THE RAMPAGE、IS:SUE、アイドルマスター シャイニーカラーズら6組が熱演 新たな音楽番組『JOYNT POPS』収録レポ
Rolling Stone Japan / 2024年10月12日 9時0分
”楽しんで(ENJOY)つながる(JOINT)”をコンセプトに、ファンとアーティストが一緒に創り上げるNHKの新たな音楽番組『JOYNT POPS』がスタートした。
【写真ギャラリー】JOYNT POPS #1(記事未掲載カット多数)
NHK BSP4K(10月9日放送)とNHK BS(本日10月12日 23:30〜放送)で放送されるこの番組は、番組HPに寄せられたファンの声がステージなどの内容に反映される、インタラクティブな音楽プログラム。毎回1組の”JOYNTアーティスト”を迎え、ライブだけでなくさまざまな企画コーナーでその魅力を掘り下げるほか、ネクストブレイクが期待される若手アーティストも多数出演。推しの知らなかった一面を発見できたり、新しい音楽との出会いのきっかけになったりと、いろんな意味で”ENJOY”と”JOINT”を体験できる番組だ。
本稿では、NHKホールで行われた番組収録より、THE RAMPAGE、アイドルマスター シャイニーカラーズ、IS:SUE、クレナズム、KOMOREBI、GENICの6組が登場する#1の模様をお届けする。
THE RAMPAGE
栄えある第1回の”JOYNTアーティスト”に選ばれたのは、今年で結成10周年を迎えた16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。今年9月には自身2度目となる東京ドーム2デイズ公演「THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME」を成功させ、ますます勢いに乗る彼らが、まずは今夏にグループとして2度目のオリコンウィークリーランキング1位を獲得したヒット曲「24karats GOLD GENESIS」を披露する。
「24karats」「24karats STAY GOLD」「24karats TRIBE OF GOLD」「24karats GOLD SOUL」と続いてきた”24karatsシリーズ”をEXILEから正式継承した本楽曲は、歴代のシリーズ楽曲と同じくヒップホップ色の強いバンギンなビートと24カラットの輝きにも似た煌びやかなサウンドに加え、緩急の効いたダイナミックな楽曲展開で進化をも示したナンバー。燃え上がる炎のようなビジュアルをバックに、黒い衣装で統一した16人が一糸乱れぬパフォーマンスを行う様は圧巻の一言で、代わる代わる歌い継いでいくボーカル担当の3人(RIKU、川村壱馬、吉野北人)、そしてラップパートを担ったグループ内ユニット・MA55IVE THE RAMPAGEの5人(LIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀)も一人一人見せ場を作っていく。ボーカル×ラップ×ダンスが驚くべき練度で噛み合った、もはや王者の風格が漂うほどのステージだった。
THE RAMPAGE
THE RAMPAGE
また企画コーナーでは”THE RAMPAGEのトリセツ”と題し、番組HPに寄せられたメンバーのすごい一面や意外な特技を、番組MCのミキティこと藤本美貴とMCゲストの古坂大魔王とのトーク形式で紹介。メンバーそれぞれの個性が伝わると共に親しみを感じるエピソードが多く飛び出した。
”THE RAMPAGEのトリセツ”
”THE RAMPAGEのトリセツ”
そしてファン投票で1位と2位に輝いた楽曲をメドレーで披露するスペシャルステージのコーナーへ。1位に選ばれたのはシングルのカップリング曲ながらファン人気の高い全編英語詞のナンバー「VIP」、2位は和太鼓や三味線といった”和”の要素とレゲトンなどの”ラテン”の要素を掛け合わせたサマーチューン「Summer Riot ~熱帯夜~」。どちらも世界的な活動を目標に掲げる彼ららしいユニバーサルなナンバーと言えるだろう。赤、青、黄色、オレンジなど各々カラーリングの異なるジャケットを羽織った16人は、大人数ならではの迫力あるパフォーマンスで、彼ららしいエンターテイメントをしっかりとアピールしてみせた。
THE RAMPAGEのスペシャルステージ
THE RAMPAGEのスペシャルステージ
アイドルマスター シャイニーカラーズ、IS:SUEも登場
ジャンルを問わず様々なアーティストを取り上げる本番組だが、その中でも特に幅広さを感じさせたのが、アイドルを題材にしたメディアミックス作品『アイドルマスター』シリーズ発のアイドルマスター シャイニーカラーズだろう。今回は同作品のキャスト(声優)から選抜された、関根瞳、希水しお、河野ひより、黒木ほの香、幸村恵理の5名が参加。この10月よりテレビで放送されているアニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』の主題歌「プリズムフレア」のパフォーマンスをテレビ初披露した。『アイドルマスター』シリーズは、各キャラクターを演じるキャストがそのアイドルになりきってステージで歌い踊る、いわゆる”2.5次元”アイドル×ライブの先駆的コンテンツとして知られるが、この日もキャストは後ろのスクリーンに投影されたアニメーションのアイドルと同じ衣装を着てパフォーマンス。歌声がキャラクターと同じなのはもちろんのこと、小指を立てるなどの細かい所作を含め、まるで作品世界のアイドルがその場で歌っているような実在性の高いステージングで、アイドルたちの輝きを表現した。
アイドルマスター シャイニーカラーズ
アイドルマスター シャイニーカラーズ
