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鳥が衝突するバードストライク 国内では年間1千件超発生 過去には大事故の原因にも

産経ニュース / 2024年12月29日 15時59分

29日に韓国で発生した航空事故は、鳥が衝突するバードストライクが原因となった可能性があると指摘されている。

バードストライクが起きると機体が損傷し、遅延や欠航のほか、今回のような大事故につながる恐れがある。国土交通省によると国内の空港では年間1千件超のバードストライクが発生。新型コロナウイルスの影響で航空機の発着自体が減少したこともあり、令和2年の発生件数は972件だったが、3年は1075件、4年は1421件、5年は1499件となっている。事故が起きるタイミングとしては着陸滑走中の事故が最も多く全体の約27%、次いで、離陸滑走中の事故が約21%となっている。

各空港で対策がとられており、関西国際、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港を運営する関西エアポートでは、今年3月から高周波の音波を使った装置の試験運用を始めた。また、国土交通省も鳥衝突の情報共有を目的としたサイトを立ち上げるなどして対応している。

2009年1月には、米ニューヨークで、航空機がハドソン川に不時着し、乗員・乗客が全員無事だったことから「ハドソン川の奇跡」と呼ばれた事故も、バードストライクが原因だとされている。国内でも今年7月、オリエンタルエアブリッジの福岡-対馬便で機体と鳥が衝突、プロペラが破損するなどの事故が起きている。

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