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「現在もフラッシュバックで日常生活に支障」窃盗容疑で誤認逮捕の女性が国や兵庫県を提訴

産経ニュース / 2024年6月17日 20時6分

会見で誤認逮捕の被害を訴える女性=令和6年6月17日午後2時26分、神戸市中央区(高田和彦撮影)

兵庫県尼崎市内のコンビニエンスストアで昨年12月、現金を盗んだとして兵庫県警尼崎南署に窃盗容疑で誤認逮捕されたパート従業員の60代女性=尼崎市=が17日、誤認逮捕によって不眠や抑鬱の症状が生じたなどとして、国と兵庫県、コンビニの運営会社を相手取り、計330万円の損害賠償を求め、神戸地裁に提訴した。

訴状などによると、女性は昨年12月1日未明、勤務先のコンビニで店舗内の両替箱から現金数十万円を盗んだとして窃盗容疑で尼崎南署に逮捕された。しかし、盗んだとされた現金は本部に送金されており、窃盗の被害そのものがなかったことが判明。県警は、逮捕から約14時間半後に女性を釈放し、謝罪した。女性は一貫して容疑を否認していた。

原告側は訴状の中で「(女性が)現在もフラッシュバックに悩まされるなど日常生活を送ることにも支障が出ている」と主張している。

女性は17日、神戸市内で会見を開き、「何の罪もない人を犯人扱いすることで、どれほどの精神的ダメージを与えるか分かってほしい」と話し、「二度とこんなにつらい思いをする人がいなくなるようにしてほしい」と訴えた。

県警の正木博文監察官室長は「訴状の内容を検討し、関係機関と協議の上、適切に対応したい」とコメントした。

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