「番組に出てほしいアーティスト」というテーマで寄せられた1万通ものリクエスト、その中でも特にリクエストが多かったアーティストとして紹介されたのがIS:SUE(イッシュ)。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のファイナリスト、RIN、NANO、YUUKI、RINOによって結成された4人組ガールズグループだ。今年6月にリリースしたデビューシングル『1st IS:SUE』は、MAMAMOOなどの作品を手掛けてきたことで知られるパク・ウサンがサウンドプロデュースを担当しており、今回披露された同シングルのリード曲「CONNECT」もカラフルかつビビッドなサウンドメイクが施された、ガールズクラッシュなダンスチューンに。ドリル風の重低音ビートから浮遊感あるドラムンベースまで目まぐるしく変化するトラックと、強さと艶やかさを併せ持ったアグレッシブなダンスパフォーマンス、強固な意志を感じさせるボーカルやラップ。番組収録では「Z世代の選ぶネクストブレイカー」と紹介されていたが、今後、同世代の憧れの存在としてさらに注目を集めることになりそうだ。
IS:SUE
IS:SUE
クレナズム、KOMOREBI、GENICも熱演
今回の番組収録で唯一のバンドアクトとなったのが、福岡を拠点に活動する4ピースバンドのクレナズム。地元のシーンに根付きながらSNSやサブスクを駆使して全国にその名を広げ、クボタカイをフィーチャリングしたラップ入りのドリームポップ「解けない駆け引き」をはじめバンドサウンドだけに固執しない音作りを志向するなど、現代的な感性を持ったバンドと言えるだろう。ギター2本、ベース、ドラムスという編成の演奏で届けられたのは、彼らが劇伴も手がけた映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』の主題歌「リベリオン」。萌映(Vo, Gt)の真っ直ぐで透明感のある歌声、青春の疼きや大人への反抗心が描かれた歌詞、それらを抱えて前のめりに駆け抜けていくような疾走感溢れる楽曲。サビ入り前には萌映が「いきますよー!」と客席に呼び掛けて、そこからエモーショナルに想いを爆発させる。両サイドの竿隊も暴れるように弾き倒し、観る者に爽快な爪痕を残していった。
クレナズム
クレナズム
MC SAM、MAXI、YUTA、MATHEUS、DJ OTAの5人から成るKOMOREBIは、同じモデル事務所に所属するメンバーによって結成された、4MC+1DJのオルタナティブヒップホップユニット。2023年より音楽活動を本格化させるなか、2024年5月にリリースした「Giri Giri」の”ギリギリギリ happy”という一度聴いたら耳から離れない中毒性の高いフレーズと、その部分をフォーカスした「#ギリハピダンス」がSNSを中心にヒットを記録。TikTokでの総再生回数は25億回を超えており、9月にはスチャダラパーを新たに迎えた「Giri Giri Remix」を発表したことで、さらに広範囲での話題が期待される。収録ではもちろん「Giri Giri」が披露され、序盤はギリハピダンスを踊りながら各々のヴァースを繰り出しつつ、だんだんと動きもフリーになり、DJも前に出てきてみんなで賑やかにパフォーマンス。テレビ番組の収録というよりも、仲の良い友達連中が好きな音楽を肴にわいわい騒いでいる感じで、そのヴァイブスこそがSNSで人気を集めている理由のように感じた。
KOMOREBI
KOMOREBI
avexのDNAを継承する新ダンス&ボーカルグループ育成プロジェクト”a-genic PROJECT”から誕生した男女7人組ダンス&ボーカルグループのGENICは、今年7月にリリースされた配信シングル曲「LifE!!」を披露。メンバーの増子敦貴が作詞を担当したこの楽曲は、ファレル・ウィリアムズ「Happy」辺りにも通じる、オールドソウルのフィーリングをモダンにアップデートした陽気なハッピーソングで、軽快なブラスをフィーチャーしたレトロでポップなサウンド、男女混声によるキラキラしたボーカルワークが印象的だ。振り付けも思わずマネしたくなるキャッチーな動きが満載で、特にサビのクラップを取り入れた手振りなどは見ているだけで自然と心が躍ってしまう。自分らしい人生を送ることの大切さを、肩ひじ張らず気楽に教えてくれるこの楽曲のポジティブさは、7人のフレンドリーな雰囲気があればこそ伝わるもの。フォーメーションを含め息の合ったパフォーマンスにも、彼らのフレッシュな魅力がたっぷり詰まっていた。
GENIC
GENIC
以上、音楽性もスタイルもキャリアもバラバラの6組だが、そんなアーティストたちが一堂に会して混ざり合うという意味において、やはりテレビの音楽番組は大きな存在であることを改めて実感した。ネットやサブスクの隆盛によって音楽の聴き方が大きく変わった昨今だが、それらとはまた違ったルートでの新しい音楽との出会い、まだ見ぬポップスとのジョイントの機会を、本番組はこれからも届けてくれることだろう。
【写真ギャラリー】JOYNT POPS #1(記事未掲載カット多数)
『JOYNT POPS』放送予定
#1
2024年10月9日(水)17:40~18:29 <NHK BSP4K>※放送済み
2024年10月12日(土)23:30~24:19 <NHK BS>
出演:THE RAMPAGE、アイドルマスター シャイニーカラーズ、IS:SUE、クレナズム、KOMOREBI、GENIC
#2
2024年10月16日(水)17:40~18:29 <NHK BSP4K>
2024年10月19日(土) 23:30~24:19 <NHK BS>
出演:でんぱ組.inc、OWV、OCHA NORMA、Neil、パンダドラゴン
MC:藤本美貴
MCゲスト:古坂大魔王
番組ホームページ:https://www.nhk.jp/p/ts/YN8W23RVZR/
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