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チャイルドシート 滋賀は3分の1使用せず JAF・警察庁調査 取り付けに課題も

産経ニュース / 2024年10月10日 19時53分

道路交通法で6歳未満の乳幼児にはチャイルドシートの使用が義務化されている

JAF(日本自動車連盟)と警察庁が今年5月に合同で実施した自動車乗車中の6歳未満の子供を対象とした「チャイルドシートの使用状況」調査で、滋賀県内の使用率は66・2%(昨年68・2%)と全国平均(78・2%)を大幅に下回り、約3分の1が使用していなかったことが分かった。JAFは「交通事故から子供の命を守るためにも、適正なチャイルドシートの使用を啓発していく」としている。

全国で最も使用率が高かったのは愛知で91・7%。次いで岐阜(90・6%)、富山(89・5%)などと続いた。最も低かったのは、沖縄で54・0%だった。

道路交通法では自動車乗車中の6歳未満の子供のチャイルドシート着用は義務付けられている。県内の利用率が低いことについて、JAF認定セーフティーアドバイザーでJAF滋賀支部事業課の広瀬隆一さん(59)は「理由はわからないが、滋賀でも赤ちゃんや低年齢の子供ではしっかりチャイルドシートを使っている。年齢が上がるに従って、使っていないケースが見受けられる」と指摘する。

一方、同時に全国16カ所で実施した取り付け状況調査では、「しっかり取り付け」は69・8%、残りの30・2%は「腰ベルトの締め付け不足」や「座席ベルトの通し方間違い」などだった。また、着座状況調査では、「しっかり着座」は55・7%。44・3%が「ハーネスの締め付け不適正」など間違った使い方で、課題があることが分かった。

ジュニアシート活用も

今年8月に福岡市で、軽乗用車に乗っていた7歳と5歳の姉妹が死亡する事故があった。衝突のはずみで姉妹の腹部がシートベルトに強く圧迫されたのが原因とみられている。

この事故について広瀬さんは「シートベルトが正しく着用できるのは身長150センチくらいから。法的には6歳でチャイルドシート卒業だが、身長150センチくらいまではシートベルト移行期に適したジュニアシート(学童用のチャイルドシート)を使い、子供の命を守ってほしい」と話している。(野瀬吉信)

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