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reGretGirl、10年分の感謝と溢れまくる愛を伝え続けたZepp DiverCity

Rolling Stone Japan / 2025年1月22日 18時0分

reGretGirl(photo by 宇都宮)

reGretGirl が共にライブを創り上げたいアーティストに"ラブ・コール"を送る対バンツアー「LOVE × CALL TOUR」。1月9日、3度目の開催となった同ツアーのツアーファイナル公演「reGretGirl presents. LOVE × CALL TOUR 2024-2025 FINAL - 10th Anniversary ONEMAN LIVE -」が、Zepp DiverCityにて行われた。2024年の年末に行われた5公演とは異なり、この日のツアーファイナル公演はワンマンライブとして開催された。それはつまり、ファイナルの対バン相手は一人ひとりのファンである、ということ。はじめに結論から書いてしまえば、一切衒いなく、あまりにも直情的に、何度も何度も3人からファンに向けて熱烈な愛が送られ続けた、あまりにも熱い一夜となった。順を追って振り返っていきたい。

【画像を見る】reGretGirl、Zepp DiverCity公演

開演と同時に、スクリーンに、reGretGirlが現メンバーで初めてライブを行った記念日「2015・1・10」が映し出される。過去のライブ映像がコラージュされて映し出されていく中、日付が現在へ向けて進んでいき、最後に、今回の公演タイトルが映し出される。そしていよいよライブが開幕。前半は、メンバー3人のみの体制。10周年イヤーの幕開けを飾るこの日のライブの熱き口火を切ったオープニングナンバーは、「ブロッサム」。鉄壁の3ピースサウンドを推進力にして、平部雅洋(Vo・G)の逞しい歌声が、まるで一人ひとりの観客が胸に抱く切実な想いを包み込んでいくように力強く響き渡っていく。そして観客は、大きく手を掲げながらバンドの想いに応えていく。平部の「こっからもっと盛り上がっていける?」という呼びかけから「ピアス」へ。曲中、平部は「今日もずっと愛し合ってくれよ」と告げ、フロアの空気がさらにグッと高まる。そして、「もっといこう、もっといこう!」「まだまだいけるよな!」という熱烈なアジテーションから「after」へ。熱く昂る3人のライブパフォーマンスに負けじと、懸命に拳を何度も突き上げて応えていく観客たち。まだオープニングパートにもかかわらず、クライマックスのような熱気と一体感だ。続いて、「久々の曲やっていい?」という前置きから「よわむし」へ。この曲が披露された時のフロアの高揚から、多くの観客が長年にわたりこの曲を愛し、ライブ披露を待望していたことがありありと伝わってきた。


(photo by 宇都宮)

「10年目の1本目。最初で最後。全部持って帰ってください」。バンドを代表して平部が全身全霊の想いを伝え、「一番最初に作った曲」と紹介された「帰り道」へ。そして、鮮やかに疾走する「ロードイン」を経て、前田将司(Dr)による爆裂的なドラムソロがかまされ、「2025年が始まったばっかりですが、さっそく一緒に振り返っていきましょう」という平部の呼びかけから「ルックバック」へ。サビでは、平部の歌に十九川宗裕(B)と前田のコーラスが重なり、間奏では、平部が上手の端、十九川が下手の端へ繰り出し、前方の観客と熱いコミュニケーションを重ねていく。MCパートでは、平部は、「今日のために(ダイエットして)めちゃくちゃ絞ってきた」と今回のライブにかける意気込みを伝え、「ピッチピチのシャツ着てきました」という言葉にフロアから温かな拍手が送られる。「2025年は筋肉やぞ」と力強く語った平部は、「次、バラードゾーンなのに、こんなMCしてしまった」と反省しつつ、今回は、10年間の歴史を満遍なく振り返るセットリストを用意してきたことを伝えた。そして、「外せない曲」と紹介された「room」へ。続けて、「デイドリーム」を披露。平部の歌は、歌詞を歌う、というよりも、胸の内で否応もなく昂るエモーションがとめどなく溢れてきてしまっている、という表現のほうが正しいと思えるような直情的なもので、改めて、その熾烈な気迫に圧倒されてしまった。一転、「一番美しい思い出を歌います」「今日ここZepp DiverCityに、一番温かい風が吹くように」という祈りを添えて披露された「スプリング」は、温かく親密な包容力を感じさせるもので、彼らの表現の幅に改めて驚かされた。

