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世界初のフェンダー旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO」オープニングパーティレポート Ken、MIYAVI等200名が集結した熱狂の夜

Rolling Stone Japan / 2023年7月5日 12時0分

「FENDER FLAGSHIP TOKYO」オープニングパーティでライブ演奏をするKen(左)とMIYAVI(右)

フェンダーのブランド創設から77年の歴史において初となる旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO」が東京・原宿に誕生した。2023年6月30日(金)のオープン、29日(木)のオープン記念セレモニーに先駆けて27日(火)に開催されたプレ・オープニングパーティーには、多くの著名ミュージシャンを含む200名が来場し、この日だけのスペシャル・ライヴセッションも行われる等、大いに盛り上がった。当日の模様をレポートすると共に、Ken(LArc〜en〜Ciel)、MIYAVI、新井和輝(King Gnu)による「FENDER FLAGSHIP TOKYO」オープンに際しての独占コメントをお届けする。

「FENDER FLAGSHIP TOKYO」は、東京メトロ明治神宮前駅から徒歩2分、JR原宿駅から徒歩5分、神宮前の交差点から竹下口方面へ向かう明治通り沿いに位置する商業ビル「THE ICE CUBES」地下1階から地上3階までの4フロアからなるストア。洗練された建物の外観中央にはLEDスクリーンが設置されており、この日のイベントの模様も一部映し出される等、早くも原宿・表参道エリアの新名所的な存在感を放っていた。

店内に入ると、1階では最新ギター、ベース、アーティストのシグネイチャーモデル、アクセサリーなどの新製品がお出迎え。さらに1階奥に進むと、新アパレルブランド「F IS FOR FENDER」の商品等、様々なライフスタイル商品が販売されている。2階にはアメリカ製、日本製を中心としたハイクオリティなエレキギター、ベース、アンプが展示販売されており試奏も可能。3階はフェンダーカスタムショップ専用フロア。マスタービルダーが手掛けた高級なギターがガラスケースに展示されており、まるでギター博物館のような雰囲気が楽しめる。地下1階はアコースティックギターが展示販売されており、アコースティックギターとエレキギターのトーンを1本で楽しめる話題のギター「Acoustasonic(アコスタソニック)」もこちらで販売されていて、もちろん試奏も可能。また、入り口右手奥にはフェンダー初のオリジナルカフェ「FENDER CAFE powered by VERVE COFFEE ROASTERS」が併設されており、カリフォルニアの人気ライフスタイルコーヒーブランド「VERVE COFFEE ROASTERS」監修によるオリジナルコーヒーや紅茶、フードが提供される。コーヒーを飲みながら広い空間でゆったりとギターを品定めできるというわけだ。尚、地下1階はイベントスペースとしても活用できるということで、プレ・オープニングパーティーのメインとなるスペシャルライブ、セッションがここで行われた。


FENDER FLAGSHIP TOKYOの玄関となる1階は、ギター/ベース製品や、アーティストシグネイチャーモデル、アクセサリーなど、新製品や注目アイテムが展示販売されるフロアとなります。ウェアやキャップ、ホーム/オフィスアイテム、ステーショナリーを含むオリジナルグッズの販売や、旗艦店オープンと同時にローンチする新アパレルブランド「F IS FOR FENDER」など、様々なライフスタイル商品の販売を行う。


2階は、人気の高いアメリカ製と日本製のエレキギター/ベース製品や、種類豊富なアンプ製品を中心に展示販売


最上階となる3階は、ドリームファクトリーとも呼ばれる、フェンダーの最上級ギターを生み出すFender Custom Shop®専用のフロア

17時からスタートしたプレ・オープニングパーティーには、次々と来場者が詰めかけ、1階に設けられたフォトスポットで島袋優(BEGIN)、すぅ、あいにゃん(SILENT SIREN)、須田亜香里らが記念撮影を行っていた。さらに、コートニー・バーネットが来場するサプライズも。フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションCEO アンディ・ムーニー氏と談笑する姿を多くの人が取り囲んでいた。


フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションCEO アンディ・ムーニー氏とコートニー・バーネット (Photo by KIMI MIKAWA for Rolling Stone Japan)

そんな中、来場したKing Gnuのベーシスト・新井和輝に、「FENDER FLAGSHIP TOKYO」を訪れた感想について、ひと言コメントをいただいた。



●新井和輝
「世界初の旗艦店ということで、普通に考えると本来は本国アメリカでの出店になると思うんですけど、まさか日本で初出店するなんて本当にすごいことだなと思っています。実際に来てみたら超気合が入った建物で、いくらかかったんだろうなっていう感じです(笑)。展示の仕方とかも所謂楽器屋さんとは違うというか、もうちょっとアパレル寄りな展示の仕方をしているので、フラッと立ち寄るだけでも楽しいのかなっていう気はしました」


地下1階は、アコースティックギターの展示販売とイベントスペース。また、フェンダー初のオリジナルカフェ「FENDER CAFE powered by VERVE COFFEE ROASTERS」も併設。

オープニングを飾った6人組バンド・Billyrrom(Photo by KIMI MIKAWA for Rolling Stone Japan)

地下1階では、18時頃からスペシャルライブがスタート。オープニングを飾ったのは、6人組バンド・Billyrrom。躍動感溢れる演奏とソウルフルな歌で、イベントスペースにオーディエンスを集めていた。オープニングライブが終わると、アンディ氏がステージに登壇。「私たちの仕事は、ジェンダー、音楽ジャンルに関わらず、地球上のどこに住んでいようと、すべてのアーティストに翼を授けること。だからこそ、今晩はたくさんの天使のみなさん、類まれなるアーティストの方々をこのオープニングにお迎えできて誇りと喜びで胸がいっぱいです」と感謝の気持ちを述べた。アンディ氏に呼びこまれてステージに上がったフェンダーミュージック(株) 代表取締役社長 アジアパシフィック統括 エドワード・コール氏は流暢な日本語でスピーチ。「ここは、77年の歴史を持つフェンダー世界初のフラッグシップです。信じられない、本当に!アリガトウ!」とシャウトして、集まった人々から拍手喝采を浴びていた。


日野JINO賢二

続いてライブを行ったベーシスト・日野JINO賢二は、「We Love Fender!」と叫ぶと、トリオでハードでファンキーなアンサンブルを披露。身体の芯まで響いてくるベースソロは強烈無比だった。6月に”フェンダーアーティスト”パートナーシップを結んだばかりのシンガーソングライター/ギタリスト・Reiは、アコースティックギター、テレキャスターで超絶ブルースフレーズと迫力あるボーカルを炸裂させた。Klang Rulerは、サポートキーボーディストを加えた6人編成で登場。「おめでたいフェンダーのパーティーということで普段よりミニマムで楽器の音が聴きやすいアレンジでお届けします」ということで、楽器の音と空気感を活かしたライブで歓声を集めていた。



Klang Ruler


Rei

ライブ転換の間には、フロアでお酒を飲みつつパーティーを楽しんでいるミュージシャンたちが、MCのジョー横溝に声を掛けられステージ前に来ると、旗艦店の感想をコメントしていた。うじきつよし、ハヤシヒロユキ(POLYSICS)、マーティー・フリードマン、キダ モティフォ(tricot)、ヒロミ・ヒロヒロ(tricot)等々、幅広いミュージシャンに愛されているフェンダーのパーティーならではの光景だった。


Suspended 4th

イベントは終盤に差し掛かり、4人組ロックバンド・Suspended 4thがライブを開始。ストラト、テレキャスターシンライン、ジャズベースと、3本のフェンダーが唸りを上げるテンションの高い演奏を繰り広げた。Kazuki Washiyama(Gt.Vo)が「ヤバいゲストがたくさん来るんで、みなさん心の準備大丈夫ですか!?」と煽ると、MIYAVIが大歓声の中でステージに上がり、ドラムのRiku Tairaとのツーピースで「WHAT'S MY NAME?」をプレイ。途中、Suspended 4thのメンバーが加わりソロリレーから、「もう1人スペシャルゲスト!」と呼びこまれてReiが演奏に参加すると、イベントスペースはますますカオスな空間と化した。


ReiとMIYAVI

MCではMIYAVIが「エドワードが、コロナ禍の前からずっと「FENDER FLAGSHIP TOKYO」のことを話していたので、こうして実現したのを見て、感慨深いです。本当におめでとうございます!」と、ステージ前でライブを見ていたエドワード氏に言葉を掛けた。

続いて、MIYAVI の紹介を受けてKen(LArc〜en〜Ciel)がステージに登場。WashiyamaをメインボーカルにL'Arc~en~Cielの「虹」を披露すると、KenとMIYAVIが並んでギターを弾く姿に、フロアから一斉にスマホが向けられた。「ギターを弾きながら歌えない」と冒頭で言っていたKenだが、終盤には自らサビを歌うシーンも。「次は英語の曲なんですよ。誰か歌える人いる?いないと僕の適当な歌が入ることになります(笑)」と言いながら始まったのは、ゲイリー・ムーア「Still Got the Blues」。これが名演だった。途中、日本語で歌と喋りも織り交ぜて和ませながら歌ったKenは、エンディングでエモーショナルなソロを延々と弾いてフロアを熱くさせた。




KenとMIYAVI

曲を終えると、エドワードがメンバー1人1人とハグ。「素晴らしかったですね!(創設者の)レオ・フェンダーは天国で今、笑顔だと思います。みなさま、本当に本当にありがとうございます!Play Guitar, Play Fender.」とメッセージ。


左から、エドワード・コール、Ken、MIYAVI

そして、MIYAVI のカッティングから再び「WHAT'S MY NAME?」でラストのセッションへ。ギッシリ埋まったフロアと「Oh Yeah!」とコール&レスポンスで一体となって、最高の盛り上がりでスペシャル・セッションは終了となった。

ライブ終了直後、MIYAVI、Kenそれぞれに改めて「FENDER FLAGSHIP TOKYO」オープンについて感想を聞いた。



●MIYAVI
「ここ日本に世界初のフラッグシップ・ストアができたこと、純粋に日本人としてすごく嬉しいし、誇りに思います。東京のど真ん中にオープンするっていうことは、僕たちもある意味責任を感じるし、ここから世界に届けていきたいと思っています。音楽とギターだけじゃなくて、アパレルショップやお洒落なカフェもあったりして、どんどんたくさんの人に訪れてもらいたいと思いますし、何より本物の音楽「Real deal」ロックンロールに触れることのできる貴重な場所なので、まだロックを知らない若い世代の子たちにも来て欲しいですね」


●Ken
「とても広々したゆったりとした空間でギターを見ることができる良いショップだと思います。原宿に来たときに、”あれ?これがあのショップかな?”って気付いたら気軽に立ち寄ってくれたらいいと思います。アパレルもあるしカフェもあって、ギターを弾けない人でも楽しめる場所になってると思うので。(Kenさんにとってフェンダーとは?)ギターって、”フレットのこの位置ではこんな音が鳴る”っていう、すごく繊細な楽器だと思うんです。ずっとフェンダーを弾いてきて、自分の体にアジャストして、なんとか良い音が鳴るようにって頑張ってるんですけど、そこを”もっと来い、もっと来い!”って言ってくれるような、良い楽器を作ってくれるブランドだと思っています」

>>>プレ・オープニングパーティーすべての写真(29枚)を見る



FENDER FLAGSHIP TOKYO
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-8-10
営業時間:11:00〜20:00(年中無休 ※年末年始を除く)
JR山手線 原宿駅 徒歩5分
東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前駅 徒歩2分
東京メトロ千代田線・半蔵門線・銀座線 表参道駅 徒歩8分
階数:地下1階~地上3階
総延床面積:1068.4m² / 323.19坪
オフィシャル・ウェブサイト
https://www.fender.com/ja-JP/fender-flagship-tokyo.html


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