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ジグザグが語る「最高」なアルバム、売れるためから真逆になった考え方

Rolling Stone Japan / 2023年10月7日 12時50分

ジグザグ

-真天地開闢集団-ジグザグが、4thアルバム『慈愚挫愚 四 -最高-』をリリースした。昨年、3rdアルバムを提げて行った二度目の全国ツアーを21公演全公演SOLD OUT、11月には自身初となる日本武道館単独公演を全券種SOLD OUTで完遂させ、2023年は全国のフェスにも続々と出演を果たしているジグザグ。そんな彼らの新作アルバムのタイトルは”最高”。 11月には本アルバムを提げて約2万人を動員する初の全国ホールツアーも開催予定と、波に乗る彼らにRolling Stone Japanでは初となるロングインタビューを敢行し、本作に迫った。

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ージグザグは毎回そのときの状態をアルバムタイトルに記しているそうですが、今回の『最高』も今の心境を表しているワードなんでしょうか。

命:心境というより状況の方が近いかもしれないですね。メンバーに「今どういう状況?」って質問したとき、影丸が勢いで「最高!」って言ったんですけど、たしかにと思って。1stアルバムが『大殺界』からスタートしたんですけど、心境的にはポジティブな気持ちももちろんありつつ状況としては大殺界だったんです。長年一緒にやってきたメンバーもいなくなり、動員もガーッと減って、どうしたらええねんっていう状態だったので。

龍矢:それこそ『大殺界』を出したときって、MVを撮りたいと言っても物理的に不可能だったり、こういう演出を禊に入れたいと思ってもそれができなかったりして。そういう意味でも環境的にも最高なものになっているなと思いますね。



ージグザグは、MVもほぼDIYで作られてきていますよね。そういったクリエイティブ部分を他のクリエイターに委ねることは、どのように考えてらっしゃるんでしょう。

命:自分では絶対できないようなことができることはすごくうれしいことです。クリエイティブの方といろいろ喋って、もっとこうしようああしようという話し合いもできて。今までできなかったことができるようになったのは、すごくうれしいですね。

ー命さまがご自身で編集されていたときも、かなりクオリティは高かったと思います。MVのために、業務用のスモークマシンまで買っていたそうで(笑)。

命:凝り性というか、自分たちのことなので、できるだけのことはしたいわけですよ。手を抜いて変なものは出したくない。一生懸命頑張って曲を作って愛もありますし、自分の我が子なわけですよ。それを変な者に預けたくないというか。今できる武器とできるもので、なるべくその楽曲がよりよく聴こえるようにしたいという一心でスモークマシンを買ったり(笑)、みんなに手伝ってもらってドローンをお願いしたりしてたんです。

龍矢:編集クオリティは命様も十分すごかったんですけど、使わなくていい時間を使っている部分が多かったというか。それこそスモークマシンのバッテリーがエンジン式のやつやったんですけど、エンジンをかけるのに1時間ぐらいかかって。すごく時間を無駄にしていた部分が多かった(笑)。

命:まあ、いい思い出や(笑)。ただ、バカバカしいなって場面も結構多かったよね。俺は一生懸命何をやってんだ!はよ新曲書けや!とか自分で思って(笑)。

影丸:当時は自分たちで撮っていたし、スタッフもマネージャー1人だったので本当にしんどかったんですけど、あれはあれでめっちゃ楽しかった。ただ、それを他の方に任せることによって、作曲などに費やせる時間が増えたのが一番でかいです。命さんが作曲に時間をより費やしてくれるのはうれしいです。



ー以前取材させていただいたとき、コロナ禍で時間ができて、いろいろ制作を進めていたことがジグザグの転機になったとおっしゃっていましたよね。楽曲制作においても転機になった時期だったんでしょうか。

命:ガラッと方向性も変わったし、よりやりたいことをやるようになった時期になりましたね。前は売れたい気持ちと、お客さんを楽しませたい気持ちの2つの観点でやっていた部分があったんですけど、自分がいいと思うものを提供することをベースに、その上でプラスアルファとして考えるスタイルに変わったんです。前まではそれが逆だったというか。売れるためにはどうしたらいいのかというのがスタートで、ある種、商品の開発じゃないですけどマーケティング的なものがメインだった。いまは逆に、アーティスト的な活動の仕方に変わったというか。自分がやりたいかっこいいと思うもの、楽しいと思うものを作り出して、その上でどうしたらたくさんの人に聴いてもらえるだろうみたいな話になるので、そこが逆転したのはありますね。

ーそういう意味で言うと、本作1曲目「おっかちゃん」はどこに位置する曲なんでしょう。



命:これは悪ふざけです(笑)。昔から意味わからんものが好きで。前世の話なんですけど、中学生ぐらいのときから友だちとフォークデュオのグループでCD-Rのアルバムを作ったりしていたんです。あらためてその頃のCDを聴くと、今とやっていることが一緒で、なんでこれ入れたん?みたいなのが入ってて(笑)。「何秒以内にこのCDを止めないと爆発します、5、4……」みたいなのが入ってたり、「おっかちゃん」と通ずるなあって(笑)。

ー「おっかさん」じゃなく、「おっかちゃん」にした理由はあるんですか?

命:おかあさんとかおふくろとかもいいんでしょうけど、これはなんなんだ?っていうのがより増すかなって。パッと文字だけ見たときに、「岡本さんなのか何なんやろ、これ?」をより高めたかったのもあって「おっかちゃん」にしています。でも結構感動してくれてる人もいらっしゃって。影丸も、ちょうど大阪から東京に仕事で来るときにね。

影丸:そうなんですよ! 新大阪で新幹線を待っているとき、シャッフルで音楽を聴いていたんですけど、たまたま新幹線が来たタイミングで流れて、頑張るぞー!ってなったんです(笑)。これから何かを頑張る人への応援ソングです。




ーそういう意味でいくと「どんぐり」も、同じような意味合いの楽曲でしょうか。

命:「どんぐり」は中2のときに作った曲で、中学校のベランダでギターを掻き鳴らしながら友だちと歌っていて。詳しくは覚えてないんですけど、気づいたらできていました。

ー歌詞もそのときに書いたもの?

命:歌詞もそのまま勢いで書いたやつです。「わしが~どんぐりで~わっはっは~」って。

ー童話的な歌詞なので、何か教訓があるのかと思って。

命:ないですね。

ー(笑)。龍矢さんと影丸さん的に、これは命様らしい部分だと思われますか?

龍矢:一番命さんっぽいです。よくわからんことを歌い出すっていう。

命:よう歌ってたよな、鼻歌でな。

龍矢:楽屋でずっと歌ってはったんですよ。僕はそういう「どんぐり」って曲があるんやと思っていて、「それなんの曲なんですか?」って訊いたら、「今度出そうと思ってるねん」って。あ、オリジナルやったんや……っていう衝撃がありました(笑)。

影丸:それを真剣に歌う命さんがおもしろくて(笑)。内容は悲しいですし。

ーCDに収録されている座談会で、もう1個違う曲があるって話してましたが。

命:あー! 「ネギ」。ちょっと古いロックンロールをベースに「シェキネギ」みたいな。シャキシャキのネギと、英語の「Shike It Shake It」をかけていて。「Shike It Shake It Naked」ビートルズっぽい感じの曲ですね、それはまたどこかで披露します。



ー今作は、これまでのテクニカルな演奏から、よりJ-ROCK、J-POPの方に近寄ったような印象もありましたが、そのあたりは意識されたんでしょうか。

命:狙ったわけじゃなくて、自然にそうなりましたね。高校生とかの頃にメタル好きだったんですけど、THE テクニカルみたいな音に対する興味が薄れたというか、そういう曲をあまり書かなくなったのかもしれない。嫌いになったわけじゃないんですけど、前まではそれゴリ押しだったのが落ち着いたみたいな感じですかね。あるあるじゃないですか、そういうのって(笑)?

龍矢:大人になるとみたいな。

命:そうそう。良くも悪くも落ち着いちゃうじゃないですけど、テクニック、テクニック、テクニックみたいなところにあまり興味がなくなってきて。

ー2人からしたら命様の楽曲に変化を感じてますか?

影丸:そもそもジャンルが広すぎて。テクニカルな曲もあればJ-ROCK的なものもあるし。

命:パーセンテージの違いというか、入っているものは一緒なんですよ、ずっと。今回もテクニカルな曲も何曲か入っていて。それが1、2曲多いのか少ないのかぐらいのレベルで。最初に入っている数曲の印象でアルバムの印象って変わるし、曲順とかもあると思う。10何曲あるうち、どう振り分けるのかでだいぶ印象が変わると思うので、たまたま今回生き残った中で、そういう並びになったんだと思います。『最高』というタイトルに最後引っ張られたというのも結構あって。みんな楽しい!みたいな曲が増えたのもありますけど、基本的にごちゃ混ぜなのはあまり変わってないですね。

ー龍矢さんはプレイするにあたって、今作で変化はありましたか?

龍矢:機材が全部変わったんです。なので音作りの点で全部変わりました。前回までデジタルメインで作っていたのが、アンプにコンパクトエフェクターで音作りの王道というか、よくある形になって。そのおかげで自分的には音がよくなったなと思っています。


龍矢

ー機材を変えたのはどういう理由からだったんですか?

龍矢:そもそも前の段階で納得はいってなかったというか。そう言えばアンプをまだ使ってないなと思って試したら、やっぱりアンプが足りへんかったことに気づいて。そこからコンパクトエフェクターを集めていって。そのほうが僕が求めているベースらしい音というか、ベースだけに向けて作られている機材なので圧倒的に出しやすいし、綺麗に出ていたので変えましたね。

ーいろいろ変えた機材の中でも特にこれがあることで変わった機材はなんでしょう?

龍矢:アンペグのヘッドアンプですね。

ー影丸さんもリズム隊として音の変化は感じますか?

影丸:はい。音がめちゃくちゃ良くなってます。いいとこにいてくれている帯域って言うんですかね。ドラムをやっていて、バスドラと被ったときに、場合によっちゃグッと来ないときがあるんですよ。それが最近あまりなくて、いい具合です。



ー影丸さんは今作において変化したことはありますか?

影丸:大きく変わったことがありまして。今回から生ドラムなんですよ。前は曲によって打ち込みだったり、エレドラでやったりしていたんです。今回はレコーディングの時間が結構あったり、曲によって期間が空いたこともあり、ほとんどの曲でドラムセットが違っていて。そこは一番こだわれた部分かなと思います。

ードラムセットが違うのは、その曲に合わせて変えていったということですか?

影丸:ドラムレコーディングのタイミングで普段使っているセットが使えないときもあって、その時に使える自分のセットを随時使いました。結果、よかったなという音に仕上がりました。バラードはバラード用にチューニングもできて、楽器も選べたので。


影丸

ージグザグの禊のイメージだと、フィジカルの強いバンドという印象が強いので、いままでそこまで音源が生に特化していなかったのは逆に驚きです。

命:みんなから見えている側面と、内部でやりたいことのズレをいつも感じているというか(笑)。俺そここだわってないねんけどなとか、そこ全然興味ないねんけどなみたいなところを「すごいこだわってますよね」って言われることが結構多くて。音源然り、ライブに然り、MC然り、パフォーマンス然り、全部そうなんですけど、結構いいように思ってもらえていて。別に竿なんかなんでもいいと思っているし(笑)。そんなギタリストにしか分からへんことにこだわっていてもしゃあないやんってところもあって。今回のアルバムも正直そこまで全然こだわってないんですよ。自分がギターのアレンジや、どの竿でレコーディングしたのか全然覚えてないし(笑)。ただ、こだわってそうに思ってもらえる節がある。

ーMVに対するこだわりを聞いていたので、めちゃめちゃ意外です。

命:総合的な部分にすごくこだわるんですけど、誰もわからないようなことに何時間もかけてやっていることがバカバカしく感じちゃうというのもあります。それは人それぞれなんですけど、僕はマルチにやるタイプなので、総合で出来上がったものがいかにたくさんの人の心に刺さるのか、パッと聴いたときに「うわ、かっけー!」ってなるのかだけを考えている。よう聴き比べたら、こっちの方が音いいねとかはあるんですよ。使うマイクとかもそうなんですけど、たしかに録って聴き比べたら違うんです。でも、どっちのマイクで録ったら売れるとかもないし、その人がどういうコンディションでどういう歌を歌ったのかだと思うので、正直全然こだわらないというか。今回も例に違わず、そういう部分はいろいろやっているんですけど、そこに変なこだわりみたいなものは一切ないんですよね。

ー逆にボーカル部分に関してのこだわりは強いんじゃないですか?

命:歌いまわしだったり、歌の演奏ですよね。サビをどういう声色で歌うのかとか、しゃがれて歌うのか、感情を込めて歌うのか、それとも淡々と歌うのか。声質、声色はどっちが合うだろう、どうした方が感動するのか、どうした方が楽しい感じに聴こえるのかとかはすごいこだわりますね。

ーYouTubeで命さまのボーカルの研究している人の動画もいくつかあがってますよね。

命:すごくいろいろ研究してくれていて、「えー! そうだったんだ!」って(笑)。全然気にしたことないです。

ーそこまで細かく理屈っぽくやっているわけではない?

