MOONCHILD、個性を解き放った艶やかなパフォーマンス
Rolling Stone Japan / 2023年9月5日 18時55分
先日開催された「Rolling Stone Japan LIVE 2023」。MOONCHILDのライブレポートをお届けする。
【ライブ写真を見る】MOONCHILD
人々の心を掴む圧倒的なパフォーマンスに、多くの言葉は必要ない。目の前に広がるエンターテイメントが素晴らしい、その事実だけで十分なのだとMOONCHILDのステージは証明しているようだった。
「Don't Blow It!」の華やかなイントロと共に、堂々とした佇まいの4人が登場。キレのあるダンスはただ単にパワフルなだけでなく、しなやかさも兼ね備え妖艶な美しさを放つ。モーションがシンクロしていることはもちろん、どんなときでも隙のない表情管理は彼女たちのプロ意識をより濃く映し出していた。
続く「Photogenic」でも艶やかなオーラは健在だ。あまりにも色気のある存在感に、この日の出演メンバーが全員10代だという事実を忘れそうになる。投げかけられる視線、指先まで行き届いた表現といった要素の一つひとつが、MOONCHILDを力強く謳う。
MIRANOが「一緒に楽しんでいきましょう!」と声をかけた「Skydive」では、メンバーに促され会場中が一体となるハンズアップ。そんな客席を目にして気持ちが和らいだのか、彼女たちの表情にもより一層柔らかさに。HANAは伸びやかなロングトーンを響かせ、華やかなエネルギーを声からも発していた。UWAの甘い歌声が「Bzz Bzz」鼓膜からオーディエンスを魅了したかと思えば、ANRIは「ONE BITE」でいたずらっ子のような笑みを浮かべる。
個々が自身と向き合い、強みを理解しているからこそ、それぞれの個性を解き放ったパフォーマンスができるのだろう。ラストソングの「CHILI CHOCOLATE」では表情をガラッと変えて、キラキラしたアイドルパワーを全面解放。楽曲のイントロが始まると即座に曲の世界観に没入していけるのも、MOONCHILDの強さ。必要以上のトークや説明は一切なし、日ごろから積み重ねてきた実力を惜しみなく発揮したパフォーマンスは、観客の心にしかと刻みこまれたことだろう。
【アーカイブ配信中】
Rolling Stone Japan LIVE 2023
2023年9月3日(日)
さいたまスーパーアリーナ
http://cccmusiclab.com/RSJLIVE2023
4500円(TAX IN)
販売期間:~9/10 10:00
視聴期間:終演後準備完了次第~9/10 21:00
Streaming+
https://eplus.jp/sf/detail/3675330002
Stagecrowd:日本国内
https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10413?ima=4954
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