豪でも売春勧誘か、会社役員ら再逮捕 「笑顔でお待ちしております」

警視庁＝東京都千代田区（本社ヘリから、川口良介撮影）

ウェブサイト上で女性にオーストラリアでの売春を紹介したなどとして、警視庁保安課は職業安定法違反の疑いで、東京都品川区の会社役員、臼井良夫被告（５４）、府中市の会社役員、大原洋介被告（４４）、大阪府箕面市の自営業、田中康博被告（６３）＝いずれも同法違反の罪で起訴＝を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。

保安課によると、３人は、求人サイト「海外出稼ぎシャルム」「オーストラリア出稼ぎエージェント」で、同国で営業する性風俗店に紹介したり、勧誘のメッセージを送ったりしていた。

３人は令和３年ごろから米国、オーストラリア、カナダに女性を紹介し、約２億円の収益を上げていたとみられ、臼井容疑者は調べに対し、「２００～３００人の女性を斡旋した」と話しているという。

臼井容疑者らは、「海外出稼ぎシャルム」で米国の性風俗店に女性を紹介したなどとして逮捕、起訴されている。

再逮捕容疑は共謀して昨年３月、応募した女性に「日本人スタッフが笑顔で貴女（あなた）をお待ちしております」などとメッセージを送り、臼井容疑者がシドニーで経営する店で売春させる目的で勧誘したとしている。