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ティナ・ターナー「ロックンロールの女王」が83歳で逝去

Rolling Stone Japan / 2023年5月25日 11時45分

1985年のグラミー賞でパフォーマンスをするティナ・ターナー (Photo by Bettmann Gety Images)

伝説の歌手ティナ・ターナーが長い闘病生活の末に、現地時間24日に安らかな死を迎えた。83歳だった。

家庭内暴力や業界との対立を乗り越え、ロック・ソウル界で最も華やかで、最も熱狂的で、最も感動的なパフォーマーの一人であるティナ・ターナーが、24(水)に83歳で亡くなった。

「ロックンロールの女王ティナ・ターナーは、スイス・チューリッヒ近郊のキュスナハトの自宅で、長い闘病生活の末、83歳で穏やかに息を引き取りました。音楽界のレジェンドであり、ロールモデルであった彼女を世界は失ってまった」と、家族が声明を発表した。

元夫アイクとの共演を皮切りに、ターナーは自由奔放でまるで火山のようなステージングをポップスに注入した。ロック、R&B、ソウルの歌とパフォーマンスという分野において彼女の影響は計り知れないものがある。ティナ・ターナーの歌い方は、ミック・ジャガーからメアリー・J・ブライジに至るまで多くのミュージシャンたちに影響を与え、そのエネルギーに満ちたステージングは、ジャネット・ジャクソンやビヨンセにも受け継がれた。


1984年、米ローリングストーン誌の表紙を飾るティナ・ターナー

ターナーのメッセージは、何世代もの女性たちの心に響き、ステージ上ではどんな男性にも負けないという姿勢だったが、実生活では夫であり、薬物中毒者としてバンドリーダー兼ギタリストであったアイクによる暴力に苦しんだ。1984年にリリースしたアルバム『プライヴェート・ダンサー』では、グラミー賞を受賞し大成功を収め、その後、彼女は生存と再生のシンボルとなった。

From Rolling Stone US.

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