LISA・Tylaが語る、世界を熱狂させるグローバル・アイコンの素顔
Rolling Stone Japan / 2024年10月29日 17時30分
BLACKPINKのメンバーで、シンガー&ラッパーのLISAと、「Water」のバイラル・ヒットで一躍トップアーティストの仲間入りを果たした南アフリカ出身のシンガー、タイラ(Tyla)がローリングストーン誌の名物企画「Musicians on Musicians」に降臨。好きな食べ物や手に入れた名声、自国文化の発信者としての使命などについて語った。
【写真ギャラリー】同誌に掲載されたリサ&タイラの写真
2024年初頭、偶然にも同じ時期にロサンゼルスを訪れていたタイラとリサの空き時間が重なった。振り返ってみると、それは運命といってもいいくらい完璧なタイミングだった。タイラはデビューアルバム『TYLA』(2024年3月22日リリース)のリリースに向けて準備をしていたところで、リサは曲づくりのためにプロデューサー兼ソングライターのSammy Sosoとスタジオに入っていた。Sammy Sosoといえば、タイラとLISAの両方と仕事をした経験をもつ人気音楽プロデューサーだ。その人が来ているということで、タイラがスタジオにいるLISAを訪れ、デビューアルバムを最初から最後まで聴いてもらった。「どんな反応が返ってくるのか、全然わかりませんでした」と、タイラは初めてLISAに会ったときのことを振り返る。「でも、LISAはとっても優しくて、最高にキュートな人だと思いました」
それから数カ月後の7月初旬の某日、ふたりのグローバル・アイコンが本誌の撮影のためにロサンゼルスのヘンソン・レコーディング・スタジオに集結した(撮影中のBGMは、ビヨンセの楽曲や90年代のR&B)。顔を合わせるのは久しぶりだが、ふたりはいまも連絡を取り合っているという。撮影がはじまると、互いを褒め合いながら、カメラの前でそれぞれの魅力を最大限に発揮していく。タイラがセクシーな眼差しでカメラを覗きこむのを見て、LISAが「ワオ!」と叫んだ。ワインレッドのレザートレンチコートを羽織ったLISAの番が来ると、今度は「最高!」とタイラが声をあげた。
タイラとLISAには多くの共通点がある。そのひとつは、ふたりとも一躍スターダムを駆け上がり、グローバルスターとしての名声を勝ち取ったことだ。地球上でもっとも成功したK-POPグループのひとつであるBLACKPINKのメンバーとして活躍するタイ出身のLISAは、いまでは誰もが知る国民的スターだ。対するタイラも、南アフリカを代表するアーティストのひとりとして、世界から熱い視線を注がれている。先日も「Water」によって、南ア出身アーティストとして50年以上ぶりに全米シングルチャート「Billboard Hot 100」にランクインするという快挙を達成したばかり(最高で7位を記録)。新世代歌姫は、ポップスの要素を織り交ぜたアマピアノ・サウンドで世界中を虜にしている。
撮影後、LISAとタイラはソファに腰掛け、自分たちが現在直面しているキャリアの重要な局面について語り合った。このときタイラは、BETアワード2024新人賞と最優秀インターナショナル・アクト賞を受賞したデビューアルバムのデラックス・エディション『TYLA+』 を10月11日にリリースしたばかり。対するLISAは、ライアン・テダーをプロデューサーに迎えたシングル「Rockstar」(6月28日リリース)とともにソロ活動を再始動させた。このほかにも、スペイン出身のポップ・アイコン、ロザリアとのコラボ曲「New Woman feat. Rosalía」(8月15日リリース)や、シックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの「Kiss Me」をサンプリングしたポップソング「Moonlit Floor」を10月3日にリリースするなど、その活躍ぶりには目覚ましいものがある。そんなLISAが、次のコラボ相手にタイラを選ぶ日もそう遠くないのかもしれない?
LISA:まずは、(BETアワード受賞)おめでとうございます! 2冠だなんて、すごすぎる! 本当におめでとう!
