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道路陥没 下水緊急放流現場付近の住民に不安の声「臭気が…」 埼玉・八潮

産経ニュース / 2025年1月30日 14時5分

下水緊急放流の翌日にかなり濁った春日部中継ポンプ場の前の河川=1月30日午前、春日部市(昌林龍一撮影)

埼玉県八潮市で陥没した道路にトラックが転落した事故で、下水道管破損などで穴に流れ込む水量を減らすために下水を近くの河川に流す緊急放流を始めた春日部市の中継ポンプ場付近では30日、付近の住民らから、不安と困惑の声が聞かれた。

現場近くにいた春日部市内に住む元建築関連会社役員(77)は、放流した川から臭気が漂っていることを強調。「放流で川が増水し攪拌(かくはん)されたことで、泥の中などにたまっていた何らかのガスが空気中に出たからではないか」と困惑の表情もみせた。

ポンプ場周辺で毎日、生物観察をしている春日部市の元会社員(74)は、緊急排出後に平常時に比べて水の色が濁り臭気が発生していることを指摘。「数日前までいた鳥のシギがいなくなった」と話した。

現場近くのファミリーレストランに食事に来ていたさいたま市岩槻区の70代主婦は、「岩槻にも影響が及ぶのか。早く解決してほしい」と不安気な様子だった。

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