命:ないですね。ありがたいですよ。僕の声を研究して、ここはこういう発声で、こういうふうに切り替えてって分析してくれているけど、俺は全くやっているつもりがないというか。結果的にそうなっているのかもしれないですけどね。



ー今回の収録曲の中で、それぞれ何か思い入れの曲をあげるとしたらどの曲でしょう?

命:反応が楽しみなのは「Sha. La. La.」です。これはニュータイプじゃないかなと思っていて。10年前ぐらいに全然違うメンバーでやっていたとき、メンバーがすごく気に入っていた曲なんですよ。僕もすごい気に入っていて。当時やっている界隈がTHEヴィジュアル系って感じだったので、出ても受けないだろうなっていうのもあって、もっと規模がでかくなったら出したろうみたいな。結局出せず仕舞いで今に至る感じなんですけど、偏見もなくたくさんの方に聴いてもらえる感じになったのかなと思ったので、今回収録して。これをどれくらい好きって言うてくれるんやろう?って反応が見たいっていうのがありますね。

ー座談会で賛否両論起こる曲といっていたのは、この曲のことですか?

命:それは冒頭の「おっかちゃん」もそうですし、「最高だZ」とかですね。「最高だZ」は、ガッツリ言うたらノリがJ-ROCKというかフェス系だと思うんですよ。なので、ヴィジュアル系が好きだった人とかは、フェスに媚びてるとか言う可能性を秘めてると思うんです。その点「Sha. La. La.」は綺麗な曲が好きな方も多いと思うので。

ー龍矢さんはいかがでしょう。

龍矢:今までクランチ気味の歪をあまり使ってなかったんですけど、今回「Mr.Idiot」とか「最高だZ」では使っていて。前まではクリーンか、ガッツリ歪ませるか2択やったんですけど、それができたことで今回のちょっとポップだけど疾走感があるみたいな部分がすごく出しやすくなって。そういうところが今回はいい感じに弾けたかなと思っています。

ー影丸さんはいかがでしょうか。

影丸:結論から言ったら「Drip」なんですけど、これが初めてジグザグで生ドラムでレコーディングした曲やったんです。だから最初、録るときは楽しかったんですけど、メンバーに送るときにわりとドキドキしていて。本当の自分の素の演奏を、命さんに初めて聴いてもらうじゃないですけど。

命:ライブ音源、俺ミックスしてるから聴いてるで。

影丸:あ、ほんまや。たしかに(笑)。どうかなと思ってワクワクして送ったら、「Drip」に関しては最高!って言ってくれて。

命:いっつも、くそかっこいいと思って聴いてるで。

影丸:(照れ笑い)。他の曲に関しては、スケジュールが怒涛すぎて、ほんまに記憶がないんですよね。

命:俺、「Mr.Idiot」のドラム、めちゃ感動した。さすが!って思ったよ。

影丸:いえいえいえ、今回、一番棘がある曲だと思っているんです。これに関して、僕はほぼ一発で録れて。

命:得意分野やね。

影丸:そうなんですよ。逆に言うと、「最高だZ」とかは細かいところがシンプルなんですけど、シンプルがゆえに難しくて。なんかちゃうっていうので一番苦戦しましたね。



ー以前取材させていただいたときは、長く続けていくということが大切だとおっしゃっていたんですけど、日本武道館も成功させたジグザグとして、今後のバンド活動において、どういうことに注力してやっていきたいと思いますか?

命:そこは変わらないですよね。長く音楽を続けて、長く音楽で飯を食っていきたい。生涯食いっぱぐれずに飯を食っていきたいというのがブレないところで。武道館でやれたことによって、それがより崩れにくいものになったかなと思うし、さらに不安のない将来のために楽しみながら続けるというのは変わらないですね。その中で、よりステージが大きくなっていけばうれしいことではあるんですけど、それを目標にするのは違うというポリシーみたいなのがあって。自分にとってよりいい作品を今後も生み出していければいいなという感じです。ボーカリストとしての人生を謳歌しつつ、裏方的な仕事ももっと手を広げて大きくしていくのかは今悩んでいるというか。時間的にもどっちをメインでやるのかみたいなのを選ばなあかん部分もあると思うんですよね。