タイラ:ありがとう! LISAも「Rockstar」リリースおめでとう! MVも、めちゃくちゃかっこいいよね。
LISA:ありがとう。MVは故郷のタイで撮影したんだ。
タイラ:そうなの⁉︎ いいよね、タイ。とってもきれいな国だよね。
LISA:好きなタイ料理はある?
タイラ:トムカーガイ[鶏肉のココナッツミルクスープ]。正しく発音できてないかもしれないけど。
LISA:そんなことない! ちゃんと言えてるよ。
タイラ:11月にタイでライブをするんだ。
LISA:そうなんだ! あとで日にちを教えて。観に行くから。
タイラ:いろいろ現地を案内してね。最後に帰省したのはいつ?
LISA:2週間前。
タイラ:いいなぁ。私は、もう長いこと南アフリカに帰っていなくて。最後に帰省したのは、クリスマスの時期かな。
LISA:そうなんだ。アメリカはどう? カルチャーショックを受けることはある?
タイラ:南アフリカとは全然ちがう。食べ物から話し方まで……何から何までちがうことだらけ。トイレも全然ちがうんだよね。アメリカのトイレでは、水を流すと最初に水がわーっと流れてきてから、穴の中に吸い込まれていくでしょう? 南アフリカでは、いきなり吸い込まれていくの……って、なんでトイレの話をしているんだろう。とにかく、全然ちがうの。LISAは、アメリカ料理は好き?
LISA:そもそもアメリカ料理って何だろうね。ピザとかハンバーガーとか? ロスに来ると、ついついタイ料理や韓国料理、中華料理ばかり食べてしまう……。タイラのお気に入りの南アフリカ料理はなに?
タイラ:おすすめはブラーイ。バーベキューに近いんだけど、いろんなスパイスを使うの。
LISA:「Rockstar」のMVの話に戻るけど、このMVにはタイの要素がたくさん盛り込まれていて。だから観た人はすぐに「あ、タイだ。LISAは自分の国を誇りに思っているんだ」ってわかってくれるはず。
タイラ:タイの人たちも、LISAのことを誇らしく思っているよ。
LISA:タイラも南アフリカの人たちの誇りだよ。
タイラ:私の場合、自国の文化を世界の人たちと分かち合うことは、昔からの夢だった。それまでの道のりは楽しかったけど、大変でもあった。多くの人が理解できるものではないから。だから、南アフリカの文化に関心がない人と距離を置くことに慣れる必要があったの。でも、関心がある人に南アフリカの多様な文化や言語、ダンス、チャントを教えるのは素晴らしい経験だった。みんながそれを楽しんでくれている姿を見ると、すごくワクワクする。
LISA:「Water Challenge」が大好き。私もやってみたいけど、ぜったい無理だと思った。
タイラ:何言ってるの? ダンサーなのに!
LISA:タイラみたいに腰を振れる気がしない。
タイラ:私が教えるから!
