斎藤兵庫県知事への証人尋問、30日に決定 告発文書問題 県総務部長は体調不良

斎藤元彦兵庫県知事

兵庫県の斎藤元彦知事に関する疑惑などが文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会（百条委員会）の第４回会合が２日、開かれた。職員へのパワハラ疑惑について、３０日に斎藤氏に出頭を求め、証人尋問することが決まった。

パワハラに関する調査は２３日と３０日の２日間にわたって実施し、斎藤氏のほか県職員１０人に出頭を求める。２日の百条委では、証人に過度な心理的ストレスが生じることが想定される場合は、オンライン配信などをしない非公開の「秘密会」とすることが決定。２３日の県職員らの証人尋問は非公開で行われる。

一方、告発文書で名前の挙がった県の男性総務部長が、７月３０日から体調不良を理由に休んでいることが判明。知事の側近とされ、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性に対し、懲戒処分に向けた内部調査を行った人事課職員の上司にあたる。

同じく文書で名前が挙がった片山安孝氏が７月末で副知事を辞職。男性理事も体調不良を理由に自ら降格を申し出て、８月１日付で準特別職から総務部付の部長級に異動している。