DXTEENが語る、はじまりの僕たち、これからの僕たち
Rolling Stone Japan / 2024年7月17日 17時0分
LAPONEの練習生制度である「LAPONE BOYS」から初めて誕生した、6人組グローバルボーイズグループ、DXTEEN。今年の2月にリリースした3RD SINGLE『Snowin'』では、『オリコン週間シングルランキング』で自身初となる1位を獲得。東京、大阪、福岡3都市、全4公演を回るZeppツアー『2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~』も大成功させ、着々と実力をつけている。
【ライブ写真を見る】2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR 〜START OF THE QUEST〜
そんな彼らが、記念すべき1ST ALBUM『Quest』を7月17日に発売した。DXTEENがコンセプトに掲げる青春や透明感を感じさせると共に、大人な一面も覗かせる今作は、成長過渡期である6人の姿を瑞々しく描く。
本稿では、初めて経験したワンマンライブツアーや1ST ALBUMにかける思いを語ってもらった(インタビューは、ワンマンライブ大阪公演後に実施)。
―2024年上半期が終わりましたが、みなさんは2024年の目標って何か決めていましたか。
太一:『2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~』が年を明けてから1番大きな予定だったので、「ワンマンライブを大成功させよう」と話をしていました。
香信:今も、とにかくそれに集中している感じです。
―ワンマンライブをやると聞いたときは、どのように感じましたか。
健:やはりとてもうれしかったです。ただ、僕たちのワンマンライブがどういうものになるか想像できなかったので、嬉しさだけではなく不安もあり……。でも、NICO(DXTEENのファン呼称)が「おめでとう!」と言ってくれたので、頑張ろうと思えました。やっとワンマンができるんだっていうワクワク感もすごくありましたしね。
―「やっとだ」という感覚だったんですね。
健:いろいろなイベントに出させていただいてはいるものの、NICOと僕たちだけの空間っていうのは1年前の『DXTEEN DEBUT SINGLE「Brand New Day」SHOWCASE』や『Predebut SP Event「Hello! DXTEEN」』だけだったので。1年越しに僕たちとNICOだけの空間ができるのは、すごく嬉しかったです。
香信:ワンマンが決まっても、最初はなかなか実感がわかなかったんですよ。
波留:実感しきれてない感じだったよね。
香信:なんとなく形が見え始めて「いよいよ始まるんだな」と思えました。
笑太郎:衣装を着てやった通しリハくらいから、実感が沸いてきて。早着替えの練習もしたりとか。
健:通しリハのときには、早着替えが間に合わなくて。終わったあとに「もう1回やってみよう」って練習したときには、成功したんですけど、本番で汗をかいた状態だと脱ぎづらくなるし。
笑太郎:間に合うか心配だったんですけど、大阪公演では無事に間に合ってよかったです。
―ライブの内容は、どのようにして決まっていったんですか。
健:メンバーとスタッフさん、DXTEENに関わっている全員で作り上げました。
香信:監督さんしかり演出家さんしかり、僕たちの意見を取り入れようとしてくれていたので、自由度は高かったと思います。やりたいことが、各々できたんじゃないかな。
波留:それこそ、やってみたいってずっと話していたユニットやソロパフォーマンスも、ライブに組みこめましたし。新曲とも違うサプライズポイントがあったからこそ、より面白いライブにできたように思います。
2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~(©LAPONE Entertainment)
―ユニットやソロは、どのように決めていったんですか。
香信:各々がボーカル、ラップ、ダンスのどのポジションをやりたいか決めて、そこから多少は相談して、個人で作りたいようにやっていきましたね。ダンスの2人(太一・笑太郎)は自分たちで振り付けを作ったり、ラップの3人(健・太一・波留)はそれぞれが作詞をしたり。
波留:できる・できないは置いておいて、自分のやりたいことを言ってみて、できる限り叶えてもらうという進め方が、すごく嬉しかったです。せっかくユニットをやるなら、本当に自分の好きなこと、やりたいことをやるのが1番ですからね。
香信:次に必要だと思ったのは、細かい音のニュアンスなど、言葉で表すことが難しい対象を、しっかり言葉にして伝える能力。これから自分たちの制作にかかわる機会が増えていったら、よりDXTEENらしさは出しやすくなるだろうし。ユニットステージで制作に携わり、多くのスタッフさんと協議をする中で、どれだけイメージしているものを正確に伝えられるかが、よりいい作品を作るうえで大事になってくると思いました。
大久保波留(©LAPONE Entertainment)
田中笑太郎(©LAPONE Entertainment)
