1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 音楽

fewsが語る再出発の合図、手のひらを返されても人間が大好きな理由

Rolling Stone Japan / 2023年5月10日 20時25分

fews(左から、藤井 浩太、長谷川 海、松本 和也、鮎京 春輝)

元ドラマストアの長谷川海(Vo.)と松本和也(Dr.)を中心に、鮎京春輝(Key.)、藤井浩太(Ba.)の4人から成るピアノポップバンド、fews。ドラマストア突然の解散発表からfews結成に至った彼らは、それまでに味わった挫折を乗り越えて今新たな再出発の時を迎えている。

その第一歩として2023年5月10日(水)に1st Digital mini Album『re:cue(リキュー)』をリリースする。彼らからファンに向けて再出発の合図を送るとともに、ファンからの合図を受け取りたいという意味が込められた今作では、キャリアを積んできた実力派の彼らだからこそ奏でることができる、洗練された美しいポップスが体現されている。今作に込められた彼らの強い想いとは何なのか、そして彼らが抱える挫折やトラウマをどのように音楽へと昇華していったのか。メンバー全員に話を訊いた。

関連記事:ドラマストアが語る上京した理由、終わりを起点に続くことを描く2ndアルバム

ーfewsというバンド名にはどういった意味が込めらているんですか?

長谷川:英語で加算名詞の前につく「少ない」って意味の「a few」から「a」を取ると「ほとんどない」という否定的な意味になるじゃないですか。そういったところから僕らみんなセカンド、サードのバンドライフでいい大人になって来ちゃった中で結局最後に残ったのが音楽だったよなと思い、逆に肯定的な意味に取れればいいなと思いバンド名にしました。

ー長谷川さんと松本さんの前身バンドであるドラマストアの解散から、どういった経緯でfewsの結成に至ったのですか?

長谷川:去年の夏にドラマストアの解散が決まっていたんですけど、その暮れ頃にドラムの和也くんから「もう一度一緒に頑張らへん?」ってお誘いをもらって。そのタイミングで僕らが出会ってきた中で一緒にやりたい人に声をかけてメンバーを集めたのが結成の経緯ですね。僕らの挫折を分かりやすく言うと、やっぱり前身バンドで成し遂げられなかったことや、そこでの苦悩が該当するのかなと思います。

ー松本さんのドラマストア解散に対してのコメントで「ボーダーラインを設定していたけど達成できなかった」とありましたが、そのボーダーラインとは何だったのか教えていただけますか。

松本:ざっくりというとメジャーデビューを目標にしていたんです。そういう機会はいただいていたんですけど、色々ありましてそれがなくなってしまって。それならもうやめようといった感じでしたね。

ー解散という決断はメンバーの中でかなり重い決断になりますよね。

長谷川:目標に手がかかっていた状態から、崖を登った先には誰もいないと分かった時の喪失感はやっぱり当時のメンバーの間では大きかったですね。

ー今ではそこら辺の気持ちを消化して、新たに4人として同じベクトルをもって活動できているという感じですか?

長谷川:素直に消化はできていて、その上で楽しいっていう感情が1番にありますね。当時はバンドを辞めてこれからどうしようかなと色々考えていました。その時はまさか自分がもう1回バンドをできるとは思っていなかったですね。その時浩太も肩の怪我でバンドを退いていて、もうステージに立つかさえ分からないって状況だったんですよ。そういう意味でも僕らは本当に奇跡の積み重ねで集まったバンドだなと思っています。もしメンバーのベクトルがずれることがあったとしても、和也くんが「あっちに向かって行こう」と言ったタイミングでその方向に向かっていけるチームなのかなと今は感じています。できるだけメンバー同士で話し合いをしていきながら前進できたらなと思います。



ーfewsの楽曲のほとんどは長谷川さんが作詞作曲をされているんですよね。

長谷川:そうですね。僕がワンコーラス作ったものをみんなで肉付けしていくことが多いですね。

ーそれはバンドでスタジオに入って作り上げていく感じですか?