LISA:4、5歳のときにダンスを習いはじめたんだけど、ダンスは、私が世界で一番好きなこと。誰かに「LISA、踊って!」と言われたら、「いいよ! 踊るから見ててね」って嬉しくなる。ダンスは楽しいし、私のパッションでもある。歌やラップはパフォーマンスだけど、私にとってダンスはすごく自然なもの。何も考えずにできるものなんだ。
タイラ:LISAのダンスのすごいところは、難しいのに楽々とこなしているように見えるところだよね。アフリカ文化とダンスは、まさにふたつでひとつって感じ。ネット上で拡散されたアフリカのダンスのほとんどは、南アフリカの人であれば誰でも踊れると思う。私たちにとってダンスは、スピリチュアルで自然なもの——代々受け継がれてきたものなんだ。もともと「Water」のダンスは、アマピアノとポップスを融合させた曲のためのダンスじゃない。でも、個人的にはあのダンスの見た目が気に入っていたから、「Water」でやってみることにした。SNSは、南アフリカの文化を世界に発信するためのきっかけをつくってくれたと思う。いまでは、そういうダンスを大きな会場で披露できることに幸せを感じている。理由はわからないけど、あのダンスが「Water」にハマったんだ。
LISA:私は、「Water Challenge」がきっかけで、初めてタイラのことを知った。ステージの上で水を浴びながら踊っている姿を見て「この子は誰?」って見入ってしまったことを覚えている。それからタイラの曲や活動をチェックするようになった。
タイラ:私にとってLISAは、BLACKPINKの推しメンだから。いい意味でグループに尖った雰囲気をもたらしていて、それがすごくかっこいい。LISAのラップや動き、ファッションも最高にかっこいい。親友といつも動画を観ていたの。
LISA:そう言ってもらえるなんて、嬉しいな。
タイラ:お世辞じゃないから。
THE STUDIO:ロサンゼルスのヘンソン・レコーディング・スタジオ
1917年にチャーリー・チャップリンによって設立され、後にハーブ・アルパートとジェリー・モスがA&Mの本社として引き継ぎ、数え切れないほどのアーティストがレコーディングを行なったこのスタジオは、2000年頃にジム・ヘンソン・カンパニーが購入した。
代表作:ジョニ・ミッチェル『Blue』、ナイン・インチ・ネイルズ『The Downward Spiral』、ブルース・スプリングスティーン『Tunnel of Love』
「ずっと前から、K-POPアーティストがファンを大切にする姿勢に感銘を受けてきた」(タイラ)
ーLISAさんは、BLACKPINKのメンバーとして長年ラップやダンスの練習に励んできたと思います。そんなLISAさんから、タイラさんに何かアドバイスはありますか?
LISA:タイラはそのままで最高です! あえてアドバイスさせてもらうとしたら、これからも情熱を燃やし続けて、かな。すでに完璧にできていますけどね。
タイラ:ところで、国民的スターとして生きるのは大変じゃない?
LISA:確かに、プライバシーはないと言ってもいい。タイラも、身をもって経験していると思うけど。どこに行っても、スマホを向けられてしまう。写真を撮られる準備ができていないときもあるのに。ノーメイクで部屋着のまま外食できたらいいな、って思うこともある。そうしたことが少しストレスだけど、最近は慣れてきたかな。
タイラ:K-POPの動画やダンス、ファンベースなど、人を虜にしてしまうところが大好き。楽曲やMVは何というか……それ自体の世界観を持っているよね。K-POPのかっこいいところは、非現実的な世界に人を引き込めることだと思う。それってめちゃくちゃかっこいいよね。実際、私自身も刺激を受けた。タイラの世界というか、”タイガー”の世界をつくりたいって思うようになったから。
LISA:タイガーって、タイラのファンクラブ名だよね?
タイラ:そう。ずっと前から、K-POPアーティストがファンを大切にする姿勢に感銘を受けてきた。まさにそれがあるべき姿だと思うんだよね。私は、Instagramでファン限定のグループチャットをやっていて、特別なコンテンツを配信したり、時間を見つけてはおしゃべりをしたりしている。そういう場所でファンがつくってくれた動画を観るのが大好き。ファンと話をしたり、みんなが投稿した動画を観たりするのが本当に楽しい。世界中のリスナーと触れ合えるのも刺激的だと思う。「え? フィリピンの人なのに、私のことを知ってくれてるの?」みたいな瞬間が本当に好き。
LISA:タイラのことは、世界中の人が知ってるから! 南アフリカに帰ると、大騒ぎになるんじゃない?
タイラ:そうだね。でも、故郷のファンはそこまで熱狂的ではないかも。どちらかというと、「あ、タイラだ。記念撮影してください」って写真を撮って、それが終わると「どーも」って感じ。個人的には、いつどこでもリラックスして、左右ちぐはぐな靴下や、ブカブカのパンツを履いたりできるのが理想かな。
ータイラさんは昨年3月にデビューアルバム『TYLA』をリリースしました。LISAさんは、6月28日に「Rockstar」をリリースしています。リリースまでのそれぞれのプロセスについて聞かせてください。
タイラ:私の場合は、3年前にはじめました。
LISA:デビューアルバムの準備を?
