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「どうにか帰りたい」夏休みを直撃、酷暑も追い打ち 新幹線運転見合わせで新大阪駅大混乱

産経ニュース / 2024年7月22日 15時18分

保守用車脱線の影響で浜松~名古屋間の運転見合わせを知らせるホワイトボード=22日午前、大阪市淀川区のJR新大阪駅

22日に発生した東海道新幹線の一部区間の運転見合わせは、夏休みで遠出を予定する家族連れや訪日外国人客(インバウンド)を直撃した。新大阪駅(大阪市淀川区)では酷暑の中、足止めされた利用者でごった返し、混乱や疲労感に包まれていた。

「仕方がない。明日も休みが取れたので、もう1泊する」。家族とともに大阪を訪れ、栃木県へ帰宅予定だった男性会社員(56)は、翌日の切符を手にするため、窓口の列に並んだ。

名古屋-新大阪間は午前10時ごろに運転を再開したものの、ダイヤの大幅な乱れは山陽新幹線にもおよんだ。正午ごろになっても、切符の購入や払い戻しなどのために券売機や窓口の前に長蛇の列ができていた。

駅員は「本日の切符はそのままお持ち帰りください。後日切符をもって駅にお越しください」とアナウンス。運行状況を繰り返し伝えていたが、窓口前の列は何度も折り返しながら最後尾は約100メートル離れた別の改札口に差し掛かる場所まで延びていた。

この日は、大阪でも最高気温が35度を上回る猛暑日。駅構内は室内とはいえ、人混みで熱気が生じ、うちわや携帯扇風機を片手に汗をぬぐう人も散見された。大きなキャリーケースを持った外国人観光客は通路の端で疲れた表情で座り込んだり、うたた寝したりしていた。

神奈川県茅ケ崎市の会社員、清田守人さん(45)は名古屋までの切符をスマートフォンで予約しようとしたが、購入を試みた席が手続き中にほかの利用者に先に購入されてしまったといい、「今日中にどうにか帰りたい」と別の電車の空席がないか検索していた。

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