上半期はライブを成功させて、後半の目標をしっかり考える時間も設けたい(香信)
―いわゆるライブハウスであるZeppのステージは、アリーナやホールと感覚が違いますか。
波留:僕が思ったのは、Zeppはライブハウスというのもあって、音が直に感じられるということ。観ている人もドキッとするくらい音の圧をしっかり感じられるので、ライブの迫力もありますし、そんな音環境の良い中で僕たちのパフォーマンスを観られるのがZeppの良さだなって
香信:それに、広いステージに比べてパフォーマンスの幅が決まってくるからこそ、臨機応変に対応する力もついたと思うし。特に今回はセットも組んでもらって、限られた足場でどれだけ大きく見せるか、エネルギッシュに魅せるかも考えたので、本番のパフォーマンスに活きてくると思います。練習だと、想定の枠から出てしまうこともあったので。
笑太郎:はみ出てたね(笑)。距離が近いから、間近でNICOの反応や笑顔を見られるのも、いいところですよね。
香信:みんなの顔が、ちゃんと肉眼で見える。
―ライブの出来は、いかがでしたか。
健:初の単独公演ということもあって漠然と不安を抱えた状態で大阪公演を迎えたんですけど、ステージに立ったときに伝わってきたNICOの熱量が思っていた何倍もすごくて。それに感化されて、さらに気合も入りましたし、いいスタートを切れたんじゃないかなと思います。
歩汰:これまでは歌だけを魅せることってあまりなかったけど、今回のツアーでユニットステージを設けてもらって。歌を聴いてもらえる楽しさも改めて感じました。
香信:ツアーが全部終わってから、新しい課題が見えてくることもあると思うので。上半期はライブを成功させて、後半の目標をしっかり考える時間も設けたいと思います。
歩汰:もっともっと成長していきたいですね。
2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~(©LAPONE Entertainment)
2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~(©LAPONE Entertainment)
―続いて、1ST ALBUM『Quest』についてもお伺いしたいと思います。資料に「トラックリストに込められた彼らのストーリーにも注目」と記載があるのですが、どのようなストーリーがこめられているのでしょうか。
歩汰:「Ill Grow Up. 〜⼤⼈になる僕たちへ〜」が今作のキャッチコピーになっています。「Brand New Day」から始まったDXTEENの物語は、「First Flight」で挫折を経て、「Next」次のステージへ。新曲「Good Luck」と「Dance On Open World」では新たな冒険の旅をゲームの世界観で明るくポップに表現しています。冒険の旅には「モグモグ(Yum Yum)」や「Switch」など、可愛らしい姿だけではなくまた違ったテイストの楽曲で成長を感じていただける楽曲も。2年目を迎える僕たちDXEENの新章を告げるアルバムだと感じています。
香信:全曲を通して聴いたら、この1年を振り返れて、成長が見られる。
歩汰:はじまりの僕たちも、これからの僕たちも。
―今のDXTEENだからできる曲を、しいてあげるならどれになりますか。
波留:僕は「DREAMLIKE」ですかね。
香信:僕も。
波留:これまでの思い出を振り返るような曲なので、今のタイミングでのリリースが1番ベストな気がする。今だからこそ、僕たちの気持ちも入る曲なんだろうなって。
歩汰:「Switch」も今の僕たちの雰囲気というか。今までの爽やかさを残しつつ、大人に振り切らずダークに魅せられるのは今だからこそ。気づかないうちに大人になっていってしまうと思うので、今しか出せないのかなって思います。
香信:早すぎても魅せきれない感があったかもしれないし、たしかに今くらいがちょうどいいのかもね。
健:僕はボーナストラックの「Always」。僕たちが作詞したっていうのもありますし、練習生のときから一緒に活動をしてきて、デビュー1年を迎えリリースした1ST ALBUMだからこそ、意味があるんじゃないかなって思います。
―「Always」の作詞は、どのように進んでいったんですか。
太一:曲全体の雰囲気に合わせて個人で歌詞を書いてきて、いいところを組みあわせました。
―作詞では、どのようなことを意識しましたか。
太一:僕は、これまでのストーリーを重視して、その時々で感じた気持ちをメインにして書きました。何年後も、歌詞を読むと今の気持ちを思いだせるように。
香信:僕はそうやって書こうとしたら、だんだん書きたいことがズレていって、なかなか難しかった。
健:あるあるだよね(笑)。
香信:”眠る君の頬にそっと”というフレーズが歌詞として形になったのは嬉しかったですね。制作期間は限られていて、睡眠を削って作業することもあったので、ある意味では一番素の言葉というか。ノートを見返したら、ミミズが這ったような字で書いてました(笑)。結果的にいいものが出来てよかったです。
谷口太一(©LAPONE Entertainment)
寺尾香信(©LAPONE Entertainment)
DXTEENの「第1章」とは?
―アルバムが出るということは、これまでの流れが総括される面もあると思うのですが、DXTEENの第1章はどのような章だったと思いますか。
波留:DXTEENのカラーをしっかりと印象づけられたというか。たとえば、今の僕たちを知っている人たちに「DXTEENってどんなグループ?」って訊くと、けっこう同じような回答が返ってくると思うんです。しっかりしたイメージや「こういうグループだよ」と思ってもらえるのが、第1章だったかなと。
太一:曲はもちろん、パフォーマンスからも、DXTEENのカラーを出していこうという思いがあったよね。
香信:楽曲面で言うと夢を追いかける人が聴いたときに「一緒に頑張ろう」と思えるような楽曲が、1年目のDXTEENのカラーかな。勇気をもらえるような歌詞になっていたり、柔らかめな音や明るく爽やかなサウンドになっていたり、歌声も相まって比較的聴きやすいと思います。
香信:これからどんな第2章が始まるのか、今から楽しみです。
―では最後に。アルバム名にかけて、これからどんなクエストに挑戦したいか教えてください。
健:以前までは”やんちゃモンキー”を僕のキャッチフレーズにしていたんですけど、最近は変えたいと思っておりまして……。新しいキャッチフレーズに変えて、定着させていきたいですね。
笑太郎:モンキーを変えたいの?
健:デビューから1年経ったし、アルバムを区切りとして、新しいキャッチフレーズに変えたいなって。あとは、自分の運動神経の可能性に挑戦したい思いも出てきているので、『SASUKE』みたいなスポーツ・エンターテインメント番組に挑戦したいです。
波留:僕は、これまでのDXTEENにはなかったお仕事を身近に感じてみたいな。1年間活動してみて、まだ経験していないお仕事がたくさんあると思うので。好奇心もあるし、新しいことをやってみたいなって思います。
歩汰:僕は本当に熱中できる、夢中になれる趣味をみつけたい。もともと趣味だった歌や踊りが仕事になった今もすごく楽しいんですけど、新たな趣味を見つけたらさらに自分の成長に繋がると思うので。もし楽器が弾けるようになれば、ライブパフォーマンスに取り入れることもできるし、グループとしても個人としてもプラスになる。何か「これだ!」っていうものを見つけて極めたいです。
笑太郎:僕は声優をやってみたいと思っています。僕の声が、特徴的だと思うので。声のお仕事をしてみたいって、最近は思い始めましたね。
太一:僕はダンスのいろんなジャンルに、1回触れてみたいと最近は考えています。いろんなジャンルのダンスに触れたら、パフォーマンスに活かせるだろうなって。レッスンを受けるなり、何かしら行動に移したいな。
香信:どこまで行っても、やっぱり音楽のことかな。作曲の勉強もしているので、いつかは自分が書いた曲がシングルに入ったらいいなって思いますし。もっともっといろんなジャンルの音楽を聴いて、いろんなものに触れていきたい。あとは、健康な体を維持すること。怪我をして練習時間が削られちゃったら意味がないと思うので。僕のクエストは、健康と音楽です。
平本 健(©LAPONE Entertainment)
福田歩汰(©LAPONE Entertainment)
<INFORMATION>
『Quest』
DXTEEN
発売中
形態数:3形態(初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤)
1.Brand New Day
2.Next
3.First Flight
4.Good Luck
5.Dance On Open World
6.DRAW+ing
7.モグモグ(Yum Yum)
8.Switch
9.DREAMLIKE
10.Stars
11.Snowin
Bonus Track. Always(初回限定盤A+初回限定盤Bのみ)
2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ENCORE SHOW -THE QUEST ▷▷ REPLAY-
10/3(木)東京・LINE CUBE SHIBUYA
10/6(日)大阪・なんばHatch
https://dxteen.com/feature/the_quest_replay
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
東京・府中発 ギターロックバンド kobore5th Album「FLARE」から先行配信曲「リボーン」のミュージックビデオが公開!
PR TIMES / 2024年11月21日 10時15分
-
MAZZEL×DXTEENの魅力全開!最強ダンスメドレー Aile The Shota、WONK、FANCYLABOも出演 『JOYNT POPS』#3収録レポ
Rolling Stone Japan / 2024年11月15日 9時0分
-
THE BEAT GARDEN、新メンバー2人加入発表 2025年から新体制で活動【コメント】
モデルプレス / 2024年11月4日 20時30分
-
2.5次元タレントグループ「シクフォニ」がワンマンライブ『SIXFONIA One Man Live【Six-tuation】vol.I -CHAOS-』を幕張メッセにて開催
PR TIMES / 2024年10月28日 17時15分
-
LAPONEアーティスト合同ライブ「LAPOSTA 2025 Supported by docomo」43人集合の新ビジュアル公開!本日15時からチケット最速先行受付開始
PR TIMES / 2024年10月28日 15時15分
ランキング
-
1“奇跡の40歳” 今年40歳を迎えた女性芸能人が美しすぎる
クランクイン! / 2024年11月24日 7時0分
-
2綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
-
373歳・奈美悦子、今年5月に犬の散歩中に転倒して大ケガ 救急車で搬送され緊急手術に
マイナビニュース / 2024年11月24日 5時0分
-
4「放課後カルテ」第7話 平岡祐太“藤岡”の生徒への声かけ&伏線回収に注目集まる
cinemacafe.net / 2024年11月23日 23時45分
-
5「他人の悪意拾いすぎ」遠野なぎこ、老夫婦の言葉に怒り露わも逆に寄せられる心配の声
週刊女性PRIME / 2024年11月24日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください