埼玉の道路陥没・トラック転落事故受けて神奈川県が下水道管の緊急点検 空洞調査も実施
産経ニュース / 2025年2月4日 13時59分
埼玉県八潮市で県道が陥没してトラックが転落した事故を受け、神奈川県は、大きな事故が発生する恐れのある下水道管の緊急点検を行っている。国土交通省は、1日30万立方メートル以上の処理場につながり管径2メートル以上の下水管について緊急点検を行うよう要請しており、相模川流域下水道のうち約58キロが対象。相模原市や平塚市、海老名市など8市町に上るという。
点検は1月30日に開始し、下水道管が埋設されている路面の変化や下水管内に土砂などが流入して流れが阻害されていないかなどを目視で調べている。対象のマンホールは303カ所となり、点検は7日までに終える予定という。異常があった場合は、下水管内での劣化の進行状況をテレビカメラを用いるなどして調査する。
3日には、相模原市との市境に近い座間市のマンホールで点検作業が行われ、作業員らがふたを開けて中に入り、下水管の状態などを確認した。県流域下水道整備事務所の担当者は「県民にも不安になっている方が多いと思う。一日も早く安全であるとお伝えして、安心して暮らしていただければ」と話した。
また、県は同日、国交省の要請を受けて道路下の空洞調査を追加で行うことを発表した。専用の調査車両により路上から電磁波を道路にあて、反射波を解析することで空洞があるかを判断するという。
県ではこれまでも、管理する下水道管について、地表面の異常などを目視で確認する点検を年に2回行うなどしてきた。今回の緊急点検対象となっている区間では、令和5年度末の時点で補修が必要とされた65カ所のうち、大きな事故の要因となりうる5カ所について、3月末までに緊急で補修を行う方針。残りの60カ所については、今後3年間で順次補修を行う。
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