MCパートで、前田は、これまでの10年について「体感3年」と振り返り、十九川は、数年前まで会社員とバンドを掛け持ちしていたことを振り返りつつ、「皆さんのおかげで脱サラできました」とファンに感謝の気持ちを伝えた。平部も、この10年間について、「どんだけ思い出しても、みんなの顔しか出てこないです。ありがとうございます」と感謝を告げ、そして、「『デイドリーム』やったから終わった気になってるやろ」「まだまだ上がっていこう。いける? いける?」と煽り立て、ここからライブは後半へ突入。後半は、サポートギタリスト&サポートキーボーディストを迎えた5人体制。彩りと深みが増した豊かなバンドアンサンブルを通して、「バブルス」「best answer」を披露。そして、十九川がステージ中央で渾身のベースソロを届け、平部が「いつまでもいつまでもいつまでも、終わらないと思ってたぜ」と語り、「グッドバイ」へ。平部は、ハンドマイクでステージを往来しつつ、自ら手を上下にバウンスさせながら会場全体の一体感と高揚感を高めていく。また、曲の終盤ではステージを降り、最前列の観客とゼロ距離でコミュニケーションを交わしていき、続く「KAWAII」では、「ここにいるお前ら全員かわいい!」と叫びながら、眩い肯定感を観客全員と共に分かち合ってみせる。



MCパート(ここでは、これまでのライブではMCで喋る頻度が少なく、声を聴くとご利益があると言われていた前田が、今後は普通に喋っていくことが伝えられた)を経て届けられたのは、2024年にリリースされた現時点での最新曲「ロスタイム」。爽快に、力強く加速していくバンドサウンドを受けながら歌う平部は、「一緒に走ってくれよ!」と観客に呼びかけ、観客はこれまで以上に高く手を上げながらバンドに伴走していく。次に、「このツアーで大事にしてきた曲」と紹介された「winter」へ。冬の季節の心情に優しく寄り添ってくれるような感動的な名演を経て、数ある楽曲の中でも特にストレートなラブソング「ダレヨリ」へ。曲の終盤、平部は、涙を拭うようにしながら歌っていたが、彼はそのことについて、次のMCで、「なんか勝手に10年を振り返ってました」と明かした。そして、これからも大きな愛を歌っていきたい、ラブコールをみんなに届けていきたい、と宣誓し、「ここにいるお前ら全員に捧ぐ!」と力強く告げた上で「純ラブ」へ。観客は、大らかなハンズクラップを重ねたり、大きく上げた手を左右にウェーブさせながら、バンドのライブパフォーマンスに熱く温かな彩りを添えていき、そして、平部が「一緒に終電逃そうぜ!」と叫び、さらに熱烈な高揚感が会場全体を満たしていく。そしてその高揚は、「愛すべき地元の歌」と紹介された爆速ロックナンバー「ルート26」、渾身の代表曲の一つ「Shunari」へと引き継がれていく。熱烈な大合唱を受けた平部は、「ありがとう、大好きやぞ、マジ」「月並みな言葉かもしれないけど、心がすごいあったかいです」「これからも隣にみんながおってくれたらめちゃくちゃ嬉しい」と溢れ出る想いを語った。そして、「今からみんなで一緒にでっけえホームラン打ちませんか?」という呼びかけから「ホワイトアウト」へ。平部は何度も歌いながら感極まり、その度に観客が懸命に歌声を重ねていく。その後も、「一緒に行くぞ!」という平部の言葉に応えるように次々と合唱が巻き起こっていく感動的な展開が続き、最後に平部は、「マジで、マジで、ありがとう。みんな大好き!」とめいっぱいの愛を伝え、ライブ本編は幕を閉じた。


(photo by 宇都宮)

アンコール冒頭の告知映像では、4月2日に新曲「エバーソング」が、初夏に3枚目のフルアルバムがリリースされることが伝えられ、また、アルバムリリースに伴い、6月から全国ツアー「reGrertGirl ONEMAN LIVE TOUR 2025」が幕を開けることが発表された。平部は、「ずっとずっとずっと、側にいてほしい」「ずっと愛し抜くから、ずっと愛してくれ」「ずっと側におるから、ずっと側におってくれよ」「いっぱい泣けよ、いっぱい笑えよ。忘れんなよ、ずっとreGrertGirlが側におるからな!」と際限なく溢れる想いを全て伝え抜き、アンコール1曲目「tear」を披露。平部は、曲の披露中も、本来の歌詞を超えて、胸の内で昂る想いをストレートに語り続けていく。「何十年も何百年もずっと一緒にいてくれよ」「絶対死ぬなよ」。その熾烈なパフォーマンスは、アンコール2曲目「soak」にも引き継がれ、平部は、クラウドサーフしながら全身全霊の想いを伝え抜いてみせる。圧巻の幕締めを経て、最後に平部は、「ずっと愛し合ってください。本当にありがとうございました!」とバンドを代表して約束と感謝の言葉を伝え、深々とお辞儀をした上でステージを去っていった。

セットリスト
1. ブロッサム
2. ピアス
3. after
4. よわむし
5. 帰り道
6. ロードイン
7. ルックバック
8. room
9. デイドリーム
10. スプリング
11. バブルス
12. best answer
13. グッドバイ
14. KAWAII
15. ロスタイム
16. winter
17. ダレヨリ
18. 純ラブ
19. ルート26
20. Shunari
21. ホワイトアウト
EN1. tear
EN2. soak


<リリース情報>

Digital Single「エバーソング」
配信日:2025年4月2日(水)

<ライブ情報>

reGretGirl ONEMAN LIVE TOUR 2025
2025年6月19日(木)千葉LOOK
OPEN 18:30/START 19:00
2025年6月22日(日)水戸LIGHT HOUSE
OPEN 17:30/START 18:00
2025年6月29日(日)奈良EVANS CASTLE HALL
OPEN 17:15/START 18:00
2025年7月5日(土)広島LIVE VANQUISH
OPEN 18:00/START 18:30
2025年7月6日(日)岡山YEBISU YA PRO
OPEN 17:30/START 18:00
2025年7月11日(金)F.A.D YOKOHAMA
OPEN 18:30/START 19:00
2025年7月13日(日)前橋DYVER
OPEN 17:30/START 18:00
2025年7月26日(土)浜松窓枠
OPEN 18:00/START 18:30
2025年8月2日(土)京都MUSE
OPEN 18:00/START 18:30
2025年8月3日(日)太陽と虎
OPEN 17:30/START 18:00
2025年8月8日(金)松本ALECX
OPEN 18:30/START 19:00
2025年8月9日(土)富山SOUL POWER
OPEN 18:00/START 18:30
2025年8月11日(祝月)岐阜CLUB-G
OPEN 17:30/START 18:00
2025年8月16日(土)仙台Rensa
OPEN 17:45/START 18:30
2025年8月17日(日)郡山HIP SHOT JAPAN
OPEN 17:30/START 18:00
2025年8月30日(土)福岡DRUM LOGOS
OPEN 17:00/START 17:45
2025年8月31日(日)鹿児島SR HALL
OPEN 17:00/START 17:30
2025年9月20日(土)函館 club COCOA
OPEN 18:00/START 18:30
2025年9月22日(月)札幌PENNY LANE24
OPEN 18:15/START 19:00
2025年9月27日(土)金沢EIGHT HALL
OPEN 17:45/START 18:30
2025年10月3日(金)高松DiME
OPEN 18:30/START 19:00
2025年10月4日(土)松山サロンキティ
OPEN 18:00/START 18:30
and more…

〇チケット先行販売
reGretGirl オフィシャル最速抽選先行
受付期間:1/20(月)19:00〜1/26(日) 23:59
URL:https://w.pia.jp/t/regretgirl-oneman-2025/

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