タイラ:うん。
LISA:そんなに時間をかけたなんて、すごい!
タイラ:時間がかかった主な理由は、このアルバムに対して明確なビジョンを持っていたから。具体的には、アフリカン・ミュージックという自分のカルチャーに誠実であると同時に、ポップスやR&Bの要素を織り交ぜること。自分で納得のいくサウンドに仕上がるまで、たくさんの人と仕事をして、試行錯誤を重ねたの。でも、そのあとはスムーズだった。納得できるサウンドができたときは、本当にほっとした。
LISA:私の場合、「Rockstar」に取り組みはじめたのは、2、3年前かな。BLACKPINKのツアーが終わり、いまはひとりひとりがソロ活動に専念しているの。普段は韓国にいるプロデューサーと仕事をするんだけど、今回は新しいことに挑戦したい、私の新しい”色”を表現したいと思った。だから、RCAレコードと仕事をできたことは本当に幸運だった。RCAがプロデューサー探しをサポートしてくれたの。「Rockstar」を初めて聴いた瞬間に好きになったのを覚えている。いまは、アルバムを制作中。毎週新しいことがある。
タイラ:それってすごくワクワクするね。デビューソロアルバムを作っているってこと?
LISA:そう。大変だし、プレッシャーもあるけど、できるだけ楽しむようにしている。この時間は一瞬で過ぎ去ってしまうから、できる限り楽しんで、リスクをとることで新しい学びを得るようにしているの。グループで活動しているときは、頼りになるメンバーたちがいて、アドバイスが必要なときは、みんなに相談したら最高のアドバイスをしてくれる。でも、ひとりで活動しているときは「うーん、どうしよう」って感じ。
タイラ:自分で答えを見つけるしかない。
LISA:そう。「これが正しい判断なのかな?」とか「どうしたらいい?」とか、頭を抱えてしまうことばかり。だからこそ、リスクをとるようにしている。「私はこう思うんだから、こうしよう」みたいに。大切なのは、とにかく自分の直感を信じることかな。幸い、後悔したことは一度もないんだ。私自身が幸せなら、誰も文句を言わないから。新しいチャレンジといえば、[米HBOのドラマシリーズ]『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』シーズン3(公開日未定)に出演する機会をいただいて、俳優としてデビューすることが決まっていて。とても楽しみだけど、不安もある。でも、いままでたくさんMV撮影をこなして、カメラの前で表現してきたから、心の準備はできている気がする。8年間ずっと音楽をやってきて、ほかのことに挑戦する機会がなかったから、新しいチャレンジも必要かなと思って。
タイラ:だから、演技に挑戦したいと思ったんだ。
LISA:タイラも、やってみるべきだよ!
Photo by PHYLICIA J. L. MUNN
「自分が笑顔で前向きな気持ちになれることを見つけるようにしています」(LISA)
ー超多忙なおふたりですが、どのようにして休んでいるのでしょうか?
LISA:オフの日は、ひたすら家にいます。超内向的な性格なので。
タイラ:家でまったりするのはいいよね。
LISA:そういう時間も必要だよね。自由な時間があれば、家で犬と猫たちと過ごすのが好き。実は私、5匹の猫と暮らしているの。犬と猫と一緒にNetflixを観たり、ショッピングをしたり、おいしいものを食べに行ったり……それくらいかな。とにかく、ゆっくりするのが好き。タイラはどう?
タイラ:ひとりのときは、ベッドから出ない。
LISA:丸一日?
タイラ:うん。よくないよね。ベッドの中でドリトスとかサワーキャンディとか、お菓子を食べる。あとはTikTokやNetflixと昼寝をひたすら繰り返してる。ドラマチックな音楽を聴きながら湯船に浸かって、人生をリスタートするのも好き。特に理由はないんだけど。あと、ムードボードづくりも楽しい。
LISA:ライブを控えているときは、準備のためにいくつかのルーティンをこなします。タイラは、ライブ前は何かしてる? ごはんは食べる派?
