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牛歩の市民団体「警備員の合図に問題」「飛び出したわけではない」 辺野古ダンプ事故

産経ニュース / 2024年7月1日 14時8分

土砂の搬出港近くで行われている「牛歩」による抗議活動=1月、沖縄県本部町(大竹直樹撮影)

沖縄県名護市安和(あわ)の国道で6月28日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に対する抗議活動をしていた女性がけがを負い、警備中の男性が死亡した事故で、牛歩による抗議活動をしている市民団体のメンバーが1日、産経新聞の取材に応じ、「危険な行為ではないという認識だ」と語った。事故に巻き込まれ、足の骨を折る重傷を負った那覇市の無職女性(72)は「あえて飛び出したわけではない」と説明しているという。

現場は辺野古移設工事に使う土砂を搬出する安和港の近く。土砂搬入のダンプカーに抗議するため車道に出た女性を名護市の警備員、宇佐美芳和(よしかず)さん(47)が止めに入り、その際、左折したダンプに2人とも巻き込まれたとみられている。

今回の事故現場や隣接する本部町内の土砂搬出港近くで抗議活動をしている市民団体によると、牛歩で抗議者が道路を横断し終わると、警備員がダンプカーに合図を送り、1台だけ出すという「暗黙のルール」があったが、2台続けてダンプカーを出すこともあったという。

事故当日は、宇佐美さんとは別の警備員がダンプカーに発車の合図を送っていたといい、市民団体のメンバーは「警備員の合図に問題があったのは明らかだ」との認識を示し、「(抗議活動をしている)これまで6年間、事故はなかった」と強調した。

足の骨を折る重傷を負った女性は搬送先の病院で一時意識を失ったが、29日夜に意識を取り戻し、「あえて飛び出したわけではない」と話したという。事故当時はこの女性のほかに2人のメンバーがおり、4~5人の警備員がいたという。

この市民団体と連携して活動している「オール沖縄会議」の関係者は産経新聞の取材に「事故が起こらないように法律に基づき、順法的な抗議をしている」と話した。

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