松本:僕の自宅に機材を持ち寄って、スタジオに入らずに作っていますね。家だとスタジオと違って時間が決められていないので伸び伸びと作業ができるので。メンバー4人中2人は作業して、残り2人はボードゲームをやったりしながらすごくストレスフリーな環境で曲を作れていますね。

長谷川:ゲームがしたいから早く曲作り終わらそう、今日のノルマ終わらそうって思いながら作業しています(笑)。僕が作ったデモの中でやりたい曲を決めて、和也くんの家でプリプロまでして完成させていくっていうのが僕らのスタンスですね。

ーそれぞれメンバーの皆さんがどんな音楽を今まで聴いてきたのか教えてください。

長谷川:僕が神と崇めている存在の人がYUIさんです。彼女にハマってから音楽やろうと思ったので、自分はバンドがしたくてバンドを始めた人間ではないんですよね。なんでどちらか言えばシンガーソングライター気質だと思いますね。それが中1、2ぐらいの時で、そこから大学の軽音部に入ってちゃんとバンドを知り始めました。

ーご自身の曲作りの中でYUIの影響を感じる部分はありますか?

長谷川:僕自身、YUIは神様すぎて触りたくないと思っていて全く影響を受けていないと思っていたんですけど。彼女の強みはCメロのフレーズだとかサビじゃないところの強さだと思っていて、同じようにYUI好きの仲間と話すと僕の曲からそういうYUIっぽさを感じるって言われることはありますね。でも自覚は全くないです。

ー大学生になってからはどういったバンドを聴いていたんですか?

長谷川:NICO Touches the Walls、UNISON SQUARE GARDEN、BIGMAMA、藍坊主、LUNKHEADとかを聴いていました。

ー藤井さんのルーツはどういった音楽ですか?

藤井:ルーツで言うと、高校生の頃めちゃくちゃハードロックとメタルが好きでしたね。MR. BIGのベーシスト、ビリー・シーンに憧れて、高校の3年間はもうビリー・シーンになるために捧げていましたね。その後上京して音楽の専門学校に通いだしてからは古い洋楽だとか色んなジャンルの音楽を聴くようになりました。今1番好きなジャンルってなるとK-popですね。K-popの四つ打ちとか、打ち込みっぽい音楽は今一番興味があってやってみたいなと思っています。

ー松本さんはどういった音楽を聴いてきたんですか?

松本:僕の家族はみんな音楽をやっていまして。ある時母親と観ていたミュージックステーションにTOKIOが出ていて、「松岡くんって俳優じゃなくてドラム叩けるんや」って僕がポロっと言ったら、勝手にヤマハのドラムレッスンに入会されて通い出したというのが最初でした(笑)。そのまま大阪芸術大学の音楽学科に進みまして、そこではファンクやビッグバンドなどをメインでやっていました。でも周りに上手い人が多すぎて、ドラムで挫折を感じてきた時に長谷川さんと出会いまして。プロドラマーじゃなくて4人バンドだったら責任が4分の1になると思い、バンドを選びました。

ー鮎京さんは何に影響を受けましたか?

鮎京:僕の兄がヤマハのピアノ教室に通っていて、僕も3歳の時からクラシックピアノを習い始めました。そこから中学校ぐらいまでやっていたんですけど高校受験を機に一度辞めてしまって。大学生の時に→Pia-no-jaC←さんを初めて聴いて「こんなにロックなピアノがあるんだ」ってことを初めて知り、ずっと→Pia-no-jaC←のコピーをやっていましたね。そこからバンドに誘われてロック寄りのピアノをやっていくようになりました。バンドと並行してサポートミュージシャンもやっていまして、バンドが解散してからもいつかまたバンドがやりたいなと思ってサポートミュージシャンは続けていたんです。そのタイミングで海くんと和也くんの2人から声をかけてもらってfewsのメンバーになったという流れですね。1番影響を受けたのは→Pia-no-jaC←さんだと思います。

ー→Pia-no-jaC←を聴いてバンドの中でのピアノのアピローチの仕方を参考にしたんですか?

鮎京:そうですね。個人的なプレイで→Pia-no-jaC←さんの力強いピアノや、力強さの中に時折見せる優しいフレーズとかを意識していますね。あとはサポートミュージシャンをやってきた中で色んな音楽に触れて得たものを今バンドで出しているという感じですね。



ー今回1stミニアルバム『re:cue(リキュー)』が5月10日(水)にリリースされるということで、このタイトルはどういったところから付けたんですか?

