1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

1983年の訪米中にエリザベス女王暗殺計画があったとFBIが公表 米

Rolling Stone Japan / 2023年6月7日 6時45分

1983年、アメリカを訪問したエリザベス女王2世(TIM GRAHAM PHOTO LIBRARY/GETTY IMAGES)

1980年代、英国王室の訪米。エリザベス女王2世を狙った暗殺計画。1988年のコメディ映画『裸の銃を持つ男』のネタではない。1983年のエリザベス女王訪米の際に、まさにFBIが抱いていた懸念だ。

【写真18点】エリザベス女王と各界セレブリティの歴史的な接触

FBIはこのほど、1980~90年代のエリザベス女王とフィリップ殿下の訪米にまつわる新たなファイルを一斉公開した。いずれのタイミングでも、デモや騒動、場合によっては暴力沙汰に発展するのではとの懸念があった。北アイルランドで長らく続いていた対立「ザ・トラブル」が絡むとなれば、なおのことだ――宗教、政党、反植民地運動が複雑に根を張った対立をざっくり手短に言うと、イギリスおよび親英国派のユニオニストと、イギリスの支配に反対するアイルランド共和党との対立だ。

1983年にFBIの目に留まったフラグは、サンフランシスコの警察官経由で現れた。どうやらその警官は、アイルランド共和軍暫定派(IRA)のシンパがひいきにしていた地元のバーの客仲間から情報を掴んだとみられる。フラグの原因となったその男性は、北アイルランドに駐留する英国軍にゴム弾で娘を殺されていて、訪米中に「エリザベス女王を痛めつけてやるつもりだ」と主張していた(報告書では、個人名は全て黒く塗りつぶされていた)。

その男はご丁寧に2つの案も披露した。ひとつは、ヨセミテ国立公園訪問中に襲撃するというもの。もうひとつは、王室所有のヨット「ブリタニア号」がサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジの下を通過する際に、上から「物を落とす」という案だった。

シークレットサービスはこの危険情報を真剣にとらえ、ブリタニア号が橋の下を通過する際にゴールデンゲートブリッジの歩道を封鎖する計画まで立てていた。だが襲撃は実行されず、誰も逮捕されなかったようだ。結局、女王陛下の訪米は「つつがなく」執り行われた。

関連記事:ジョン・レノンがエリザベス女王に宛てた手紙、中古レコードのジャケット内から発見される

from Rolling Stone US

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください