EXILE B HAPPY、はしゃぐ子ども達に囲まれながら10曲をパフォーマンス
Rolling Stone Japan / 2024年1月7日 16時36分
EXILE TRIBEの新音楽ユニット・EXILE B HAPPYが、1月6日、アーバンドックららぽーと豊洲・メインステージイベントスペースにて『EXILE B HAPPYショー〜2024年 1st ステージ〜』を開催した。オフィシャルレポートを掲載する。
【画像を見る】『EXILE B HAPPYショー〜2024年 1st ステージ〜』の様子(全7枚)
EXILE B HAPPYとは、2021年に「Dreams For Children・子どもたちに、夢を。」をテーマとして始動したキッズ・エンタテインメント・プロジェクト『KIDS B HAPPY』から誕生したグループであり、リーダーのEXILE TETSUYA(EXILE/EXILE THE SECOND)を中心に、ボーカルの吉野北人(THE RAMPAGE)と中島颯太(FANTASTICS)、パフォーマーの小森隼(GENERATIONS)、関口メンディー(EXILE/GENERATIONS)、浦川翔平(THE RAMPAGE)、木村慧人(FANTASTICS)といった子ども好きなメンバーが集結。5月5日(こどもの日)に1stシングル『MORNING SUN』のリリースが控える中、1月6日よりシングルの表題曲「MORNING SUN」が先行配信されたばかり。
本イベントは、メンバーによるダンスショーと、大人も子どもも参加できるダンスワークショップが融合した内容となっており、「みついショッピングパーク キッズクラブ」会員の親子と、LDHのファンクラブ会員の中から抽選招待された約300名が参加。ステージを見下ろす大勢の観客と、ステージ前方に設けられたキッズエリアではしゃぐ子ども達に囲まれながら、7人はメドレーを含む全10曲をパフォーマンスした。
この日トップバッターとして登場したのは、ムードメーカーの浦川翔平。ステージに上がるやいなや高めのバク宙で観客を沸かせると、軽快なトークと2024年初だというDJプレイで場を温める。そこに現れたリーダーTETSUYAはB HAPPYS(キッズダンサー)を迎え入れ、EXILEの代表曲「Choo Choo TRAIN」へ。現役EXILEから次世代を担うB HAPPYSに笑顔で受け継がれていくロールダンスは、まさに「ダンスと音楽で子どもたちの夢を応援する」というEXILE B HAPPYのコンセプトを体現する光景で、TETSUYAに「EXILE B HAPPYのヒーローはまだまだ出てきます。次のヒーローを紹介したいと思います。小森隼!」と呼び込まれた小森もまた、快晴の空に負けない清々しいビッグスマイルを輝かせながら「WON'T BE LONG」を披露。ウェーブや「OLY OLY OLY OH!!」コールを煽り、観客との一体感を楽しんだ。
MCタイムには、長年「Eダンスアカデミー」(NHK Eテレ)で講師を務めてきた2人が、慣れた様子で「キッズ達、ちょっとは心がほぐれたかな?(TETSUYA)」「緊張するよね! だって俺でさえ、ちょっと緊張してるもん!(笑)(小森)」と子ども達に話しかける場面も。続いて登場した木村慧人は、キッズダンサー時代にEXILE初のスタジアムツアー『EXILE LIVE TOUR 2010 FANTASY』に参加し、TETSUYAの隣で踊っていたというEXILEの『掌の砂』を、TETSUYAやB HAPPYSと並んで踊った。14年越しのコラボレーションに拍手が沸き起こる中、木村は「気持ちいいですね~。FANTASYツアーで踊った時も野外の会場だったんですけど、その時と同じくらい晴れてます!」と、観覧エリアを見渡しながらニッコリ。小森からの「当時、何歳だったの?」という質問には「10慧ちゃん!(10歳)」とお決まりの台詞を叫び、観客の笑いを誘っていた。
さてここで、チームメイトの小森曰く”あのピンクのヤツ”を呼び込むことに。観客が叫ぶ「メンディーマーン!」の声を合図にSEが鳴り響くと、EXILE B HAPPYのロゴ入りのマントを羽織った”メンディーマン”こと関口メンディーが場内に登場。「呼んだか、豊洲! 聞こえていたぞ!」とヒーロー口調で呼びかけると、歓声と笑い声が溢れた。
続いて「みんなで元気になれるやつ(曲)……あります!」と紹介されたのは、GENERATIONSの『Y.M.C.A.』。浦川のDJに合わせて、準備運動からのYMCAダンス、全力YMCAダンスへと、会場はヒートアップしていく。そこにボーカルの吉野北人と中島颯太が登場すれば、観客のテンションは高まるばかりだ。ステージに向かう途中、自身もベビーフェイスの吉野が、ステージ付近を自由に動き回り、B HAPPYSに手を振っている幼児に背後から歩み寄ると、可愛らしい2ショットに一際大きな歓声が上がる。2人を見守りながら、幼児に「ホクブー後ろやで?(笑)」と話しかけていた中島は、ステージに上がると「2024年の始まりをEXILE B HAPPYから始められることで、この1年ハッピーになれそうな気がしています」とコメント。吉野が「今日は短い時間ですが、最高の思い出を作れたらと思います」と語った際には、子ども達からも「北ちゃーん!」というエールが届き、このイベントならではのアットホームな空気感が漂った。
メンバーが全員揃ったタイミングで、TETSUYAは先日起こった令和6年能登半島地震への想いを述べつつ、「EXILE B HAPPYは子ども達の笑顔をたくさん作りたいという想いで組ませていただいたグループです。そのハッピーの輪が広がっていくことを願いながら、僕達は活動を続けたいと思っていますので、みなさん、これからもよろしくお願いします」と呼びかける。そして7人で、この日解禁されたばかりの「MORNING SUN」のミュージックビデオの話題へ。終演後の囲み取材によると、イベント会場である”アーバンドック ららぽーと豊洲”で撮影したというこのミュージックビデオは、開店前に撮影するために、実はMORNING MORNING SUNくらいの時間(午前3~4時)から現場に入って準備していたそうだが、吉野は「子ども達とも一緒に撮らせていただいて、LDHのアーティストの作品ではなかなか見られないようなミュージックビデオになっています。この映像を観ていただいて、少しでもみなさんの心がハッピーになってくれたらいいなと思っています」と明るい表情で語る。
そんなハッピーオーラ全開の「MORNING SUN」をパフォーマンスすると、イベント前にミュージックビデオをチェックしてきたであろう観客の手拍子と<Hooray hooray hooray>の掛け声が、メンバーとB HAPPYSを温かく包み込んだ。同曲を披露した後、メンバー達は自ら考案したという大サビのダンスを改めてレクチャーし、観客と一緒にTikTok用の動画を撮影。青空のもと、大勢の子どもに囲まれて撮影するという微笑ましい状況に、TETSUYAは「素敵な光景だねぇ……」としみじみ。浦川は少年のような笑顔を浮かべながら「ナイス! ナイス! ナイス!」と叫び、子ども達1人1人とハイタッチを交わしていた。
さらに「タオル持ってきてます?」と呼び掛けると、色とりどりのタオルを掲げながらLDHメドレーに突入。TETSUYAが所属するEXILE THE SECONDの「Going Crazy」、中島と木村が所属するFANTASTICSの「CANONBALL」、吉野と浦川が所属するTHE RAMPAGEの「Jump」、関口と小森が所属するGENERATIONSの「NOW or NEVER」で豪快にタオルを回し、グループの垣根を越えたレアなコラボレーションを盛り上げる。本日は1月らしからぬポカポカ陽気ということで、観客もメンバーもこのメドレーだけですっかり汗ばんでいたようだが、「今日はこれくらいのパッケージになってますけど、本気でみんなと踊りたい曲を集めたら2時間のライブ、多分作れますよ!(小森)」「間にお昼休憩入れましょう(中島)」「おやつの時間ね!(浦川)」「モグモグタイム、いいね!(TETSUYA)」と楽しそうに語る姿に、今後への期待がますます高まったことだろう。
約1時間に渡って届けた本イベントのラストナンバーは、吉野が「1人1人が優しい気持ちを持てれば、それがきっとハッピーに繋がって幸せな世界が広がると思うので、そんな願いを込めながら歌わせていただきます」と言い添え、「CL26 ~Circle of Smiles~」のメインテーマソングであり、1stシングル『MORNING SUN』にも収録予定の「BE HAPPY」を披露。曲中には浦川と関口のラップパートもあり、色とりどりの歌声とダンスを織り交ぜながら大きなHAPPYの輪を作り上げると、メンバー達はにこやかにステージを後にした。
なお、イベント終了後にはメディア向けの囲み取材も行われた。
1stステージの感想を求められると、TETSUYAは「こんなにたくさんの方に来ていただいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。なによりも、このグループのコンセプトである”子ども達の夢を応援したい”や”笑顔を作りたい”という想いに沿って、キッズのみなさんに集まっていただけたことが嬉しかったですし、楽しいステージになりました。良いスタートが切れたと思います」、中島は「子ども達の笑顔を見て、幸せな気持ちになりました」、小森は「もともとこの活動は、TETSUYAさんが中心となって全国各地を回り、子ども達の笑顔を繋いできたものが起源にあって。僕達(後輩)はそこに想いを寄せて集まったメンバーなので、この7人全員で2024年1発目のステージに立ち、来てくださったみなさんと向かい合って、一緒に1つのステージを作り上げられたことが嬉しかったです」、浦川は「EXILE B HAPPYの活動の前身は、TETSUYAさんが各所でやられていたワークショップなんですが、ワークショップの中では僕達メンバー1人1人のキッズの頃のストーリーも織り交ぜながら、パフォーマンスされていて。今回はそれをみなさんと一緒にハッピーな空間で共有できたので、すごく楽しかったです」、吉野は「天気に恵まれて”MORNING SUN日和”になりました。2024年はEXILE B HAPPYで最高のハッピーを届けていきたいなと思います」と述べる。
真面目なコメントが続く一方で、「個人的には、メンディーマン、もうちょっといけたんじゃないかなと……。もっとできたんじゃないかなと、課題が残るスタートダッシュでした(苦笑)」と反省を口にする関口にはひと笑い。最年少の木村も「今日来てくださったみなさんの笑顔を見た時に、僕達はアーティスト活動をしていてよかったなって思いましたし、つらい時だからこそ笑顔で、こういうハッピーな空間をもっともっと作っていきたいなと思いました。”締メンディー”させていただきます」とユーモアを交えながら語った。
ちなみに、TETSUYA曰く「陽キャが集まったグループ」、中島曰く「各グループで特におしゃべりなメンバーが揃っているグループ」だというEXILE B HAPPYは、囲み取材中も終始にぎやか。今年初のDJに対する感想を求められた浦川が、「最初は緊張で震えていたんですけど、子ども達も柔らかい表情をしてくれていましたし、周りのみなさんが見守ってくださっていたので、鳴り出したら憑依したみたいな感じですんごい楽しかったですね! はい!」とクセ強めに答えると、すかさず小森から「何に憑依されたの!?(笑)」とツッコミが入り、ドッと笑いが起こる。
また、年始ということでLDHのお年玉事情を聞かれると、そういうシステムはないと言いながらも、「全員、僕を見てますね……?」と呟くTETSUYAに一同爆笑。関口が「TETSUYAさんからはいつも、アメージングコーヒーっていうお年玉をいただいてるんで!」とフォローする場面もありながら、TETSUYAが「そのつもりで今日は朝自分でみんなの分のコーヒーを淹れました。でも、すごくプレッシャーがかかってるので、ポチ袋を用意したいと思います(笑)」と返すと、後輩達は潔く「ありがとうございます!」と頭を下げ、取材を締メンディーしたのだった。
<リリース情報>
EXILE B HAPPY
1st Single「MORNING SUN」
先行配信中
https://exilebhappy.lnk.to/morningsun
5月5日CD発売
https://exilebhappy.lnk.to/pkg_morningsun
Official TikTok https://www.tiktok.com/@exile_b_happy
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