タイラ:ライブ前は、何も食べられないんだよね。ライブの日は、何時間も前に食事を済ませるようにしてる。そうしないと、うまくいかないような気がして。消化不良になったらどうしようって不安になる。そういうリスクはおかしたくないから。ライブ前はスタッフと一緒にお祈りをしたり、陽気な曲を聴いたり、笑ったりするのが好き。とにかく自分に意識を集中させて、最高のライブになるって信じる。
LISA:私は、ちょっとだけ仮眠をとるようにしてる。エネルギーをチャージしたいから。15分後にアラームをセットして、起きたらカップ麺を食べる。2、3口食べれば十分。あとは、エナジードリンクを少し。全部は飲めないから。
タイラ:仮眠? あり得ないんだけど!
LISA:でしょ? でも、仮眠をとらないと無理なの。
タイラ:いまの仕事をしていなかったら、どんな仕事をしていたと思う?
LISA:客室乗務員かな。子どもの頃、飛行機に乗ったときに「お食事は何になさいますか?」って親切に聞いてもらえて嬉しかった記憶があるの。制服もメイクもきれいで、みんなの荷物を手伝っている姿も素敵で憧れた。タイラは? すごく気になる。
タイラ:正直にいうと、エンターテインメント業界で働いている姿しか想像できなかったんだ。でも、バービー人形は大好きだった。いろんな職業のバービー人形がいるじゃない? いま思うと、ありとあらゆる職業に就いてみたかったのかも。実際にその職業に就くことよりも、ルックスや制服に憧れていたんだと思う。
LISA:タイラって、バービー人形みたいだよね。メットガラ2024で着ていた”砂ドレス”[バルマンのクリエイティブ・ディレクターのオリヴィエ・ルスタンがデザインしたもの]も最高だった。かなり歩きづらそうだったね。
タイラ:そうなの! ドレスを着たまま階段の上り下りを練習させられて……「最終的には、抱えてもらわないと無理かも」って言った。そうしたら、本当にその通りになった。でも、あのハプニングのおかげであのドレスがより素敵に見えた気がする。
LISA:私も、いろんなファッションに挑戦するのが好き。誰も着たがらないような大胆な服でも、自分なりに着こなせる自信がある。そういうファッションが好きだし、それが私らしいと思ってる。タイラはどう? やっぱりミニスカートが好き?
タイラ:うん。基本的には、いまの自分の気分に合った服を着るのが好き。音楽の響きやその時の気分にかかわらず、そうした要素をひとつに融合させるのが大好き。そもそも、そういうものはひとつなんだと思っている。自分のアルバムと音楽、その他すべてがひとつの世界を作り上げてくれたらいいな。それに、音楽に合わせてドレスアップすることで、音楽がもっと楽しくなるよね。
ーご自身の仕事にやりがいや喜びを感じる秘訣は?
