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沖縄・玉城知事、〝牛歩〟による抗議は「指導の法的根拠なし」 辺野古ダンプ事故巡り

産経ニュース / 2024年7月5日 12時51分

記者会見に臨む沖縄県の玉城デニー知事=5日午前、那覇市(大竹直樹撮影)

沖縄県の玉城デニー知事は5日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡した事故に言及し、牛歩戦術による抗議活動をしている人たちに、指導などは行っていないと明らかにした。

事故は県が管理する国道449号で発生したが、「歩道上の歩行者については、指導などを行う法的根拠がないことから特段の対応は行っていない」と述べた。

土砂の搬出港付近では、市民団体のメンバーがプラカードを持ってダンプカーの前をゆっくりと横断し、牛歩戦術で土砂の搬入を遅らせようとする抗議活動を続けてきた。ただ、大型車であるダンプカーは死角も多く、直近を何度も高齢のメンバーが横断するという抗議手法を巡っては、危険性を指摘する声も少なくない。

玉城知事は、記者から牛歩戦術という抗議手法について認識を改めて問われたが、「法的根拠がないので特段の対応は行っていない」と繰り返すのみだった。

事故については、「県民の安全に責任を持つ者として極めて遺憾。亡くなった県民の方には謹んで哀悼の意を表する。重傷を負った県民には一日も早い回復を心から願っている」と語った。

一方、今回の事故を受け、沖縄県労働組合総連合は5日、那覇市内で会見し、「事故は自己責任ではなく、(防衛省沖縄)防衛局の管理監督責任。県民の望まない辺野古新基地建設を強行しているのは日本政府である」として、日米安保条約の破棄、在日米軍基地の全面撤去などを強く求める声明を発表した。

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