BREIMEN・高木祥太とガリガリガリクソンが語る、「キャラ」と「商売」からの解放
Rolling Stone Japan / 2024年3月24日 18時0分
『あらびき団』『爆笑レッドカーペット』などで大ブレイクしたガリガリガリクソンは今、お笑いの仕事がスケジュール帳に刻まれることを拒み、株と向き合うことに時間を費やしている。BREIMENのボーカル・高木祥太が今気になる人物の人生を聞き出す連載企画、第5弾。「ガリガリガリクソン」という巨大なキャラクターを背負い続けたジレンマと、「商売」に縛られる苦しさを抱えた過去から現在に至るまでを初めて明かす。この人生の選択の奥にはお笑いへのまっすぐな想いがあることも、高木は見逃さなかった。
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※この記事は「Rolling Stone Japan vol.24」に掲載されたものです。
家族は公務員
13歳でお笑いライブを主催
高木 ガリさんとはつい先日初めてお会いして。DAWAさんっていう、大阪のレコード屋(FLAKE RECORDS)のおじさんと飲んでいたらガリさんが合流して、「BREIMENというバンドをやってます」と言ったら存じ上げていただいていて。
ガリ ただ、あのときも僕、だいぶ酔っぱらってて。なにを会話したかもほとんど覚えてない!
高木 全部奢ってくれましたね。
ガリ そう、家帰ったらめちゃくちゃお金減ってた!
高木 (笑)。「そもそもなんで芸人になろうと思ったのか」みたいな、いろんなところで聞かれているであろうやつから聞いてもいいですか?
ガリ もちろん。うち、お父さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも公務員で。無理やりなにかをしないと、おそらく就職か公務員の道しかないと思って。それこそ小学校のときからみんなが遊んでるときもずっと受験勉強していたくらいで。中学は大学までついてるところやったから、入学したときに「もう人生終わった」と思って。
高木 レールがね。
ガリ そう。なんとかここから抜け出さないと、っていうのでお笑いを始めることに。
高木 でもたとえばミュージシャンとかもあるじゃないですか。なんで芸人だったんですか?
ガリ 大阪やからやない? しかもちょうど始めたのが『M-1グランプリ』が始まった年で。当時僕は中学3年生で、ライブハウスを借りて自分で主催ライブを始めて。
高木 え! 早い。いきなり企画側だったんですね? 自分も出て?
ガリ そう、自分も出て。当時13歳で同期やったのが、おいでやす小田、三浦マイルドとか。だいぶ年上の人と一緒にやってたから、学校に行っても同世代の人と話が全然合わなくて。見てる漫画も違うし、聴いてる音楽も違う。そこでどんどん個性が磨かれていったのかな。
高木 お笑いライブを始めるまで、1人でなにかお笑い的なことをやっていた期間もあったんですか? それともいきなりライブを?
ガリ いきなりライブ。
高木 ええ! それすごい。面白いですね。
ガリ 要は、芸人さんって、クラスで一番人気な人がなるものじゃなくて。「昼休みに漫才します」みたいな人じゃなく、大体2番目3番目とか、ひっそりしてるやつが実はお笑い目指してることが多かったり。そういうタイプやったかもしれん。
高木 13歳くらいからやって、そのままずっと芸人ということですか?
ガリ 当時トリオでやってて、それこそさっき言ったおっさんたちとコンビを組んだり。で、18、19くらいのときに『R-1グランプリ』に出てみようと思って、行きしなに考えたネタで適当にやったら準決勝まで行けちゃって。
高木 すご!(笑)
ガリ そこから、気づいたら『あらびき団』『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』とかが始まって。
高木 そこからずっと吉本でやって、最終的に株を始めると(笑)。
「ギャップが悲しい」
キャラと自分のギャップ
ガリ 『R-1』のときに「ガリガリガリクソン」っていう、オタクでニートなキャラクターを作ったんやけど、それが楽で。僕らの場合、ひとつインパクトのあるキャラを見つけてしまったらほぼ一生食べていける。一発インパクトを残せたらずっとできちゃうから。
高木 逆に言えば、そこからキャラ変する人も少ないですよね?
ガリ 少ない。
高木 キャラ変したいと思うとき、ないんですか?
ガリ それが今で。「ガリガリガリクソンって言ったら、ニートで、インターネットでいろんな人を叩いてて」みたいなことが浸透しすぎて、自分の中でもう飽きちゃって。トークライブをやっても、ぶっちゃけレベル99までいっちゃたなと思って。
高木 そのキャラでできることとして。
ガリ そう。これ以上ガリガリガリクソンというキャラをやるのもなって。あとは、一般の人がほんまにオタクやと思ってきはるから。特に大阪やったら街で「ケツ蹴らせろや」みたいな。
高木 いやそれは怖すぎるだろ(笑)。
ガリ まあそれは大阪の人たちの愛情表現でもあったり。ただ言うても、もうすぐ40歳やし。家族も悲しむし。「お母さんに1万円もらいました」とかも嘘やし。みんなが思ってる以上に、芸人さんって普段明るくないし。
高木 このあいだもずっと「僕を話題の中心にしないで」って言ってました。お笑いのトーンでね。結局ずっと中心になってたけど。
ガリ あ、そうそう。中心になるのが嫌で。目立ちたくないし。ほんまはおとなしいから。でも「イェーイ!」のイメージでしょう。
高木 オンとオフが明確にあるんですね。
ガリ めちゃくちゃ。
高木 このあいだ明るかったですけどね。オンだったということですか?
ガリ 多分。それかめちゃくちゃ楽しかったか。ほんまに記憶ないんやけど(笑)。
高木 ガリガリガリクソンで演じてる、いわゆるステレオタイプなオタクでもないですよね?
ガリ 全然違うと思う。でも世間の人からしたら「『ガンダム』とか『エヴァ』に詳しいんでしょう」「目悪いんでしょう」とか。『エヴァ』見たことないし。
高木 見たことない!? 惣流・アスカ・ラングレーのネタやってますよね?
ガリ 『ONE PIECE』とかも読んでなくて。でも周りの芸人さんはめちゃくちゃ読んでるから「ガリクソンはもちろんオタクやから読んでるよな?」みたいな。この前もジョイマンと一緒にご飯食べてて、そこで僕がどういう人間なのかをいちいち説明しないといけなくて。「思ってたんと違う」みたいな。ほんまの僕はこうなのに、世間とのギャップが悲しい。そこらへんが自分の中で若干落ち込むところかも。
Photo by Renzo Masuda, Hair and Make-up・Styling by Riku Murata
株を始めた本当の理由
「お金のためにお笑いをしない」
ー「ガリガリガリクソン」というキャラクターを切り離して生活するために、株を始められたということですか?
ガリ 僕、お笑いでお金を稼ぐのが嫌になっちゃって。たとえば、この舞台でネタをして「10万円です」って言われたら、10万円分なにかしないといけない。お金をもらってしまったら、その分の対価を支払わないといけない。それが嫌で、なんとか切り離したくて。自分のお笑いと、お金を稼ぐということを、分離させたかった。でも、たとえばビジネスをするとなったら、それはそれでまた誰かに対価を支払わないといけないから、そのやり取りを遮断して1人だけで生きていける方法ってなんやろうと考えると株になっちゃった。
高木 なるほどね。すごく納得できました。お金が絡んでビジネスになっていくことが悪ではないけど、プリミティブな気持ちで始めたことがそうなると、なんかちょっと変わってきますよね。「お金を払ってくれてるからには」みたいな。そこから離れたくなる気持ちは、めっちゃわかります。お金が絡んでない企画とかをやりたくなりますもん。
ガリ そっちの方が楽しかったりするし。
高木 そうなんですよ。ショービジネスやエンタメが悪いとかではなくて。お笑いとか、絵とかもそうだと思うけど、「1人、もしくは、みんなでやってて楽しい」みたいなことからスタートしたものは、究極的にいえばビジネスと相性よくないと思う。だから……株始めようかなあ。
ガリ ははははは(笑)。
高木 たとえば10万円もらう30分の舞台と、1万円もらう30分と、本当は自分としてもどちらも100%で行きたいけど、そこに9万の差があったら、なにかが変わってしまうことはあるような気がする。
ガリ なんかあるよね。芸人さんからしたら「芸で稼げや」ってなるけど、逆にそれで稼がなくなってからプレッシャーがなくなって、毎日すごく楽しいし。お金のためにお笑いをしなくなったからすごくよかった。たとえば劇場出番があって1日3回同じネタをするってなったときに、同じことを3回もするなんてメンタルがもたない。それは自分の中でなんにもプラスにならないし、劣化していってストレスが溜まるだけやから。今、本当に、会社に「仕事入れてほしくない」と言っていて。8月は3回仕事しただけで、あとはノーギャラでやる配信とか。
高木 でも1日15時間くらい株やってるんですよね?
ガリ 朝から晩まで。だからニートではない! 保険も自分で払ってるし!
高木 でも納得。そんなまっとうな理由があるとは思ってませんでした。
「新幹線のチケットを売ってた」
忙しいのに金がなかった時代
ガリ あとは、お金もそうやけど、僕、ファンを増やしたくなくて。だからネットで毒舌するっていう。ファンの人って、応援してくれてありがたいけど、間違っていても正しいって言ってきてくれはるから怖くて。
高木 そんな計算尽くしで毒舌だったとは。ちょっと衝撃の事実かもしれないです。
ガリ 自分の感覚だけでやらないと。「みんなが喜ぶからこれをしよう」とかになってしまったら、薄くなって、なんのこっちゃかわからんくなってしまうから。
高木 めちゃくちゃわかります。でもそれを明言しつつ、本当にやってるのがすごい。「みんなが喜ぶものを」というところからスタートしちゃダメだし、そもそも合わせにいかないけど、いざファンの顔が見えると無意識に影響されちゃうところは確かにあって。目を光らせてるわけではないけど「この人、アルバムのリリース以降、来なくなった」とかをふと感じたりして、そういうことが無意識のうちに自分の創作に影響してるのかもしれないなって、ちょうど最近思ってました。俺は、音楽は絶対にサービスではないと思っているから、「ニーズに応えなきゃ」みたいなことをなるべく思わないようにやっているものの……そこまでやってると本当に遮断できるんだな。それはちょっと、シンプルにかっこいいですよ。
ガリ 意外とかっこいいこと言うんですよ。
高木 結構……かっこいいっすね(笑)。僕の勝手なイメージなんですけど、お笑いは――俺がテレビとかでしかお笑いを見てないからそう思うだけの可能性もあるんですけど――「お笑いドリーム」みたいなものが目に見える形になっているというか。ミュージシャンは、たとえば「日本で売れなくても海外フェスに呼ばれたらいい」「ずっと恵比寿LIQUIDROOMがソールドアウトするくらいでいい」とか、「テレビに出て天下を獲る」「日本の音楽を変える」以外の人も結構いる気がする。芸人さんの中でガリさんのスタイルは完全に亜流じゃないですか?
ガリ 特に漫才師さんとかは「賞を獲らないといけない」「『M-1』の決勝に出ないといけない」とか、すごい切羽詰まった状態でやってる方が結構いて。でも僕はそういうタイプではないので。
高木 でもガリさんもある段階のドリームは行ってますもんね。そのときって、めちゃくちゃ忙しかったんじゃないですか?
ガリ これ、言っていいかどうかわかんないですけど、『あらびき団』のときは新幹線のチケットを売って夜行バスで移動していたので。
高木 え? 金なかったってことですか?
ガリ そう。うちの会社はほんとにお給料少ないし。
高木 『あらびき団』『レッドカーペット』とかに出まくっていた時期は忙しいし金もないし、みたいな?
ガリ ない。
高木 そのあとにだんだん入ってきたりはしたんですか?
ガリ いや、結局単価は上がらないまま。
高木 それはだいぶきついですね。
ガリ 音楽も一緒かもしれんけど、ほんまに忙しくなると制作時間がなくなっちゃう。ただただ毎日をこなすだけで、気がついたら1カ月終わってる、みたいな。でも忙しい中で「早く新ネタを作らないと」「他の人は作ってるのにこんなことしてる場合じゃない」みたいに変なプレッシャーがぐるぐる始まっちゃって。
高木 ありますね。めちゃわかりますね。
ガリ だからもう忙しくなりたくない。
高木 仕事量が増えても単価が上がらないから、もらえる額は増えるけど、そもそも忙しさに見合ってない、っていうことですよね?
ガリ そう、労働量が増えとるだけみたいな。芸人さんが賞とかコンテストを頑張るのって、あれを獲ると若干ギャラが上がるから、そのためにやってるのもあるかも。
高木 全然ドリームじゃない、現実ですね。だから逆にガリさんが一番お笑いで夢見てるんじゃないかなって思いますけどね。「お金が」みたいなことって、音楽とかお笑いの本質を追求することとは距離があるものだと思うから。『M-1』とか賞レースが存在してるから、逆説的に「お笑いドリーム」みたいなものができあがってるのかもしれないですよね。もし音楽業界に『M-1』みたいなものがあったら、多分そういうベクトルの「音楽ドリーム」みたいなものがあったんだと思うし。構造的な話なのかもしれない。
カレー屋でタダ働きして
スピッツの楽屋でカレーを作る
ガリ 休みの日はなにしてるんですか?
高木 休み……。忙しいアピールとかじゃなくて、俺、今年結構やばくて。フェスだったり、休みがあっても「曲作らないとな」と思うと休みじゃないような。だから今「休みなにしてる?」って言われてドキッとしました。休みの日、なにしてます?
ガリ ほとんど休みやから。
高木 あ、そうか。
ガリ 飲みに行ったり、週末は大阪にいないようにしたり。こっち(東京)に来ていろんな人と遊んだり。たとえば2日間東京で遊ぶってなったときに、「何時から何時まではこの人と遊んで、こことここは会わせて時短しよう」みたいな。
高木 遊びに本気な人ですね。
ガリ 僕、移動と時間とお金を言い訳にするのが嫌で。「遠いから行かへん」「お金ないから行かへん」っていうのが嫌。たとえば「ツアーで鹿児島行ってるけど、明日来ない?」とか言われたら行っちゃうタイプで。
高木 「ガリガリガリクソン」のキャラの対極にいる人かもしれないですね。
ガリ そうそう(笑)。僕、奥田民生さんが好きで、「広島の母校で挨拶する。来るよな?」ってなったときに、あの人は新幹線で移動するのに僕だけ車で行って(笑)。しゃべってるときに、ギターを持っていく役をしたり。
高木 民生さんのライブでガリさんがテックとして出てくる(笑)。めちゃくちゃ面白いですね。
ガリ あとは、カレーを作るのが好きで。なんでかっていったら、アーティストの人って、大阪行ったらカレーを食べたがる。でも「リハとかあるし行く時間ないねん」という話になって、「じゃあ、僕、レシピ盗んできます」って、カレー屋で「お金いらないんで働かせてください」と言ってレシピをもらって、楽屋ケータリングをしたり。
高木 え、すご! 楽屋ケータリング行ってるんですか? どのバンドの?
ガリ スピッツとか。
高木 スピッツのライブで楽屋に行ったらガリさんがカレー作ってるんですか? 色々すごいな(笑)。
ーそのケータリング代はちゃんともらってるんですか?
ガリ もらってたかなあ?
高木 そんな感じなんですか(笑)。
ガリ でもライブ見てるし、グッズとかくれるし。
ーそういう、人生における本当に自分が楽しい時間を増やすために、株をやって金に縛られることから脱却してる、ということですか。
ガリ でしょうね。だから楽しくてしょうがない。
高木 株をやってる理由を聞いたときから、「芸人で稼げなくて」「コロナで」とかも要因としてはあるのかもしれないけど、「あ、完全に勝ってる人だ」と俺は思った。近いところの人たちは亜流のことを理解できても、たとえば遠い親戚とか一般の人からはなかなか理解されなくて「テレビ出てないけど大丈夫?」「頑張って」って言われたりするかもしれないけど。本当はいろんな道があるじゃん、というのをやっている人だ。
ガリ ファンをできるだけ作らないようにするために、なにをやったらみんな腹立つやろうと思ったら、僕が幸せになることやと思って。僕が幸せになったらムカつくでしょ?
高木 (笑)。今ちょっとゾクゾクしました。
ガリ だから株やって、お金いっぱい貯めて。
高木 ガリガリガリクソンを壊しにかかってますよね。ニートでステレオタイプのオタクだと思ってたら、「あれ、どうやら株でめっちゃ稼いでるらしいぞ」って。ストーリーとして面白いですよね。
ガリ しかも嫁いる。十数年付き合ってました、みたいな(笑)。
食うために笑いをやらない
でも笑いに忠実な人生物語
高木 今回、すごい回だわ。こんなに紐解けると思ってなかった。
ガリ 実際、ここまで手の内を明かしたのは初めて。呼んでいただいたからには秘密の話をいっぱいしますよ。僕、不祥事を起こしたことがあって。復帰してからずっと仕事してたけど、あまり仕事が増えなくて。2年くらい頑張ったときに、社長に「あの、僕ってもうテレビとか無理なんですかね?」って聞いたら、「せやねん!」って言われて。
高木 ははははは(笑)。
ガリ そこから、裏方の作家とかもやるようになったり。
高木 いろんなタイミングが重なりつつ、今の形に行き着いてるんですね。
ガリ 楽しい。最高ですよ。だって8月28日のNGK(なんばグランド花月)の出番で今年仕事納めですから。
高木 まじっすか? 本当に?
ガリ はい。一応入ったら受けるけど、会社には「もうこれ以上は」と言ってて。
高木 そのチョイスができるということですもんね。
ガリ そうそう。やりたくなったらやるし。
ーいずれ新しいネタかなにかを生み出したい、という欲求はあるんですか?
ガリ なんでうちのマネージャーみたいなこと言うんですか!
高木 はははははは!(笑)
ガリ やらないんです、私は!
高木 ネタなのか新しいキャラなのかわからないけど、自分がワクワクするようなことがあったら、ということですよね。でもそれをチョイスできるのは、本当にすごい。芸人に限らず音楽でも、もう飽きてるけど、でもやらないと食っていけないし、みたいな人がいる中で、めちゃくちゃ理想的だと思う。本当はこうなりたくてもなれない人たちがいっぱいいるから。お笑いとか音楽に関係ない人たちも、レールに乗っかってないけど食えてる人たちっていて。そういう選択肢もあるんだとわかっているだけで、楽になれるんじゃないかな。今、本当に、感動してる。多分、めっちゃ腹立たれますよね?
ガリ そうですよ。
高木 なんとなくある常識の上からはみ出て楽しそうな人たちって、「羨ましい」「こっちは真面目に頑張ってるのに」みたいなことになるけど、そういうことを言う人たちもこっちに来る選択肢はあるから。それを「ガリガリガリクソン」というキャラでやってた人がやってるのがすごく面白いしかっこいいなと思いました。
ガリ いえいえ、みんなのムカつく顔が僕の原動力ですから。
高木 ……結構すごいわ、これ。システマチックというか。よくできてる。だってこれをもっと清廉潔白な人がやっていたら、もっとヘイトがやばいと思う。
ガリ 芸人さんから「お前、なんか破天荒なことばっかりして」みたいに言われるけど、実は僕ってめちゃくちゃお笑いに忠実なんですよね。
Photo by Renzo Masuda, Hair and Make-up・Styling by Riku Murata
『AVEANTIN』
BREIMEN
ソニー・ミュージックレーベルズ
4月3日(水)発売
BREIMEN MAJOR 1st ONEMAN TOUR「AVEANTING」
4月19日 (金) 東京 人見記念講堂
4月26日 (金) 札幌 sound lab mole
5月10日 (金) 仙台 Rensa
5月18日 (土) 大阪 なんばHatch
5月24日 (金) 金沢 AZ
5月31日 (金) 福岡 BEAT STATION
6月1日 (土) 広島 LIVE VANQUISH
6月7日 (金) 名古屋 ボトムライン
BREIMEN
常軌を逸した演奏とジャンルにとらわれないスタイルで注目を浴びる、5人組オルタナティブファンクバンド。バンドを軸としながらも各々が有名アーティストのサポートを行い、その確かな演奏技術と、セッションからなるジャンルに拘らない型破りのサウンドセンスで熱烈なファンを獲得している。岡野昭仁×井口理「MELODY(prod.by BREIMEN)」では高木祥太(Vo, Ba)が作詞・作曲、BREIMENメンバーが編曲・演奏に参加。2023年10月、アメリカ・ロサンゼルス州・エンゼルスタジアム前にてメジャー移籍を発表。
ガリガリガリクソン
1986年2月19日生まれ、兵庫県出身。NSC大阪校23期生。2009年に『お笑い新鋭王座』初代チャンピオン、『第5回BGO上方笑演芸大賞』ネットワーク賞を獲得。2019年から元手36万円で本格的にデイトレードをスタート。
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