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Rockon Social Club、東京ガーデンシアター公演で示した変幻自在のサウンド

Rolling Stone Japan / 2023年12月14日 9時0分

Rockon Social Club

Rockon Social Clubが、ニューアルバム『Dont Worry Baby』を引っ提げた全国ツアーを12月12日(火)の東京ガーデンシアター公演よりスタートさせた。オフィシャルレポートを掲載する。

【画像を見る】東京ガーデンシアター公演のライブ写真(全5枚)

フォルクローレ風のSEに乗せてメンバーがステージに姿を現すと会場からは大きな歓声が轟いた。ニューアルバムを引っ提げた全国ツアー、スタートの東京ガーデンシアターには2日間合計約1万2000人のオーディエンスが詰めかけた。11月17日(金)にリリースされた2ndアルバム『Dont Worry Baby』の楽曲を中心に、1stアルバム『1988』の楽曲や男闘呼組のカバーまで多彩な楽曲を組み込んだセットリストで会場のファンを魅了することとなった。

1曲目が終わったあと、「半年ぶりに帰ってきたぜー!」と高橋和也(Ba)が第一声を放つと、そのまま「We are」「Rockon!」のコール&レスポンスに突入。驚かされたのは、とにかくバンドの音がこれまでよりも段違いに太くなっていることだった。すでに十分なキャリアのあるメンバーが揃った6人ではあるが、ここにバンドならではのマジックがあるのだと感じた。

高橋が言う半年前というのは、5月6日(土)のことだ。彼らはここ、東京ガーデンシアターで初のワンマンライブを行った。思えば、3月1日(水)に1stアルバム『1988』をリリースし、イベントへのライヴ出演を経てワンマンライブを実施、そこから2ndアルバムに今回の全国ツアーと、怒涛の展開を迎えている。しかも、メンバーの中心を担っている成田昭次(Gt)、前田耕陽(Key)、高橋和也(Ba)、岡本健一(Gt)は男闘呼組の全国ツアーとファイナルの武道館公演も並走していたのだからなおさらだ。



「デビューしたばっかりなのに気づいたら2枚もアルバム出してた(笑)。本当に目まぐるしい1年だったけど、楽しかった!」と高橋が言えば、会場から「楽しかったよ!」という声が返ってきた。前半のハイライトとして、ステージには妹分とも言えるLittle Black DressのRyoが登場した。そこでまさかのクリスマスにちなんだあの名曲をカバー。そしてもちろん、アルバムでもゲストボーカルで参加していた「Sweet Devil Woman」をコラボした。

中盤以降、あらゆるジャンルが入り乱れた、まさにRockon Social Clubにしかできないライブへと突入していく。テクノポップあり、アカペラあり、ロックバラードにポップス、ラテンと変幻自在のサウンドで観客を魅了していく。

「僕ら以外にこんなに何でもできるバンドいないでしょ(笑)。これを極めますから」(前田)



後半はRockon Social Clubの最大の魅力であるハードなサウンドを搭載したロックナンバーで畳み掛ける。本編最後は最新アルバム収録の「Go To Hell」や「I♡R&R」といった極太のサウンドで会場を沸かせた。アンコールを含めて2時間、濃密にして激熱なステージが展開されたライブだった。

初ワンマンを行った地から初の全国ツアーへ。Rockon Social Clubの2023年はまだまだ終わらない。


<ライブ情報>

KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Tour 2023 Dont Worry Baby
2023年12月12日(火)12月13日(水)東京・東京ガーデンシアター
収容人数:2日間計12,000人

2023年12月15日(金)福岡・福岡サンパレス
2023年12月17日(日)宮城・仙台サンプラザホール
2023年12月19日(火)⼤阪・フェスティバルホール
2023年12月20日(水)⼤阪・フェスティバルホール
全国4都市全6公演
総動員数:約2.2万人

https://rockonsocialclub.com

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