。
社長:やっぱり会場の、あの大自然じゃないですか、秩父の山の中で、空気のうまさと場所のパワーみたいなものがありますよね。なおかつ、無料で楽しめるゾーンもあって。ジャズフェスというものの懐の深さをちゃんと表現した空間だと思います。(お客さんの)年齢層も広かったと思うし。
SKY-HI:うん、家族で過ごしやすい場所ですよね。
Photo by Tamami Yanase
—「懐の深さ」といえば、オーセンティックなジャズの意匠も尊重しつつ、多様なジャンルを横断する自由な好奇心が、ラインナップにも反映されているようにも感じました。
社長:まさに。それは本家のLove Supremeも大切にしてきたことですよね。「フォーマットとしてのジャズ」みたいな解釈もある一方で、歴史と共に音楽が発展していく過程で、ジャズを母体にいろんなダンスミュージックが生まれていったわけですよね。そういうジャズの歴史へのリスペクトが根底にありつつ、「そんな堅苦しいものじゃないんだよ」っていうメッセージ性も感じますし、且つジャズのステレオタイプな概念からも決して外れてるわけではない。絶妙なラインナップですよね。
SKY-HI:その話でいうと、お客さんとして会場を回ってるときは敷居も低いし気持ちがいいんですけど、いざプレイヤーとして上がるとなったら、ハードルの高さもやっぱりあって。出番の15分前まではすごく楽しいんですけど、いざ「出るぞ」ってなると、のしかかってくるプレッシャーみたいなのが結構ありました。
社長:すげぇわかる。だって、グラスパーがいるんだよ、横に(笑)。
SKY-HI:環境がいいだけに、出演者も他のアーティストのライブが観やすいんですよね。他のフェスとかだとセンシティブになるところを、ラブシュプでは結構ラフにいっぱい観れたので。その代わり、質の高いライブをずっと観ている状態で、そのあと自分がステージに上がるというのは、ちょっと異常な緊張感がありました。
Photo by Tamami Yanase
—2年連続の出演となる今年のラブシュプでは、SOILがレジデンシャル・バンドを務め、SKY-HIさんとBMSG POSSEが大々的にフィーチャーされています。お二人が「フェスの顔」となった感もありますが、そういったポジションを任されることについて、どのように受け止めていますか?
社長:ホスト・バンドっていうオファーをいただいたのはめっちゃ嬉しいです。しかも、2日間とも任されるという。この話でよく例に出すのが、ザ・ルーツがそういうポジションでやってらっしゃるじゃないですか。憧れてたんですよね(笑)。
SKY-HI:ははは(笑)。
社長:『ブロック・パーティー』というドキュメンタリー映画で、ザ・ルーツがずっと演奏しているところに、ニューヨークのラッパーたちが次々と出てくるんですけど、イメージはそれですよね。こういうご指名をいただけるのは本当に嬉しいです。
—SKY-HIさんはいかがでしょう?
SKY-HI:「やったー」って気楽に喜べる気持ちと、「どうすっぺかなー」っていう気持ちの両方ですね。でも、SOIL先輩とそういう形で一緒にやらせてもらえるので、甘えられる気持ちもあります(笑)。
—「どうすっぺかなー」っていう気持ちもあるんですか。
SKY-HI:ありますね、お客さんがいい意味で混ざってるので。ふらっと訪れた家族連れの方もいれば、ずっとジャズが好きな方、自分より遥かに年季の入った音楽ファンもたくさんいらっしゃるので。そういう方々に失礼がないようにしたいっていう気持ちがプレッシャーにもなりますね。
昨年のラブシュプを振り返るアフタームービー
—SKY-HIさんはここ一年でも本当に幅広いフェスに出演されてますよね。POP YOURSなどのヒップホップフェスから、ラブシュプにODD BRICKといった海外アーティストがトリを務めるフェスまで。まさしく「八面六臂」で様々な現場に出演しながら、国内外のシーンやオーディエンスを繋ぐハブとしての役割を果たしてきたようにも思います。その点についてはいかがでしょうか?
SKY-HI:ハブというよりは、「やりたいようにやってたらこうなった」っていうのもデカいですね(笑)。たしかにラッパーの中でも、いろんなジャンルや国籍の方とコラボレーションしてきた数が異常に多いタイプではあると思います。SOIL先輩の前でいうのはおこがましいですけど。
社長:いえいえ。
SKY-HI:でもそれって、いろんなものが好きでいろんな場所にいたら、それこそ「キメラ」みたいになっていたところもあって。使命感もなければ野望もなく、純粋に好きっていう気持ちでずっとやってきたので。とはいえ、責任は感じますけどね。
遊びに行く分には、誰のライブを観るのも自由じゃないですか。グラスパーのビルボードライブもそうだし、メジャー・レイザーやディアンジェロが日本に来たときも、ジャスティン・ティンバーレイクを観るためにベガスに行ったのも楽しかった。ただ、自分がその末席を汚させていただくとなったら、愛情の分の責任はやっぱり感じます。
—それこそSOILも、海外のフェスやジャズシーンで名を馳せつつ、国内でも様々なジャンルのミュージシャンと積極的にコラボを重ねるなど「越境」を実践されてきたように思います。そんな社長は、SKY-HIさんとBMSGの快進撃をどのように見ていますか?
