1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

辺野古ダンプ事故「あなたは県民を殺した責任者」 オール沖縄が防衛局に工事中止要請

産経ニュース / 2024年8月2日 17時42分

要請書を伊藤晋哉・沖縄防衛局長(右)に手渡す「オール沖縄」幹部=2日午後、沖縄県嘉手納町(大竹直樹撮影)

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡した事故を受け、玉城デニー知事の支持母体である「オール沖縄会議」は2日、防衛省沖縄防衛局に対し、事故原因の究明と安全対策が整うまで全工事の中止を求める要請書を提出した。

要請書は事故原因について「防衛局が辺野古『新基地』建設事業の工事を急がせるために、業者に無理を強いたことにあると思われる」と指摘。「現場で抗議運動に参加している市民には、非難されるべき事情は全くない」として、「民意と憲法に従い、安全に配慮した抗議運動を尊重すること」などを求めた。

防衛局の伊藤晋哉局長は「安全を確保する観点から(抗議者が)工事車両の前に飛び出さないよう必要な警告を行うなどの対応を取りつつ工事車両の誘導を行ってきた」と述べ、引き続き安全に留意しながら工事を進めていく考えを示した。

これに対し、「オール沖縄」幹部からは「抗議者が飛び出したかのような言い分は問題だ」「あなたは沖縄県民を1人殺してしまった責任者だ」などといった声が相次ぎ、要請は1時間近くに及んだ。

「オール沖縄」が7月18日に公表した資料によると、弁護士3人の立ち会いによる現地調査や被害者、目撃者らへの聞き取りの結果、重傷を負った女性と死亡した警備員が倒れていた場所は国道449号の車道部分だったが、2人がダンプカーに巻き込まれたのは7・3メートル手前の「車両乗入部」と呼ばれる歩道部分で、「あくまでも歩行者の通行が優先される場所」だったとしている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください