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ハーヴェイ・ワインスタイン、レイプ裁判の再審を前に追訴の可能性

Rolling Stone Japan / 2024年6月6日 6時45分

マンハッタン司法裁判所に出廷したハーヴェイ・ワインスタイン(STEVEN HIRSCH-POOL/GETTY IMAGES)

米ハリウッド映画界の元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのニューヨーク州での裁判を前に、検察は別の告発者の主張にもとづいて追訴の可能性もあると語った。

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ハリウッド・レポーター誌によると、ニコール・ブルムバーグ地方検事補は5月29日(水)に行われた審理で、「2020年当時は心の準備ができていなかった人物が、今になって口を開く用意ができたようだ」と述べた。さらにAP通信の報道によると、検察は時効対象に当たる告発内容の選別を行っているところで、6月末には新たな起訴内容を追加する可能性もあるとも述べた。証拠開示および承認審問は7月9日に設定された。

ブルムバーグ検事補は、裁判所に提出した陳情についてカーティス・ファーマー判事と話し合っていた際に追訴の可能性を明らかにした。ちなみに陳述の内容は、ワインスタインの代理人を務めるアーサー・アイダラ氏が公の場で証人について発言しないよう念を押してほしい、さもないと他の証人も証言をためらってしまうというもの。今月に入ってアイダラ氏は審理後の記者会見で、1回目の裁判でワインスタインを告発した1人、ミリアム・ヘイリーさんについて発言した。

アイダラ氏は「二度とこのようなことがないよう留意する」と述べ、判事は両当事者に「メディアの求めに応じるのを控えるよう」命じた。またアイダラ氏は、検察が別の告発者と見られる人物を言及するのに「犠牲者」という言葉を使ったことについても異議を唱えたようだ(代わりに「異議申し立てをする証人」という単語を使うよう進言したもよう)。

アイダラ氏の話では、ワインスタインは別の犠牲者が名乗り出ることで、再審の行方に影響が出るとは心配していないそうだ。

ワインスタインの再審は今年秋に開廷する見込み。現時点では9月のレイバーデイ以降が濃厚だ。今年4月、控訴裁判所は1回目の裁判について、担当判事は起訴内容と無関係の告発者の証言を認めるべきではなかったとの裁定を下したため、2020年の有罪判決は破棄された。

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from Rolling Stone US

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