社長:僕が日高社長を絶対的に信頼しているのは、ルーツがストリートにあるっていうのが大きくて。メジャーの風土で活躍しつつも、渋谷の小箱に足を運び、そこで音を聴いてる。僕もずっと渋谷の小箱でレギュラーDJをやってたりするんですけど、そういうカルチャーに根っこがあって、アンテナを張っていて、ストリートで鳴っている音楽が体に染み付いている人がメジャーに行って、それをSKY-HIっていうフィルターを通して表現をしているところがすごいなと。格好だけじゃなくて実力がちゃんと伴っている。だって、この人すげぇもん(笑)。スタジオで一緒に音を出してると、本当にそう感じる。
SKY-HI:ありがとうございます(笑)。
社長:で、そんな日高くんが責任をもって下の世代を育てる、カルチャーを繋いでいこうとしてるなっていうのが伝わってきますよね。僕も実際に、BE:FIRSTのオーディションの様子とかTVでずっと見てましたし。それで実際に今、彼らがステージに上がるようになり、責任を背負ってやってるのが、出てくる音からも伝わるので。これからもやらなきゃいけないことがたくさんあると思うけど、本当に目が離せないですよね。我々がその一部として、お力になれるというのはすごく幸せなことです。
BMSG POSSEがジャズフェスに出演することの意義
—お二人は今回、ラブシュプの2日目に「SKY-HI & BMSG POSSE with SOIL&"PIMP"SESSIONS」として出演するわけですが、「BMSG POSSE」としてジャズフェスに挑戦する意義というのを、SKY-HIさんはどのように考えていますか?
SKY-HI:さっき社長がお話してくださったように、BMSGはストリートに根差したものから派生しているというのを大事にしていて。よくある芸能事務所だと、売れるとか有名になることをまずは重要視しているというか、それはそれで正義だとも思うんですけど。自分のところに集ってくれた方々は、それよりも音楽的に成長したい、音楽的に何か成果を残したい、カルチャーを紡いでいきたいっていう人が多いので。
そう考えたときに、(ラブシュプに)参加したら面白くなりそうだなと思って。こういう挑戦を楽しんでくれる人がたくさん集まってくれているのはいいですよね。「こんな素敵な並びで、SOILと一緒に出演できるんだ! 嬉しいな、がんばろう!」みたいな(笑)。音楽的好奇心が強いのと、音楽を愛して一生懸命やるのを尊いこととして取り組んできてるから、「いやー、そんな自分たちが……」と変に引っ込むこともないですし、本質的な部分を感じられる方が揃ってるのは確かなので。いいものになるという気がすごくしました。
—今回出演するShowMinorSavageのメンバー、Aile The Shotaさんは2年連続の出演。昨年のステージも盛り上がってましたし、アウェー感が全くなかった気がします。
SKY-HI:Shotaは(昨年1月デビューで)あの日が初フェスだったんですけど、ステージ上で緊張とか気後れとかもせず、すごく楽しそうで初感はなかったなと。音響トラブルが若干あったと思いますけど、特に焦ることもなく、かといって無責任でもなく、しっかりとステージをやっていたのがすごく印象的でした。
あれから1年経って、そういう持ち味がより強くなってきていて。音楽が好きっていうのは去年の段階から強く感じていたんですけど、音楽への依存度みたいなものがどんどん高くなってきてるんですよね。だから、こういう本質的なカルチャーを背負ったフェスに出演することで、もう一皮剥けてくれる気がして楽しみです。
昨年のラブシュプにて、Aile The Shota feat. SKY-HI
—REIKOさんについてはいかがでしょう? BMSGのトレーニーとして様々な現場やコラボを経験させたり、SKY-HIさんも大切に育ててきた印象です。それだけ歌も抜群に上手いですし、ポテンシャルが感じられる方ですよね。
SKY-HI:そうですね。REIKOもあの年齢にして、聴いてるものが本当に広くて深くて量も多いですし、自分がプレイヤーだって意識も最近は備わってきているので。あとはシンガーとして耳がいいっていうか。演奏をしっかりと聴いて体で表していくという、アーティストとしての基本でもあり志向でもあることに対しての意識も強く持っている。SOILの演奏でREIKOの歌を聴けるのは自分も楽しみですね。
—社長はSOILとして、BMSGのステージをどんなものにできたらと考えていますか?
社長:本当に責任重大ですし、繊細に考えなければと思っておりまして。フロントに立っていただく皆さんが、気持ちよくパフォーマンスできるような演奏をするのはもちろんなんですけど……誤解を恐れずに言うと、意地悪な見方をされてしまう一面もあるかもなって。
SKY-HI:そうなんですよ。
社長:「テレビに出てる人」みたいなバイアスがかかってしまったところからのスタートと言いますか、そういう見方をする方もいらっしゃるかもしれない。そういったオーディエンスに対しても、純粋にそこで鳴らす音で納得させなければいけない。だからこそ、しっかり届けられるようなプレーで支えたいですね。それはアレンジだったり、もちろん演奏のクオリティもそう。どこに出しても恥ずかしくないステージにできたらという想いがあります。
SKY-HI:こういう場をいただけるのはすごく有難いというか。日本ではテレビも含めたポップカルチャーと、カルチャーの本質的な部分が長いこと乖離していたような気がしていて。その両方でやってきた人間として、物凄くストレスを感じていたんですよね。だからこそ、質実剛健であることを大事にしたいですし、楽しみながらがんばりたいと思ってます。
—当日はSKY-HIさんもパフォーマーの一人として出演すると思いますが、そちらに関してはどのように考えていますか?
SKY-HI:2つありますね。まずはこの2年間、音楽が好きな若者として(BMSGのメンバーと)知り合ってきたけど、それぞれバラバラなキャリアの積み方をしてきたので。気持ちを一つにするハブ的なポジションが必要だと思うので、極力ステージから降りないようにするつもりです。社長が(SOILの)ステージ上でやっているように、マイク持ちに徹していく必要があるかなと。もう一つは、いざ自分のヴァースになったら思いきり振り切ってやろうって。それも楽しみとしてあります。
Photo by Tamami Yanase
—BMSG POSSEのステージがますます楽しみになりました。ちなみに、今年のラインナップで特に気になるのは?
SKY-HI:まずはディナー・パーティーですよね。
社長:今年もいるかぁ、グラスパーみたいな(笑)。でも今回はテラス・マーティンとカマシ・ワシントンも参加しているプロジェクトなので、昨年のステージとはまた違うものになるんでしょうし、どんなアウトプットしてくるんだろうなって。去年だってヤバかったもんね。
SKY-HI:ヤバかったですね! 特にグラスパーの場合、編成によって全然違うアーティストみたいになるから。単純に楽しみっていうのもあるし、どれだけ輝かしいキャリアを築いてきても、本人たち的にまだやりたいことが尽きずにあるというのは、プレイヤーの先輩としても、音楽ファンとしても純粋にワクワクしますよね。
—では最後に、今年のラブシュプをどんなふうに楽しんでほしいですか?
社長:Love Supreme Jazz Festivalっていう名前が示す通り、ジャズへのリスペクトしかないフェスなんですよね。そこにはレジェンドの音、現在進行形の音、それらを繋ぐDJたちの音がある。この3つの柱がラブシュプの面白いところだと思います。で、それらの表現が山の中で、あの気持ちいい空間で、2日間ずっと鳴り続ける。そこでしか生まれない音楽、奇跡みたいな瞬間がたくさんあると思いますし、且つ敷居が低いっていうね。いいところしかない場所になると思うので、ぜひ現場に足を運んでいただきたいです。
SKY-HI:本質的なフェスであることは間違いないし、フラッと遊びに行くこともできる。どれだけ音楽的探究心が深い人でも開放的になれるはずだし、詳しくないけど音楽が好きっていう人も、音楽的な栄養を五感全部で味わえる。とても素敵な野外フェスだと思います。
『LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2023』
日程:2023年5月13日(土)、5月14日(日)12:00開場 / 13:00開演(予定)
会場:埼玉県・秩父ミューズパーク
出演
5月13日(土)
【THEATRE STAGE】
GEORGE CLINTON & PARLIAMENT FUNKADELIC with Special Surprise Guest/DOMi & JD BECK/AI, bird, 家入レオ with SOIL&"PIMP"SESSIONS/Answer to Remember with HIMI, Jua
【GREEN STAGE】
ALI/海野雅威 with Special Guest 藤原さくら/4 Aces with kiki vivi lily/OPENING ACT : MoMo
【DJ TENT】
荒田洸(WONK)/SHACHO(SOIL&"PIMP"SESSIONS)/柳樂光隆(Jazz The New Chapter)/Chloé Juliette
5月14日(日)
【THEATRE STAGE】
DINNER PARTY FEATURING TERRACE MARTIN, ROBERT GLASPER, KAMASI WASHINGTON/SKY-HI & BMSG POSSE(ShowMinorSavage - Aile The Shota, MANATO&SOTA from BE:FIRST/REIKO) with SOIL&"PIMP"SESSIONS/Blue Lab Beats featuring 黒田卓也, 西口明宏 with 鈴木真海子(Chelmico) , ARIWA(ASOUND)/Penthouse with 馬場智章
【GREEN STAGE】
Kroi/BREIMEN/馬場智章/OPENING ACT : soraya
【DJ TENT】
荒田洸(WONK)/SHACHO(SOIL&"PIMP"SESSIONS)/柳樂光隆(Jazz The New Chapter)/Chloé Juliette
※モノンクルは出演キャンセル。これに伴うチケットの払戻は行わない。
公式サイト:https://lovesupremefestival.jp
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