ー意外ですね。めちゃめちゃ表の人っていう見え方が強いので裏方もやりたいというのは。

命:ほんまですか。ずっと裏方になりたかったんです。父が技術屋なんですけど、家で自営業でやっていて。数は少ないんですけど色んな人からリスペクトされていて、そういうのがかっこいいなと思って。地元のスタジオを経営しつつ、楽曲提供しているようなおじさんってかっこいいなと思って。俺もいつか自分でスタジオを持って楽曲提供とかできるようになりたいなというところからスタートしているから、バンドで箔をつけたいなみたいなのがあったんですよね。自分の名刺を作りたいというか。過去にでかいところでやれた実績があれば、若いバンドマンに対しても説得力があるというか。何もやったことないようなやつに偉そうに言われてもお前に何が分かるんだよってなるじゃないですか? そういう説得力みたいなのがほしいなというので、バンドでZeppぐらいできるようになりたい、あわよくば武道館ぐらいまで行きたいなというところからスタートしたんですよ。そういう意味で達成はしちゃっていて。でも、表舞台ならではの特権みたいなのもすごいあるし、自分も向いていたのかもしれないなという部分もあったので、自分ができる限りこれは続けていこうと思うんです。これを軸でずっとやっていくのか、もともとやりたかった裏方の方を今後力入れていくのかというのはまだちょっとよく分かってないですね。

ー龍矢さんとしての展望はどうですか?

龍矢:僕もとにかく長く続けたいというのがあります。せっかくこんな素晴らしい2人とバンドができていて、こんないい環境は今後二度とないやろうと思っているので。別のことをされるにしても、ジグザグが続いていくなら、2人からジグザグに僕がいてほしいと思ってもらえるようなベーシストであり、メンバーでいたいなと思っています。それを頑張っていくだけって感じですかね。

ー影丸さんはいかがでしょう。

影丸:ちょっと命さんと被っていて、僕ももともとバンドマンになるつもりじゃなかったんですよ。僕の師匠の菅沼孝三さんが、セッションとかサポートとか、スタジオ系のドラムとして有名で。僕もドラマーとして有名になりたくて、ジグザグのサポートをしたときに命さんすごいと思ってお願いして、今ドラムを叩かせてもらっているんです。ジグザグと命さんのおかげで、夢だったドラムマガジンにも掲載させてもらえるようになったり、武道館にも立てて。ドラマーとしての夢がジグザグで叶っていっているし、自分の目標がどんどん今叶っていっている。師匠と一緒にやっていたミュージシャンの方々ともセッションさせていただいたり、どんどん叶っていっているんです。昔雑誌で、東京ドーム目指したいって言ったんですけど、冗談半分、本気半分だったんですよ。でも、今はバンドマンとして東京ドームでやりたいなと、バンドマン気質みたいになってきてはいますね。自分がドラマーとしてできることは全部やりたいので、全部全力でやりたいですね。


<リリース情報>





-真天地開闢集団-ジグザグ
第四完全音源集 (4th Album) 『慈愚挫愚 四 -最高-』
【初回限定盤】CD
・Drip ・Dazzling Secret ・スマイル★かわいいねん 他、全12曲
・bonus track ”最高” 座談会
*特別スリーブケース・デジパック仕様
*22P ブックレット
*封入特典1:オリジナルブロマイド
*封入特典2:ジャケット壁紙ダウンロード応募用 ID(通常盤と共通特典)

【通常盤】CD
・Drip ・Dazzling Secret ・スマイル★かわいいねん ・燦然世界 -acoustic ver.-(通常盤のみ収録)
他、全13曲
*20P ブックレット
*封入特典:ジャケット壁紙ダウンロード応募用 ID(初回限定盤と共通特典)
特設サイト https://zigzag.asia/saikou/

-真天地開闢集団-ジグザグ
「Dazzling Secret」先行配信リリース
事前予約URL https://zigzag.lnk.to/dazzlingsecret

<ツアー情報>

全国開闢禊-最高-(読み:ぜんこくかいびゃくみそぎ -さいこう-)
2023年11月1日(水)【愛知】日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2023年11月3日(祝・金)【岡山】岡山市民会館
2023年11月5日(日)【愛媛】松山市総合コミュニティセンター・文化ホール(キャメリアホール)
2023年11月7日(火)【大阪】オリックス劇場
2023年11月10日(金)【宮城】仙台サンプラザホール
2023年11月12日(日)【新潟】新潟県民会館 大ホール
2023年11月15日(水)【北海道】カナモトホール(札幌市民ホール) 11.18( 土 )【福岡】福岡サンパレス 11.21(火)【東京】東京ガーデンシアター

https://zigzag.asia/

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