LISA:ずっと憧れてきた仕事ですから、アーティストとして活動できることに幸せを感じています。曲づくりやダンス、ファッションなど、ありとあらゆることを続けていきたいと思っています。どれも私の大好きなことですから。繰り返しになってしまいますが、できるだけ楽しむようにしています。母親がツアーに同行してくれることがあるのですが、そうした小さな幸せ——自分が笑顔で前向きな気持ちになれることを見つけるようにしています。
タイラ:素敵な答えだね。私も、幼い頃からずっと歌手に憧れてきました。南アフリカ出身の活発な子どもだった私にとって、それは夢のまた夢でした。これは、はじまりに過ぎませんが、私はすでに多くの仲間たちが到達できなかった地点まで来ることができました。それを贈り物ないし恩恵ととらえて、日々感謝するようにしています。そうした小さなことが私の原動力になっています。夢は叶うと証明できたことで、故郷の多くの人々に勇気を与えられているような気がするからです。
ー2025年の抱負を教えてください。
LISA:いまは、いろんなプロジェクトに同時進行で取り組んでいます。ドラマもそうですし、アルバムに向けてどんどん曲も作っていきたいです。来年もたくさん曲を作って、またメンバーと一緒に活動するのが楽しみです。みんなと再会して、それぞれのプロジェクトを分かち合うのが待ち遠しいですね。
タイラ:みんな、LISAの活躍を誇らしく思ってくれるよ。メンバーが支えになってくれるのは、本当に素敵だよね。
LISA:私も、みんなのことを誇らしく思うはず。みんなとっても優しくて、頼もしい存在なの。
タイラ:私は、これまでの道のりを振り返って、ひとつひとつの節目を称えたいです。あと、自分の個性をもっと表現していきたいです。私は、プライバシーを大切にするタイプなので、世間に自分のことを知られることにあまり慣れていません。自分のことは人に知られたくないのですごく苦労しましたが、最近は慣れてきました。これからは、もっと多くの人に心を開いていきたいですね。
LISA
最新曲「Moonlit Floor」配信中
https://LISAJP.lnk.to/MoonlitFloorRS
Tyla
最新アルバム『TYLA +』配信中
https://tyla.lnk.to/TylaDeluxeRS
LISA
世界的ガールズ・グループ=BLACKPINKのメンバーとして知られ、2021年にはソロシングル「LALISA」と「MONEY」がビルボード・グローバル200チャートのトップ10入りを果たしているLISA。更に2023年には「インスタグラムで最もフォローされたK-POPアーティスト」というギネス記録を更新(2024年6月時点でのInstagramフォロワー数は1億300万人)。また同年、「MTV Video Music Awardsで初めて受賞されたK-POPソロアーティスト」、「MTV Europe Music Awardsで初めて受賞されたK-Popソロ・アーティスト」のギネス記録も達成。2024年4月に、自身のマネジメント会社<LLOUD CO.>とソニーミュージック傘下の<RCA Records>とのパートナーシップ契約を発表。新たなフェーズに突入し、同年6月には「Rockstar」、8月には「New Woman feat. Rosalía」、10月には「Moonlit Floor」と立て続けにシングルをリリースし、本格的にグローバル・アーティストとしての進化が加速中。
Tyla
南アフリカ、ヨハネスブルグ出身、2023年7月にリリースした「Water」が全世界のチャートを席巻し、2024年にはグラミー賞、BETアワード、Billboardアワード、MTVアワードを総なめにし、今夏サマーソニック2024年にて初来日、圧巻のパフォーマンスを魅せたアマピアノの新星歌姫=タイラがデビューアルバム『タイラ』に新曲3曲を追加収録したデラックス版『タイラ +』を10月11日にリリース。本作には、南アフリカ出身のDJ/プロデューサーのトニー・ドゥアルドと、シンガーのオプティミスト、マエストロをフィーチャーし、現地の音楽やダンス文化を感じさせられる「シェイク・アー」や、タイラの透き通った歌声がR&Bとアマピアノにうまく融合した「プッシュ・トゥー・スタート」と「バック・トゥー・ユー」の3曲を追加収録している。
Executive Producer: KIMBERLY ALEAH. Co-Executive Producer/ Sound Mixer: TARA REID. Lisa: Makeup by EMILY CHENG. Hair by HYEYEON JANG. Nails by SOJIN OH using APRÉS NAIL. Tyla: Styling by KATIE QIAN. Hair by LOUIS SOUVESTRE. Makeup by MATTHEW FISHMAN. Outfit by MOWALOLA. Jewelry by SWAROVSKI. Shoes by ALAMEDA TURQUESA Producer: KIM HOYOS. Director of Photography: NATALIA MOSCOSO. Lighting Technician: GABE SANDOVAL. Camera Operator: ERIKA MORTON and PASCALE WILLIAMS. Editor: DENNIS THOMAS. Color Grading: AYUMI ASHLEY. Photographic assistance: COLIN JACOB and TROY UPPERMAN. Digital Technician: SEAN MOORE.
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