長谷川:「合図を送る」という意味のcueと「繰り返す」という意味の接頭辞、reを組み合わせた言葉にしようと思ったんです。僕らは前身バンドの解散きっかけに熱いファンの方々からものすごく心苦しい言葉を受けるようになってしまったんですよ。その中でもめっちゃ腹立つ書き込みは全部スクショしていて。あと僕はアンチコメントほど絶対いいね押しちゃうんです(笑)。僕はそういう性格だから人間が大好きなんですよ。自分に興味を持ってくれる人に興味を持ってしまうタイプ。だからあまり人に裏切られる経験がなかったんです。けど今回バッシングを受けて、久しぶりに人に手のひらを返されることの悔しさや悲しさを痛感しました。次に自分が新しいことを始めるってなったらファンの方たちは付いて来てくれるだろうと勝手に思っていたので、それは自分の慢心だったし押し付けだったと反省する部分もありました。もう一回ここから頑張るから見つけて欲しいっていう僕たちからの合図。あとこれからまた僕らを応援してくれる人と出会い直したい、繋ぎ直したいって思いから僕らがそういう人たちからの合図をキャッチしたいなとも思って。そういった意味で信号的な言葉にしたかったんですよね。これは僕らにとって初めての合図ではなく、おそらく最後のバンドになるだろうと思ったので『re:cue』というタイトルにしました。



ーメンバーの皆さんそれぞれに今作に収録されている6曲の中で特に思い入れがある楽曲をお聞きしたいです。

鮎京:僕は4曲目の「ゴッホと徒花」という曲が好きですね。弾いていて楽しい感情が乗る、エモくなれる曲なんですよね。1曲通してプレイしていて自分の中で起伏を作れるって意味でもお気に入りの曲です。この曲はリードギターをサポートの方に入れてもらった時に大化けしたんですよ。デモでリードギターのフレーズを聴いた時鳥肌が立ちましたね。

ーこの曲はゴッホの生き方、生き様みたいな部分を歌詞で表現しているんですか?

長谷川:僕はゴッホの人となりを知っているわけではないんですけど、当時の芸術家の人たちって亡くなってからその作品が有名になることが多かったじゃないですか。僕はゴッホみたいに別に賞賛されなくても曲さえ書ければいい、筆さえ描ければいいっていう生き方が羨ましかったんです。僕は器用貧乏で音楽以外にもやりたいことが沢山あるので、多分1日中スタジオに閉じ込められたら具合が悪くなってしまう。もしそういう生き方だとしたらどんな言葉になるのだろうと想像しながら詞を書きました。その人の生涯で花が咲かずとも、作品はそれを愛してくれた人々の手によって生き続けていき、その先で必ず花開くみたいな意味を込めてこのタイトルにしました。でも僕は拍手が欲しいです(笑)。なんで自分とは真逆のことを書けばいいんで簡単でした。けどこういう歌詞を書けたことで、自分の中のアーティスト精神は死んでいないんだって確かめることができましたね。

藤井:僕は「水槽」という曲が好きですね。この曲はだいぶ初期の段階でデモが出来ていたので、何回も聴いてきたから思い入れがあるっていうのも1つあるんですけど。歌詞の内容やそのストーリー性から感じる物寂しさがすごく好きですね。今回のアルバムのコンセプトに1番近い、核となるような曲なのかなとも思います。あと演奏に関してこの曲ではシンセベースを弾いているんですよ。前から1曲丸々シンセベースを弾き切ってみたいとは思っていて今回はその挑戦で。結果シンセベースが曲の雰囲気に合っていてフレーズとしても良いものが出てきたので、僕にとって自信に繋がったなと思いますね。

長谷川:実はこの曲のデモが出来たからバンドやろうと思ったと言っても過言じゃないくらい、この曲には自信があったんですよ。だから和也くんが「この曲やろうか」って言ってくれた時はすごく嬉しくて。今のシーンで流行りのラブソングっぽく聴こえるチルい曲を意識しつつ、僕のイメージでこの曲はメンバーをバンドに誘う時の心情を書いたつもりなんです。恋愛に限った話じゃなく、気になる人に自分からアクションしたいけどそれができない時ってそんな自分がすごく矮小に思えたりする。送信のボタンをただ押すだけなのにそれが出来ない携帯の中の自分、でっかいお月さんですら新宿のビルの中に閉じ込めてしまえば全然触れそうだなと思う自分。そういう矮小さと広大さを比較した時の屈折具合をこの曲で描きたかったんですよね。

ーまるで水槽の中にいて息ができないようなもどかしさ、苦しさというような印象を受けました。

長谷川:リスタートの時に味わった、モヤモヤ、しんどさ、愛憎とは表裏一体なんだって思い知らされた経験は おそらくトラウマとして残って簡単には消えないだろうと思いますね。でもそこに対して曲を書けるってことは、1つ表現者としてラッキーな経験ではありました。



ー長谷川さんが特に好きな楽曲はどれになりますか?

長谷川:さっき2人が言った「水槽」と「ゴッホと徒花」は僕もすごく好きで、この2曲は自分の中での新しい表現がある作品で、自分をステップアップさせてくれた曲だと思っています。もう1曲挙げるとしたら「Sweet Home」ですね。この曲は自分としては今まで通り好きなことをやっているんですけど、今までいた場所とは違うからこそ、新鮮味を感じる曲なんですよね。その空気感はメンバーが作ってくれていると思います。また1つ自分が帰ってくる場所ができたなと思える曲ですね。

ー「Sweet Home」ではジャズっぽいピアノソロがあったり、ブラスが入ってきたりとブラックミュージック的なアレンジになっていますよね。

鮎京:この曲ではブラスを入れたいよねとは、海くん以外のメンバーの間で共通認識としてありました。ピアノに関しては、この曲調だったら絶対こういうピアノ入るよなっていう雰囲気で作りましたね。

ー曲のアレンジに関しては長谷川さん以外のメンバーで進めていくことが多いんですね。

長谷川:僕以外の3人が必死にやってくれている中で僕だけゲームしていることとか全然あります(笑)。自分の曲が想像を超えるものになることが快感なんですよ。だからワンコーラスしかデモを作らないんです。そのワンコーラスの中で自分が思い描く曲のキャラクターにそぐわない方向に行った時に初めて口を出しますね。アレンジに関して基本は黙っています。

ー松本さんが今作の中で特に思い入れある楽曲は何ですか?

松本:僕は「ノーマライゼーション」ですね。この曲はドラマストア時代に5、6割ぐらいの完成度で1回ライブでやったことがあって、そのままドラマストアでは音源化しなかったんです。ライブに来ていたファンの方はうっすら覚えていて「あの曲はいつ音源化されるのかな」って思っている中で僕らは解散を決めたので、ある種幻の曲みたいになっていたんですね。それを新しいバンドでやることによって「僕はドラマストアの想いもしっかり抱えて次のバンドやっています」という意思表示のつもりだったんです。「いやいや、お前ら新しいバンドでドラマストアの曲やるなよ」って声はあるんですけど、聴いてもらえればドラマストアとは全く違うサウンドで生まれ変わっているなってことが分かると思うんです。だから今後「ノーマライゼーション」をきっかけに、fewsをあまりよく思っていない人たちが僕たちを受け入れたらいいなと思いますね。

長谷川:「ノーマライゼーション」はもともと和也くんの個人イベントに向けて僕が書き下ろした曲だったので、和也くんの中で1つ思い入れのある曲になればいいなと強く思っていました。実はこの曲を書いたのは、山本彩さんがNMBとAKBを卒業してシンガーソングライターに転身されたのを見て「すげぇな」と思ったのがきっかけなんです。今でも新しいことを始めるのは怖いなと思うけど、それに挑もうとする理由に好奇心以上のものはない。その挑戦を繰り返して通常になっていくたびに自分のステージが上がっていくという考えからこの曲が生まれたんです。今の自分たちに1番ぴったりな曲だと思っていますね。知らないことや足りないことに溢れていたいというのが僕の本心で、これから4人で新しい景色を見ていけたらいいなと思っています。



ー今後fewsとして目指していきたい何か大きな目標はありますか?

松本:僕個人としてはでかいステージに立ちたいとか武道館とかはあまり思っていないですね。僕らは現状自主で活動をしている中で僕は裏方の仕事を大きく任されていて。1個先の目標を着実にクリアして、ステップを積み重ねていくってことが今は大切だと思っています。でも僕たちはキャリアもキャリアなので、あまりのんびりはせず3段くらい飛ばしてステップアップしていきたいですね。

長谷川:僕は武道館行きたいです。あとダウンタウンDXで浜ちゃんにどつかれたいです(笑)。

ー日本のバンドやシンガーソングライターで意識している人や、これから目指していきたい存在の人はいますか?

松本:いや特に意識している人はいないですね。20代の頃は「このバンドなんでこんなにお客さんを呼べるんだろう」とか「この曲悔しいな」って思う時期はありましたけど、もう今は自分たちに必死というか。あまり周りと比べずに生きていますね。昨日の自分がライバルです(笑)。

鮎京:僕も具体的なライバルとかはいないんですけど、ここ何年かずっとサポートミュージシャンをやってきてありがたいことに大きいステージには何度か立たせていただけたんですけど、そのステージに立てたのはサポートさせていただいたアーティスさんの力だっていう考えが僕の中にはあるんです。なんで自分たちのバンドで同じような大きいステージに立ちたいという気持ちが強いですね。

長谷川:確かにこいつには負けたくないなみたいな気持ちは前より強くなくなってきたかもしれないです。でも他の人たちを素直にすごいなって受け入れられるようにはなってきましたね。それこそSaucy Dog、マカロニえんぴつはみんな後輩で一緒にやってきて「よくあのタイミングでこんな曲を書けたな」とか素直に思いますね。それで言うとキタニタツヤくんはすごいホームラン打つなみたいな、1曲1曲ですごく感動させられることは多いですね。あと僕はジャニーズ大好きなんですけど、Jazzin' parkさんが書かれている曲はもう勝てないなって思うぐらい好きです。

ー今の心境として負けたくないという気持ちよりリスペクトの方が強いということですね。

長谷川:あるいは負けたくないという気持ちを常に持っているのかもしれないですね。だからもう1回この年から始め直したっていうのもあると思います。

ーfewsにとって次のステップというところでは7月に始動ワンマンライブを控えていますよね。

松本:いきなりにして広い会場やなとは思っています。簡単に埋められるとはもちろん思っていなくて、高めのハードルだと思っています。調子に乗っているとは思われたくないですが、その高いハードルを超えていけるぐらい勢いがないと今から売れるというのは難しいと思うので、一発目から挑戦ですね。ワンマンということで曲はもちろん全てfewsの曲をやるので曲作りにも追われています。今大変な日々を過ごしていますが、これを乗り越えた先に果たして何が待っているのか…。

長谷川:次回に続くみたいな(笑)。

松本:今は一生懸命曲を作ったり、チケットがどうやったら売れるかをみんなで考えたりして日々を過ごしていますね。

ー今作の収録曲の中でライブでやるのが楽しみな曲はどれかありますか?

長谷川:全部楽しみではありますね。ただファンの方々にとって今回のライブは、積み重ねてきた曲をようやく聴けるというものではなく全てが初出しの新曲という状態でやるライブなので、お客さんからどういう反応が返ってくるか不安はあります。けど今回のミニアルバムに入っていない曲も含めてすごく自信がある曲なので、ライブでみんなに正しく伝わったらいいな、真っ直ぐボールを投げられたらいいなという気持ちですね。

ー本作を聴くリスナーの方たちにどんなことを受け取って欲しいですか?

長谷川:僕は曲を書く上で発信者でありつつ受信者でありたいと決めていて。自分の思いを押し付けたいわけではないんです。ただ僕が表現したいことを吐き出す場所みたいな意味で歌詞を書いているわけではなくて、本当は受け取り手側がどう思ったのかを載せたいぐらいなんです。正直今僕らのことを斜めに見てらっしゃるファンの方が完全に背中を向けてしまう作品でもいいと思っていて。ただ自分から手を差し伸べること、自分たちの手を握って欲しいと発信することはやめたくないですね。そういう人間くさいところ、アーティストぶらないところを詰め込んだ1枚になればいいなと思っています。


<リリース情報>

fews
1st Digital mini Album『re:cue』
2023年5月10日(水)リリース
=収録曲=
1. ピリオドを打て
2. Sweet Home
3. メーデー
4. ゴッホと徒花
5. 水槽
6. ノーマライゼーション

配信&ダウンロードリンク https://linkcloud.mu/198ac464

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください