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京都市内で事故多発…自転車でのフード宅配、安全考える講習会

産経ニュース / 2024年11月14日 10時32分

酩酊状態を体験できるゴーグルを装着して歩く参加者=京都市右京区

自転車走行中の携帯電話使用(ながら運転)などに罰則を設けた改正道交法の施行を受け、京都府警はきんき安全自動車学校(京都市右京区)で、自転車を使ったフードデリバリーサービスを提供する配達員らを対象とした安全利用講習会を開いた。ウーバーイーツなどの配達員ら35人が参加し、正しい運転技術を学んだ。

府警によると、府内で起きる自転車が絡む事故のうち、約65%が京都市内で発生している。特に御池通周辺や四条通周辺などの市中心部で事故が多発しているという。また摘発も増加傾向にあり、令和5年は大半が一時不停止違反だった。

コロナ禍を経てフードデリバリーサービスの需要は拡大。狭い道が多い京都市内などを走る配達員らのマナー向上は課題となっている。

講習では自転車事故に関する座学に加え、配達員らが普段の自転車の運転を実演。マナー啓発や取り締まりを行う府警の「自転車取締小隊」などが2段階右折などの模範的な乗り方を指導した。

講習会に参加した京都市下京区の鎌田厚さん(29)は「(事故を起こさないよう)視野を広く持って運転することを心掛けたい」と話した。(森天音)

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