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大分県別府市のひき逃げ事件2年 東京駅前でも情報提供求めチラシ配布

産経ニュース / 2024年6月29日 17時41分

JR東京駅前でチラシを手渡し情報提供を求める大分県警の捜査員(右)=29日、東京都千代田区(橋本愛撮影)

大分県別府市でバイクに乗った大学生2人が軽乗用車に追突され死傷したひき逃げ事件から29日で2年となった。大分県警は県内の他、警視庁などと連携し、道交法違反(ひき逃げ)容疑で全国に指名手配している八田與一(よいち)容疑者(27)の情報提供を呼びかけた。

午後2時ごろ、JR東京駅(東京都千代田区)前では大分県警と警視庁の捜査員計13人が駅利用者らに八田容疑者の写真や似顔絵を掲載したチラシを手渡した。県外の警察と連携して活動場所を全国に広げるのは今回初。「容疑者はどこに潜伏しているか分からず、より多くの情報提供をいただきたい」(県警担当者)として、県内の他、東京、大阪、福岡の3都府県でも情報提供を求めた。

事件は令和4年6月29日夜、別府市の県道交差点で発生。八田容疑者は赤信号で停止していた男子大学生2人のバイクに軽乗用車でそれぞれ追突し、当時19歳の大学生が死亡、1人も負傷した。

事件直前に八田容疑者と死亡した大学生が話す様子が確認されており、現場にブレーキ痕がなく時速100キロ近い速度で衝突した可能性があることなどから、大分県警は故意に衝突した可能性もあるとみている。八田容疑者は事件後、車や荷物を残して逃走し、防犯カメラには裸足で走る姿が映っていた。着用していた黒いTシャツは現場から約2キロ離れたヨットハーバーで脱ぎ捨てられているのが見つかったが、その後の足取りは途絶えている。

警察庁は5年9月、凶悪性が高いとして、八田容疑者を道交法違反事件では初めて重要指名手配容疑者に指定。今年5月末までに5400件を超える情報が寄せられたが、いまだ行方は分かっていない。

大分県警交通指導課の山下基成次席は「一刻も早い検挙のために国民の皆さまの協力が必要。八田容疑者の人相や事件のことを覚えていただき、小さな情報でも連絡いただきたい」と話した。情報提供は別府署(0977・21・2131)。

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